DESIGN クリエイティブなモノ・コト
谷川俊太郎さんの詩「朝のリレー」の英訳「Morning Relay」がチョコレートに。

こんにちは、haconiwa編集部のシオリです。
今日ご紹介するのは、なんとも美しいチョコートです。
活版印刷に着想を得て開発された、“詩”が刻まれた美しいチョコレート。
みなさんは、谷川俊太郎さんの詩「朝のリレー」を知っていますか?今回、その英訳「Morning Relay」が、なんとチョコレートになりました。
CDジャケットなど音楽関連のアートワークを主軸としたデザイン会社EYECON Ltd.が企画・運営するチョコレートショップ「EYECON SHOP」から発売となった、こちらのチョコレート。9月9日(金)に予約受付がスタートしています。
英訳を手掛けたのは、谷川俊太郎さんの作品の多くの翻訳を手がけられているウィリアム・I・エリオットさん。「Morning Relay」はこれまでに印刷物としての出版履歴がなく、印刷物としては初の刊行となるんだとか。
上製本の書籍をモチーフにしたパッケージにも注目!
チョコレートそのものだけでなく、上製本の書籍をモチーフとしたパッケージもとても素敵。表紙貼りの用紙にはヴァンヌーボ、帯にはパチカという紙を採用し、肌触りの良い仕上がりになっています。
表紙をひらくと、くり抜かれた頁の中に金色のアルミに包まれたチョコレートが!
最終ページには、同詩の活版印刷が施されているんです。製本は大村製本、印刷はサンニチ印刷が手がけています。
ちなみに、文字は写研書体のガラモンドを採用しているそう。こだわりのデザインを、チョコレートのお味とともに味わってみてはいかがでしょうか。
「xocol」の安全で美味しいチョコレート
チョコレートのこだわりは、見た目の美しさだけではありません。カカオとお砂糖のみでつくられた、香料、乳化剤、油分の追加、コンチングなしのチョコレートです。
手がけているのは、日本国内においてビーン・トゥ・バーの先駆けであり、高い評価を得ている工房「xocol」。厳選されたカカオ豆を自家焙煎し、石臼で丹念に粉砕、乳化剤や人工香料、油脂の追加もない自然なチョコレートを丁寧に作る工房です。
使用しているカカオは、「ペルー ピウラブランコ」。ペルー北部に位置する地域で、14の農家によって生産されているカカオだそう。色は白く繊細なフレーバーで知られる、ナシオナル種の祖で、グレープフルーツの様な苦味・酸味・ほのかな甘味がさわやかな朝をイメージさせるチョコレートなんだとか。
あえて溶かしていないお砂糖の粒のシャリリとした食感も楽しめる、こちらのチョコレート。美しい詩が書かれているため、そのままずっと残しておきたくなる気持ちもありつつ、食べると消えてしまう儚さも感じながら味わう時間は、なんとも魅力的です。
みなさんも、ぜひ谷川俊太郎さんの詩「朝のリレー」の英訳「Morning Relay」を、目で、味で、手触りで、味わってみてはいかがでしょうか?
Shuntaro Tanikawa「Morning Relay」
Translated by William I.Elliott and Kazuo Kawamura
内容量:1個 おおよそ35g
原材料名:カカオ豆(ペルー)、砂糖(種子島産粗糖)
製造:ショコル / xocol
価格:3,400円(税込)
URL:https://shop.eyecon.jp/items/66472480
NEWS 最新記事
PICK UP
注目記事
EXHIBITION
いまオススメの展示・イベント