DESIGN クリエイティブなモノ・コト
2冊で、総400点越え!いま見て、なお新しい。『昭和モダン 広告デザイン 1920-30s』『昭和モダン 看板デザイン 1920-30s』

こんにちは、haconiwa編集部 mo です。
毎週金曜日にお届けしている「週末読みたい本」のコーナー。本日ご紹介するのは『昭和モダン 広告デザイン 1920-30s』『昭和モダン 看板デザイン 1920-30s』の2冊です。
今からおよそ100年前、雑踏のなかで輝く昭和のデザイン
日本の都市が大きく変貌を遂げた大正後期から昭和初期、いわゆる「昭和モダン」と呼ばれた時代の広告デザインと看板デザインをご紹介する2冊。当時のデザインは、デザイナーのパイオニアともいえる当時の表現者たちが、時代の変化にたちあい、人の心を動かそうとした模索のあとが詰まっています。今見てもいきいきとした魅力に溢れる、多彩なデザインの世界をお楽しみください。
●昭和モダン 広告デザイン 1920-30s
まずご紹介するのは、『昭和モダン 広告デザイン 1920-30s』。本書では“昭和モダン”の広告デザインを紹介。チラシ、ポスター、紙面広告、カット(挿し絵)、包み紙など、200点を超える貴重な資料を一挙収録した1冊となっています。
カフェやバー、フルーツパーラー、洋品店などが立ち並び、都市文化が花ひらいた大正・昭和初期のデザインの数々。広告も同様に華やかなものが多く、見ているだけでワクワクします。
こちらはマッチラベルのデザイン。レトロでありながら、モダンでもある、まさに「昭和モダン」なデザインではありませんか?“懐かしい”の一言では終わらない、いまなお新鮮な驚きやいきいきとした魅力にあふれるデザインの数々。昭和モダン好きの方はもちろん、デザイナーの皆さんのアイデアにも役立つ1冊ではないでしょうか。
昭和モダン 広告デザイン 1920-30sポスター、チラシ、マッチなど。紙もの大集合!
出版社:青幻舎
定価: 2,420円(本体2,200円)
編集:青幻舎編集部
寄稿:平山亜沙子、浅生ハルミン
アートディレクション:原田祐馬
ISBN: 978-4-86152-874-3 C0070
●昭和モダン 看板デザイン 1920-30s
続いてご紹介する『昭和モダン 看板デザイン 1920-30s』は、“昭和モダン”の看板デザインを紹介。看板や街頭装飾、ショーウインドーなどのデザイン約200点を収録した1冊となっています。
広告デザインとの違いは、やはり個性的な造形ではないでしょうか。今ではなかなか見かけない、昭和モダンならではの、独創的な看板の造形の数々がおもしろいです。
店舗の意匠や設計計画も掲載されています。全体像を見るだけで、当時の空気感、いきいきとした街の雰囲気が伝わってきて、まるで昭和モダンの時代にタイムスリップしたようです。
各作家の創作図案文字範例も豊富に紹介されているので、タイポグラフィの好きな方や、デザイナーのみなさんにもぜひ読んでいただきたい1冊です!
昭和モダン 看板デザイン 1920-30sショーウインドー、店舗内装、ディスプレイなど。街角アイデア集!
出版社:青幻舎
定価:2,420円(本体2,200円)
編集:青幻舎編集部
寄稿:平山亜沙子、イトウユウ(京都精華大学国際マンガ研究センター特任准教授)
アートディレクション:原田祐馬
ISBN:978-4-86152-875-0 C0070
いかがでしたか?気になる方はぜひ1度手に取ってみてくださいね。
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