DESIGN クリエイティブなモノ・コト
校内に44種のポスターを掲示!攻めたコピーが面白い「富山大学・就活ガイダンス告知ポスター」

こんにちは。haconiwa編集部 モリサワです。
今回は思わず「ん?」と気になってしまう、ユニークな告知ポスター事例をご紹介します!
効果絶大!富山大学の校内に貼られた“就活ガイダンス告知ポスター”
年々、早期化していく学生の就職活動。最近では、わかっていてもなかなかスイッチが入らず就職活動に意識を向けられない学生も多いのだとか。そこで富山大学では、主催する就活ガイダンスに学生を集めるため、ユニークな告知ポスターを掲示しました。
ポスターのデザインを担当したのは、広告や企画、キュレーションなどを多く手掛けている「株式会社ROLE」。大学から依頼を受け、校内それぞれの掲示場所にちなんだシンプルなキャッチコピーが書かれた告知ポスターを制作・掲示しました。ポスターの効果は絶大で、なんとガイダンスの定員200名の枠に対して500名もの応募があったのだそう。
学生からの反響だけでなく、第62回富山県デザイン展で大賞の富山県知事賞や、HCC賞(北陸コピーライターズクラブ)も受賞しました。
ポスターは標語のような「キャッチコピー」と「イベントの概要」が書かれた至ってシンプルな構成。それだけにコピーのメッセージが心に“刺さる”内容になっています。
こちらの『いつやるの?ヒマでしょ!』は、あの先生のセリフを彷彿させるユーモアたっぷりなコピー。クスッと笑えてつい2度見てしまうコピーは全44種を制作。圧倒的な種類の多さにも驚かされます。
また、大事な情報が埋もれてしまわないように単独で目立つデザインにして、シャレの効いたキャッチコピーで「そろそろ就活を始めないとまずい」と思わせるアイデアを考案しています。
「ここにも!あそこにも!こんなところにも!?」学生と接する可能性のある場所に約200枚を掲示。
このポスターの特徴は、ユニークなコピーだけではありません。
通常、大学で貼り出される就活ガイダンスのポスターやチラシは、学務室の前や就職・キャリア支援センター、就活情報掲示板などに張り出されるのが一般的。ところが、富山大学の就活ガイダンスの告知ポスターは、トイレや自動販売機、食堂、階段、廊下など「ここにも!あそこにも!こんなところにも!?」と掲示場所が多種多様。学生と接する可能性がある場所に約200枚と膨大な量のポスターを掲示しています。
例えば、「エスカレーターがあったら楽なのになあ」とつぶやいてしまうような階段の途中には『ほとんどの人生にエスカレーターはない』といった、思わず吹き出してしまいそうなコピーが書かれたポスターが。






このようにさまざまな場所で、ユニークなポスターを目にしていたら、「そろそろ就活を始めないとまずい!」という気持ちになりますね。
一見、ゲリラ的に見えるプロジェクトですが、告知ポスターを掲示する場所は、学生たちとのフィールドワークからスタート。学生インターシップ協力のもと、学生たちの導線や普段よく人が集まる場所、通行率が多い場所など調査・研究を経て、掲示が実現されました。
いかがでしたか?「富山大学・就活ガイダンス告知ポスター」は、見ているだけで楽しく、制作活動の刺激ももらえそうです。株式会社ROLEのWEBページにはこちらの事例も掲載されているので、気になった方はぜひチェックしてみてくださいね~!
富山大学
https://www.u-toyama.ac.jp/
株式会社ROLE
WEB:https://www.role.ne.jp
富山大学 就活ガイダンスポスター事例:https://www.role.ne.jp/works/graphic/tomidai2021.html
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