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喫茶店の空気を感じる作品が並ぶ!そで山かほ子個展「どこかの街の喫茶店」がノストスブックスで開催中
喫茶店で感じる懐かしさや、リラックスした雰囲気が詰まった展示。
こんにちは、シオリです。
今日は、現在開催中のとっても素敵な展示をご紹介したいと思います!
松陰神社前にある素敵な古本屋さん「nostos boooks(ノストスブックス)」で、2018年2月10日(土)~25日(日)まで開催中のそで山かほ子個展「どこかの街の喫茶店」です。
松陰神社前は、東京でも珍しいローカルな路線・東急世田谷線の駅。小さな駅の周辺には、雑貨屋さんやカフェなど、素敵なセンスのお店が集まることで注目されています。
nostos boooksはそんな松陰神社前で、「日本の芸術文化」をメインテーマにセレクトされた古本・新刊・雑貨などを扱うお店。訪れるたびに、私たちに新たな出会いや驚きをくれる場所なんです。
今回ご紹介する「どこかの街の喫茶店」は、そで山かほ子さんの個展です。そで山さんは、アンドプレミアムやフイナム アンプラグドといった雑誌や、書籍の挿絵などで活躍中のイラストレーター。
アメリカのアンティークモールが大好きで、フリーマーケットで買った“がらくた”も宝物のように大切にしているというそで山さんは、これまでにも自身のコレクションや思い出のエピソードから生まれた作品を並べた展示を開催してきました。
今回の展示テーマは、「ある街の喫茶店」。
展示に当たって、そで山さんご自身が思い描く喫茶店の店内を描いた一枚の絵が、こちら。
花柄のじゅうたんに、アンティークの家具が置かれている様子は、どこかの街でふらっと入った喫茶店が想像できるのではないでしょうか?
この絵についてそで山さんご本人にお話を聞くと、壁に額で飾られているのは店主の飼っている犬で、名前がシナモン。それで喫茶店の名前もシナモンになっているのだそう!また、本が置かれた席は常連さんの特等席で、その本には好きな女性の写真が挟まっているんです。
そこまで具体的にストーリーが詰め込まれた一枚の絵からは、そで山さんの喫茶店への愛をひしひしと感じました。
そして、実際の展示がこちらです。
そで山さんの作品とノストスの本が組み合わせて並べられたこの一画には、アンティークな空気が流れていました!まさに、喫茶店のようなどこか懐かしい、レトロな暖かさのようなものを感じる空間です。
フラワーベースの作品は、そで山さんの絵をカットアウトしたものですが、このように実際にお花を飾れるようになっているんです!
店内の本棚にも馴染むように展示されています。こちらに飾られているのはドライフラワー。
ちなみに今回飾られているお花は同じ松陰神社前にあるお花屋さんduftさんが手掛けているそう。ご近所さんでコラボして展示が作り上げられているとは、素敵ですね。
展示されているフラワーベースなどの作品は、すべて購入することが可能。自宅でも喫茶店のような寛ぎのひとときを過ごすことが出来るし、気軽にアートをお部屋で飾るという体験が出来るんです。
その他、いろいろと並んでいる喫茶店に纏わるアイテムも面白いですよ。今回のために作った灰皿は、灰皿としてだけでなくアクセサリーなどの小物入れとしても使えます。タバコのブローチを一緒に飾ってもかわいいですね。
ブルドッグ柄のコーヒーカップのイラストが目を惹くトートバッグや、サコッシュなども販売されていました。そで山さんのユニークなセンスが光るアイテムたちの中から、ぜひみなさんもお気に入りを見つけてみてください。
さらに、箱庭でも以前ご紹介した話題の刺繍作家・小菅くみさんも、喫茶店にまつわる刺繍作品で特別参加しています!さすがの人気で、展示がスタートして早々に売れてしまったそうなのですが、この機会に小菅さんにも注目してみてください。
また、世田谷の人気菓子店SCENTやトロッコによる手作りのお菓子も販売。こちらも大人気でSOLD OUTが続いているそうなので、出会えたらラッキー!入荷情報は、ノストスさんのInstagramなどのSNSにてお知らせされるとのことです。
素敵な本屋さんの、素敵な作品の展示。ぜひ、足を運んでみてはいかがでしょうか?
本を手に取ってその世界に入り込んでみたり、作品を眺めながら自分の好きな喫茶店を思いだしてみたり。ゆったりとした時間を過ごせるはずです。
そで山かほ子個展「どこかの街の喫茶店」
期間:2018年2月10日(土)~2月25日(日)
会場:nostos books
東京都世田谷区世田谷4-2-12
12:00~19:00 水曜定休
03-5799-7982
https://nostos.jp
詳細記事:https://nostos.jp/archives/176511
◆そで山かほ子 プロフィール
イラストレーター。
1978年新潟県生まれ、東京都在住。安西水丸塾受講。
チョコレートが溶けたみたいにアクリル絵の具をたっぷり塗った作品や、独特のタッチの線画が特徴。2009年よりグループ展多数参加。2013年よりフリーランスのイラストレーターとして、広告・雑誌・書籍などのイラストレーションを中心に、幅広く活躍中。近年、プライウッドのカットワークのプロダクトも手がけている。
http://sodekaho.com/
https://www.instagram.com/sodekaho/