のんひとり展 女の子は牙をむく

‘のん’のクリエイションが詰まった展覧会!

こんにちは!あいぽんです。

女優、モデル、ミュージシャン、絵描き…と多くの顔を持つ創作あーちすと‘のん’さんの初個展『‘のん’ひとり展-女の子は牙をむく-』が4月19日よりはじまりました。

のんひとり展 女の子は牙をむく

いつもさまざまな創作に挑戦している‘のん’さん。Instagramやブログでその姿を見ては、ワクワクした気持ちをもらっていました。なので、初個展の情報を聞いてからずっと楽しみだったのです。さっそく行ってきたので、ご紹介したいと思います!

初個展「女の子は牙をむく」

のんひとり展 女の子は牙をむく

今回のテーマは「女の子は牙をむく」。このテーマには、こんな想いが込められていました。

「女の子の凶暴さや無鉄砲なパワーがすごく好きで、見ていて楽しいし、やる気に満ちてくる魅力があると思ったので、自分でもそういうところを表現できたらと思い『女の子は牙をむく』というタイトルにしました。

大きなひとつのものに牙をむいているというよりは、見境なく好きなものに飛びついていって、牙をむいて、楽しいことをやっていくという感じです!」。

のんひとり展 女の子は牙をむく

普段から絵を描いたり、洋服を作ったり、音楽を作ったり、創作意欲にあふれている‘のん’さん。他のアーティストの作品を観たり、ライブを観たりして、楽しくなったり興奮したときに、「自分でもなにかやりたい!」という気持ちが溢れてくるのだそう。

抽象的なアート作品を‘のん’自身が全身で表現

のんひとり展 女の子は牙をむく

会場内には「女の子は牙をむく」というコンセプトをもとに、今回のために作られたインスタレーションが展示されています。会場の中心の床には道路があり、どどーんと大きなハムスター(!)が鎮座!

のんひとり展 女の子は牙をむく

ふわふわ&カラフルな毛並みがかわいい特大ハムスターは、‘のん’さんのスケッチからはじまって、かたちをどうするか、色をどうするかなど約3ヶ月間かけて作り上げた力作!「ハムスターが好きなので、大きくしたいなと思っていたんです」と‘のん’さん。

のんひとり展 女の子は牙をむく

こちらは「フリルトラップ」という作品。ドレスがてんこ盛り!?‘のん’さんの説明によると…「フリルがいっぱいあって、いっぱいあり過ぎると危ないんじゃないかな?みたいな感じです」とのこと。ほう…!

のんひとり展 女の子は牙をむくさらに奥にはモニターが。実はこれ、「抽象的」に見えるインスタレーション作品を、‘のん’さん自身が身体を使って、そして演出を加えて、より「具体的」な作品に落とし込んだ作品。自ら表現者として表に立ち続けてきた‘のん’さんだからこそのアート表現、アート解説なのです。これは、「ぐるぐる牙」という作品を表現している様子。なるほど!この作品を見てから、またインスタレーションを見ると違った印象になりますよ。

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モニターの周囲には、今回の個展のために書かれたという詩がありました。

ルーブル美術館&会場で描かれた作品も展示!

のんひとり展 女の子は牙をむく

会場に入ってすぐのところにあるこの大きなキャンバスに描かれた作品は、なんと会場で描かれたもの。展覧会直前に描かれたできたてホヤホヤの作品です。

「今回の展覧会のテーマである『女の子は牙をむく』を表現できたらいいなと思っていました。いつもあまり明確に考えないで描くことが多いんですけど、今回もまず好きな青い絵の具で描いていって、そうしたら地球にたくさんの女の子が牙をむいてかじりついているような感じになりました」。

のんひとり展 女の子は牙をむく

こちらは昨年末にパリの「ルーブル美術館」で、制作&展示されたもの。一見、平面の絵画のように見えますが、近よってみると…!?

のんひとり展 女の子は牙をむく

穴が空いており、穴の向こうにはパレットや筆など絵を描くための道具が!

のんひとり展 女の子は牙をむく

その他、過去に制作したスケッチや自作の衣裳なども展示されています。ここに展示されている作品はほんの一部で、まだまだ未発表の作品がたくさんあるのだそう。

水彩やアクリル絵の具、ペン、色鉛筆など表現方法はさまざま!「自由に表現したい!」「いろいろなことに挑戦したい!」という‘のん’さんの物づくりへのエネルギーがビンビンに感じられる展示です。

のんひとり展 女の子は牙をむく

会場はすべて写真OK!フォトスポットもたくさんありました。顔ハメ好きの私にはうれしい顔ハメ風の作品も(ちなみに、‘のん’さんもここで写真撮ってInstagramにアップしてました。おそろい♪わーい!)。

のんひとり展 女の子は牙をむく

グッズも充実♪今回のキーワードである牙をモチーフにしたTシャツやマグカップも。展覧会公式図録でもあるアートフォトブック「女の子は牙をむく」は、‘持ち帰られるアート作品’という位置づけ。ブック単体で楽しめるのはもちろん、展覧会場で実際に作品と図録を見比べることで解釈が何倍にも膨らむような1冊になっています。ちなみに装丁は、箱庭にも以前登場していただいた佐藤亜沙美さんですよー!

もう止まれない!‘のん’の創作意欲

のんひとり展 女の子は牙をむく

まっすぐな道路の先には、「止まれない」の文字が。壁があろうと、行き止まりだろうと、「自由に作りたい!表現したい!牙をむいて楽しみたい!」という‘のん’さんの想いが伝わってきます。

のんひとり展 女の子は牙をむく

「普段、絵を描いたり、服を作ったりするときはひとりで作ることが多いんですけど、今回は私がこういうことをやりたいと思った発想と、かたちにしてくださる方たちの発想が合わさって、作りあげていくのがすごく楽しかったです。

私がおもしろいと思ったものをすべて詰め込んだ盛りだくさんの展覧会です。『止まれない』という感覚に共感してくれたり、私もなにかやってみたいという気持ちになってくれたらなあと思っています」と‘のん’さんは教えてくれました。

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‘のん’さんの溢れる創作意欲とアイデアが詰まった個展。「私もなにか楽しいことがしたい!楽しいことに夢中になりたい!」という気持ちがむくむく湧いてきました。ぜひ足を運んでみてくださいー!