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原画に設定資料にコラボレーション作品も!

こんにちは、箱庭キュレーターのカナコです。
世界中で愛され続ける大人気絵本シリーズ『ウォーリーをさがせ!』。子どもの頃に愛読していた方もきっと多いのではないでしょうか?
『ウォーリーをさがせ!』は昨年で誕生30周年。それを記念して、貴重な絵本原画が初めて来日し、全国を巡回しています。今年の春に松屋銀座で開催された東京会場に足を運ばれた方もいらっしゃるのでは?
そんな「ウォーリーをさがせ!展」が8月15日まで横浜赤レンガ倉庫で開催中。初日に足を運んできましたので、今日はその様子をお届けしていきます!

『ウォーリーをさがせ!』とは?

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『ウォーリーをさがせ!』シリーズはイギリス人絵本作家、マーティン・ハンドフォードさんによって生み出された大人気絵本。緻密に描かれた美しいイラストの中から赤白ボーダーが目印のウォーリーを探すという仕掛けで世界中の人々を虜にしています。
1987年発表の『ウォーリーをさがせ!』を皮切りに現在7作品発表されているそう!
会場には実際の絵本も並んでいましたよ〜。

貴重な設定資料も大公開!

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ウォーリーの世界観を作り上げるのに欠かせない、登場人物や小物にまつわる設定資料も展示されていました。
ウォーリーと言えば、さまざまな要素が小さく稠密に描かれている、というイメージだったので、ひとつひとつの登場人物をじっくり見ることができてとても新鮮。原画展ならではの楽しさです!

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こちらの写真、向かって左にある絵にはウォーリーが2人並んでいますが、顔が少し違いますよね。実は、左側が初期のウォーリー、右側が現在のウォーリーなんです。初期のウォーリーは顔が四角かったんだとか。

現在の設定資料だけでなく、刊行当初のイラストも豊富に展示されているので、比較しながら時代の変遷も楽しめますよ!

思わず探したくなる!絵本原画がずらり

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展示されている原画は、どれも緻密で迫力満点。ずっと眺めていたくなります。
そのイラストの美しさを堪能するだけでも充分ですが、やっぱり見ているとウォーリーを探したくなってしまい、なかなか足が進みません(笑)
会場内にも思わずウォーリーを探してしまうお客さんがちらほら。皆さん、とても盛り上がっていましたよ!

展覧会限定アート“Anniversary Ball for Japan” (2017年)
展覧会限定アート“Anniversary Ball for Japan” (2017年)

こちらはなんと、日本での展覧会のために描き下された作品。
過去にウォーリー作品に登場した仲間たちが集合しているんです!

また、会場内には、ところどころ、鈴木のりたけさんや片桐仁さんなど6名のアーティストさんによるアーティストガイドが設置されていて、皆さんのウォーリーの楽しみ方が披露されています。普段とは違った視線でウォーリーを楽しむきっかけにしてみて下さいね〜。

ウォーリーの世界に入り込める“フォトブース”もたくさん!

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実際の原画が拡大されたフォトブースも充実していました。
観て終わり、ではなくて、カメラで撮って楽しめる、思い出に残せる、というのも嬉しいポイントですよね。

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ほかにも、登場キャラクターがパネルになっていたり、拡大された作品を実際に見下ろしてじっくり眺めることができたりと、気分を高めてくれる仕掛けが満載。
会場を訪れていた子どもたちにも大人気でしたよ〜。

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ウォーリーの人形と一緒に写真を撮れるというコーナーも!
8月4日(土)、8月11日(祝・土)には赤白ボーダーシャツを着ていくと各日先着100名の方が入場無料、というキャンペーンも開催されるそうなので、皆さんもウォーリーになりきって、ウォーリーと一緒に写真を撮ってみてはいかがでしょうか?

ここでしか見られない、ウォーリー創作の裏側

ウォーリー以前の作品をはじめ、ウォーリー創作を支えるコンテンツもたっぷり味わえます。
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こちらはウォーリーの描き方をご紹介する映像。普段は絶対に見ることのできない貴重な様子をお見逃しなく〜。

“マーティン・ハンドフォード自画像”
“マーティン・ハンドフォード自画像”

作者、マーティン・ハンドフォードさんがウォーリーの仲間たちとともに描かれたとっても可愛い自画像もありました。
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こちらは、マーティン・ハンドフォードさんがなんと7歳の頃に制作した作品だそう。溢れ出す才能を感じる圧巻の作品です。
当時から既に「ウォーリーをさがせ!」につながる緻密さが感じられますね〜。

クリエイターさんとのコラボレーションも!

現在、活躍中のクリエイターさんとウォーリーとの贅沢なコラボレーション作品もありますよ。
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写真家・本城直季さんの作品では、現代日本に迷い込んだようなウォーリーの写真シリーズが楽しめます。こちらは築地市場のウォーリー。街なかにポツンと出現するウォーリーもどこか哀愁漂っていて新鮮でした。

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アートディレクターの中村至男さんによる作品は、ウォーリーの「色」を取り出し、幾何形態に落とし込んだというもの。どんな形をしていてもどこかにウォーリーらしさが感じられて不思議です。

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「テラダモケイ」で有名な建築家・寺田直樹さんはウォーリーの100分の1模型を制作。2500体の人形の中にウォーリーが1体紛れています。ぜひ探してみてくださいね〜。

大充実のミュージアムショップ!

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ミュージアムショップにはウォーリー関連グッズがたくさん並んでいます。
前回の東京会場よりもさらにパワーアップしたとのことで、本当に充実した品揃えなんです。

横浜会場限定バージョンの商品や、先ほどご紹介したクリエイターさんとのコラボレーション作品のグッズも販売されていますよ。

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さらに以前箱庭でご紹介した、イラストレーターNoritakeさんによる「WALLY BOY」コーナーも。
ミツカルストア以外で入手できるのは展覧会会場だけなので、ぜひチェックしてみてくださいね!

8月15日までの開催。夏のお出かけにいかがですか?

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赤レンガ倉庫の1号館で開催されている展覧会ですが、外に出てみると2号館の壁もウォーリーで埋め尽くされてて、あたり一面ウォーリーの雰囲気に満ちていました。

海や赤レンガ倉庫など周囲の要素が満喫できるのも横浜会場のいいところ。

前回の東京会場を逃してしまった方はもちろん、まだまだ見足りないというリピーターさんも、ぜひ足を運んでみてくださいね〜。

© DreamWorks Distribution Limited. All rights reserved.

    誕生30周年記念 ウォーリーをさがせ!展

    開催日:2018年7月31日(火)〜2018年8月15日(水)
    開催時間:平日 10:00〜17:00、土日 10:00〜19:00 ※入場は閉場の30分前まで
    開催場所・会場:横浜赤レンガ倉庫1号館 2Fスペース
    神奈川県横浜市中区新港1-1-1
    入場料:一般1000円、高校生700円、中学生500円、小学生300円
    URL: http://wally30.jp/