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ムンクの世界観に共鳴した現代のクリエイターたちの作品が並ぶ!「ニュウ・ムンク展」@池袋PARCOへ行ってきました。
こんにちは、シオリです。
また面白い展覧会がスタートしましたよ!
池袋PARCO本館7階「PARCO MUSEUM」にて、2018年11月2日(金)から開催されている「ニュウ・ムンク展」です!
10月27日(土)から東京都美術館にて開催中の「ムンク展—共鳴する魂の叫び」。世界で最もよく知られる名画の一つ《叫び》を描いた西洋近代絵画の巨匠、エドヴァルド・ムンク(1863-1944)の傑作約100点を紹介する大回顧展となっています。その開催を記念した特別企画「ニュウ・ムンク展」は、ムンクの世界観に共鳴した現代のクリエイターたちによる展覧会なんです!
この展覧会のメインビジュアルもインパクトありますよね。
参加しているアーティストは青葉市子、白根ゆたんぽ、テニスコーツ、JUN OSON、小林うてな など国内外のカルチャーシーンで存在感を放つ22名。今注目のクリエイターたちが、音楽、映像、イラストレーションなど様々な手法でムンクにインスパイアされた思いを表現した作品が並ぶ、新しい形でアートを楽しめる空間になっているんです。
これは気になる!ということで、早速会場に足を運んできましたのでレポートしたいと思います。
展示手法も必見!現代のクリエイターによる、ムンクを感じる“NEW”な作品たち。
会場は「Intro/イントロ」、「音の部屋:Infinite scream/インフィニットスクリーム」、「絵の部屋:Living people/リビングピープル」の3つのZONEで構成され、様々な視点からムンクを感じることのできる新しいスタイルのエキシビションになっています。本家のムンク作品は絵画ですが、本展では様々な手法を使った展示となっており、その展示方法も楽しみながら鑑賞することができるんです!
こちらは、音を表現領域とするアーティストによるエリア「音の部屋:Infinite scream/インフィニットスクリーム」。《叫び》をインスピレーションの元にした8名のアーティストの「楽曲=叫び」を聞くことができるんですが、その鑑賞方法が面白いんです。
アーティストごとに《叫び》をモチーフにした映像と展示ディスプレイが配置され、それぞれの絵画の前に立つと、超指向性スピーカーから音が届くという仕組み。さらに、見る人の音にも反応して、目の前の叫びの映像の変化も楽しめるというものになっています。一つのお部屋で様々なアーティストの音楽を楽しめるって、すごいですよね!
イラストレーションを「動く」絵画としてアニメーションで表現
イラストレーションとアニメーションを表現領域とする作家作品のエリア「絵の部屋:Living people/リビングピープル」では、絵画やオブジェを飾るのと同様の感覚でデジタルアートを楽しめる、新しいカテゴリーのインテリア・デバイス「FRAMED」を採用。アニメーションされたイラストレーションを「動く」絵画として楽しむことができる展示となっています。
こちらのエリアへ入ってすぐのところでは、とんぼせんせいが、ムンク「接吻」よりインスパイアされて描いた作品「メルティーキッス」を発見!映像クリエイターの稲葉秀樹さんのよって作られたアニメーションも素敵でした。
白根ゆたんぽさんの作品は、ムンクの絵画に度々登場するフィヨルドがテーマ。色使いとアニメーションの動きが綺麗で、しばらく見とれてしまいました。
ムンクの代表作である《叫び》からインスパイアされた作品を描いたのは、JUN OSONさん。いろんな人が叫んでる?!こちらも映像になっているので、ぜひ会場でご覧ください。
こちらは、クイックオバケによる作品「『自然』『不安・死』『愛』」。ムンクが自らの人生における体験から作品を生み出していたことを、GIF漫画で表現しています。ムンクの人生と、どのタイミングでどんな作品が生まれたのかをとても分かりやすく知ることができるので、本物のムンク作品を見たことがある方も、これから見に行くという方にもおすすめです。
グッズもお見逃しなく!
展覧会を見終わったあとは、オリジナルグッズをチェックするのを忘れずに!ポップでかわいいアイテムがいろいろと並んでいるので、どれも欲しくなってしまうものばかりです。
こちらは、メインビジュアルのTシャツ。デジタルっぽさがかわいい!
トートバッグもありますよ。
これはアクリルのキーホルダー。ちょっとチープな感じがかわいいですよね。これを一つ購入すると、本展で展示されてる音楽作品のダウンロードコード(2種類から選択)をもらえます。
ライターもかわいい!こんな素敵なデザインのものを持っていたら注目されそうですね。他にも、ポストカードやステッカーなど素敵なアイテムが揃っていたので、お気に入りを見つけてみてくださいね。
本展は、11月18日(日)までの開催です。気になった方は上野のムンク展と合わせて、ぜひ遊びにいってみてください!
ニュウ・ムンク展
会期:2018年11月2日(金)〜2018年11月18日(日)
営業時間:10:00-21:00 ※最終日は18:00閉場 ※入場は閉場の30分前まで
会場:PARCO MUSEUM
住所:東京都豊島区南池袋1-28-2 池袋パルコ本館7F
入場料:一般500円 学生400円 小学生以下無料
「ムンク展—共鳴する魂の叫び」のチケット半券をお持ちの方は入場半額
<参加アーティスト一覧>
青葉市子、稲葉秀樹、オオルタイチ、Kynd、北村みなみ、木下麦、クイックオバケ、Gutevolk、窪田慎、小林うてな、JUN OSON、白根ゆたんぽ、テニスコーツ、とんぼせんせい、中間耕平、中村佳穂、平岡政展、face、巻上公一、Mr. “All Bad” Jordan a.k.a. OMSB 、師岡とおる、よシまるシン
https://art.parco.jp/
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◆関連情報
PARCO_ya上野にて特別展示も開催
下記会期にて「ニュウ・ムンク展」の展示作品の一部を見ることができる特別展示を実施。またPARCO_ya上野でしか見られない作品も展示いたします。「叫び」の前で写真が撮れるフォトスポットも登場。
-PARCO_ya上野 展示参加アーティストー
クイックオバケ、とんぼせんせい、face
期間:11月1日(木)〜18日(日)
会場:PARCO_ya上野2Fエスカレーター横特設会場
〒110-0005 東京都台東区上野3丁目24−6
営業時間: 10:00〜20:00