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幻想的なインスタレーションに包まれる!「CITIZEN “We Celebrate Time” 100周年展」に行ってきました。
シチズン時計の創業100周年を記念する展示
こんにちは、箱庭編集部 moです。
12月7日(金)より表参道のスパイラルガーデンで開催されている『CITIZEN“We Celebrate Time”100周年展』に行ってきたのでご紹介したいと思います!
本展は、今年創業100周年を迎えたシチズン時計が、100年の歴史と、これから向う未来、そして、ここにある「今」、私達を取り巻く全てを祝福し、喜びと感謝を表した展示となっています。
建築家・田根剛とコラボレーションした幻想的なインスタレーション
本展では、建築家・田根剛氏とのコラボレーションによる「光と時」をテーマにしたインスタレーション『LIGHT is TIME』が見どころのひとつです。6年に渡り「時とは何か?」を共に問い続けてきた田根氏と、シチズンの時計メーカーとしての信念を表現する展示空間がスパイラルガーデンに広がります。
こちらが田根氏とコラボしたインスタレーション『LIGHT is TIME』。この季節にぴったりな、きらめきが美しいインスタレーションです。
ひとつひとつのキラキラをよく見ると、なんと時計基盤装置(地板)が使われているんです!こんなにも地板が美しく、これが時間を刻む基盤になっていることに驚かされました。まさに「光と時」を感じる、幻想的なインスタレーションとなっています。
こちらの展示に使用されている地板はなんと約7万2千個とのこと…!実際に見てみると、圧巻ですよ。
見る角度によって様々な表情が楽しめます。内側に入ることもできますので、ぜひこの空間に包まれてみてください。
また『LIGHT is TIME』の中央には、『watch is a product that has a life』というインスタレーションも。タイトルの通り、まるで生命を宿しているかのような時計の展示となっています。こちらも是非実際に体感していただきたいです。
世界を「1秒」の出来事で切り取った、ムーブメントの展示
『Synchronized Time』と題されたこちらは、映像と時計が連動した、ムーブメントをたのしむ展示となっています。世界で1秒間に起こる出来事の共時性と針に有機的な動きを与え可視化しており、「時」の捉え方や感じ方を改めて考えるきっかけになりそうな展示となっています。
スクリーンの前にずらりと並んだ約100個の時計はそれぞれ映像を可視化した動きをしており、ピクピクと生き物のように針が動いたり、ゆっくり繰り返し同じ動きをしていたりと、それぞれ何の動きを表しているのか、想像を膨らませて楽しめます。
100年にわたるシチズン時計のものづくりを感じる
インスタレーションの他に、シチズン時計の100年の歴史、ものづくりの技術やこれまでの歩みをまとめた展示も一挙に楽しめます。
新しい時代の技術を時計にするために挑戦し続けたシチズンモデルの展示では、デジアナ時計やソーラー時計など、思わず懐かしい〜!と言ってしまいそうな名作がずらりと並びます。
こちらは1967年から1970年まで、シチズンの広報誌に寄稿された寺山修司氏の『時をめぐる幻想』から抜粋された15編のテキストや朗読の音声の展示。創業100周年を記念して画集も販売されています。
このほか、時計の製造に携わる機械と人との映像展示や、シチズンのものづくりにおいて不可欠な道具の展示など、100年間のシチズンの歩み・ものづくりを垣間見ることができます。なかなか見ることのないものづくりの裏側は、改めて時計という精密なプロダクトの素晴らしさを伝えてくれます。
シチズン時計が考える、時間と時計の「今」を存分に感じられる本展。12月16日(日)までの会期となっておりますので、気になった方はお見逃しなく〜!
CITIZEN “We Celebrate Time” 100周年展
会期:12月7日(金)~16日(日)11:00-20:00 会期中無休
会場:スパイラルガーデン(スパイラル1F)
東京都港区南青山5-6-23
TEL:03-3498-1171
入場料:無料
主催:シチズン時計株式会社
演出・企画制作:LUFTZUG
お問い合わせ先:
シチズン時計株式会社 お客様時計相談室0120−78−4807
受付時間:9:30〜17:30 (祝日を除く月〜金)