「花と緑の和菓子」展
こんにちは、箱庭編集部 moです。
4月になり、いよいよ春本番。暖かくなるにつれ、お出かけも楽しくなり花や草木の変化に心躍るシーズンの到来です!
そんな様々な草花が私たちの目を楽しませてくれるこの季節にぴったりの、春から初夏にかけての季節の移ろいを感じられる展示が先日スタートしました。

「花と緑の和菓子」展
今回ご紹介する「花と緑の和菓子」展は、2018年10月にリニューアルオープンした、とらや 赤坂店のB1階ギャラリーで開催中の展示です。
本展は、「季節の移ろい」をテーマにこの時季の花や緑の菓子の意匠を中心に紹介。 会場では、菓子とそのモチーフとなっている草花が展示されています。

「花と緑の和菓子」展
会場に入ると大きな桜と色鮮やかなグラデーションの布を使用した展示が目に飛び込んできました。見た瞬間に気持ちも晴れやかになるような、春らしい、やわらかくて華やかな展示です。

「花と緑の和菓子」展
私が訪れた日は“プリンセス雅”という早咲きの桜がお出迎えしてくれましたが、会期中は春から初夏への移り変わりに合わせて花の展示内容も変化するそう。次訪れた時にはどんな花が飾ってあるんだろう?と楽しみになります!

「花と緑の和菓子」展
また、壁面には大正時代の菓子見本帳から選んだ絵図が時系列にぐるりと飾られており、移ろいゆく自然の姿をうつした和菓子のデザインを楽しむことができます。菓子の名前の由来となった地名や和歌などの豆知識も記されていて、和菓子の奥深さや季節との関わりを改めて知ることができ、とても興味深い内容となっています!

「花と緑の和菓子」展
「花と緑の和菓子」展
グラデーションの布も効果的でとっても可愛いです!布越しに展示を見るとまた違った楽しみ方ができますよ。

「花と緑の和菓子」展
季節の草花の展示を囲むように、季節の菓子も展示されています。大正時代の見本帳からそのまま飛び出してきたような絵柄そのものの菓子や、ちょっと見本帳とは印象の異なるものなど、見本帳の絵図の展示と見比べながら楽しめます。特注品でしかお目見えしない珍しい菓子もあるので、必見です!

「花と緑の和菓子」展
「花と緑の和菓子」展
例えばこちらは梅と桜の花をかたどったという最中“御代の春”の見本帳の絵図と実際のお菓子。実際のお菓子を見ると絵図のように細かい雄しべ・雌しべがしっかりかたどられています!大正時代に描かれた菓子が今でも作られているなんてなんだか感慨深いです。展示されていたのは紅色の桜形の最中でしたが絵図のような白の梅形の最中も実際にあるそうですよ。

「花と緑の和菓子」展
「花と緑の和菓子」展また見本帳の解説の裏側にも、グラフィカルにあしらわれた菓子の絵図を楽しむことができます。大正時代に描かれたとは思えないくらいのモダンさがあり、どの絵図もとても素敵でした。是非ぐるりと歩いてじっくり鑑賞してみてくださいね。

いかがでしたか?これから初夏に向けて草花とお菓子の展示内容が変化していく本展。何度も足を運びたくなってしまいます。「季節の移ろい」のテーマそのものなので、季節ごとの草花を存分に楽しんでくださいね。

売場と虎屋菓寮もお見逃しなく!

「花と緑の和菓子」展
今回は虎屋赤坂店のB1階ギャラリーの展示をご紹介しましたが、2階は売場、3階は菓寮となっていますので是非ギャラリーと合わせて立ち寄ってみてください。

「花と緑の和菓子」展
「花と緑の和菓子」展で展示されていたものと同じ和菓子をはじめ、この季節だけ楽しめる期間限定の菓子や、

「花と緑の和菓子」展
赤坂店限定商品、限定包装もあります。色紙も季節ごとの色目になっているそうなので、ショップでも季節の移ろいを感じられますよ。

「花と緑の和菓子」展
3階の虎屋菓寮では和菓子やあんみつなどの甘味を楽しむことができるので、展示の前後にこちらも是非立ち寄ってみてくださいね。

展示を楽しむのはもちろん、実物の和菓子を見たり、味わったり出来るのもこの虎屋 赤坂ギャラリーだからこそ。春から初夏にかけておすすめの展示となっていますので、ぜひ今後のお出かけの参考にしてみてください〜!

    花と緑の和菓子展

    場 所:虎屋 赤坂ギャラリー(とらや 赤坂店 地下1階)
    会 期:2019年3月23日(土)~5月20日(月)
    休業日:4月6日(土)、5月6日(祝・月)
    時 間:8:30〜19:00(平日) 9:30〜18:00(土日祝)
    お問い合わせ先: 赤坂店 03-3408-4121(代)
    ※入場無料