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日本国内の美術館では11年ぶりとなる大規模個展!東京オペラシティ アートギャラリーで開催中の「ジュリアン・オピー」展レポート

こんにちは、haconiwa編集部 moです。
今日ご紹介するのは、7月10日から東京オペラシティ アートギャラリーにて開催中の「ジュリアン・オピー」展です。
イギリスを代表する現代アーティスト、ジュリアン・オピー。
点と線という最小限の要素によって、人物像や風景を表現する作風が特徴の世界的アーティストで、日本ではユニクロとのコラボTシャツなどで話題になりました。そんなオピー氏が日本国内で個展をするのは、2008年の水戸芸術館現代美術ギャラリーからなんと11年ぶりとのこと!待望の大規模個展の様子をレポートしたいと思います。
27点の作品から、ジュリアン・オピーの現在を知る。
オピー氏の作品といえば、目を黒い点で表現したポートレイトが代表的ですが、近年は、より簡略化された線で、人物の全身を側面から表現したものが多く見られます。
本展ではそんなオピーの、2019年の最新作を含む27点の作品が展示されています。
本展を開催するにあたり、オピー氏本人が来日し自ら展示プランを考えたそう。東京オペラシティ アートギャラリーだからこその空間を活かした展示となっています。
まず展示室に入ってすぐ、一際目を引くのが写真右の作品。ポスターなどメインビジュアルになっている作品《Walking in New York 1》(2019)ですが、なんと高さ約6メートルの巨大な平面作品なんです。横に並んで見てみると圧巻です!
ずらりと並ぶオーバーレイのアクリルパネル作品も見応えがあります。こちらもそれぞれが高さ2メートルを超える大きな作品で、迫力があります!
アクリルだからこその発色や質感、また細かな描写など近くで見るとさらに魅力が増す作品です。ぜひ実物をじっくり見てみてください。
また、本展では27点のうち2点がサウンド・アート作品となっています。これらも、日本初の発表とのことなので是非耳を傾けてみてください。
例えば《Blackbird》(2019)では、収集したブラックバード(クロムクドリモドキ)の鳴き声を、コンピュータに取り込んでから、独自のアルゴリズムによって新たな音を生成する、という手法が用いられているそう。訪れた際は耳をすまして、音のアートも楽しんでみてくださいね。
「音楽を聴くかのように、映画を見るかのように、(鑑賞者が)物語を紐解くかのように、見ていただきたい。」とオピー氏は語っています。
本展には決まりも順路もキャプションもありません。足を運んだ際は、感じるままに自由に鑑賞してみてくださいね。
会期:2019年7月10日〜9月23日
会場:東京オペラシティ アートギャラリー
住所:東京都新宿区西新宿3-20-2
電話番号:03-5777-8600
開館時間:11:00〜19:00(金土〜20:00)
休館日:月(祝日の場合は翌平日)、8月4日(全館休館日)
料金:一般 1200円 / 大学・高校生 800円 / 中学生以下無料
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