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時代を超えて影響を与え続けるミュシャの魅力に迫る展覧会「みんなのミュシャ」レポート。

時代を超えて影響を与え続けるミュシャの魅力に迫る展覧会「みんなのミュシャ」レポート。

こんにちは。haconiwa編集部のシオリです。
渋谷Bunkamura ザ・ミュージアムでは、9月29日(日)まで「みんなのミュシャ ミュシャからマンガへ ―― 線の魔術」が開催中です。ミュージアムショップには、私たちhaconiwaがプロデュースしたコラボグッズも並んでいる本展。今日は、展覧会の様子をレポートしたいと思います!

記事の最後にはhaconiwa読者のみなさんに素敵なお知らせもありますので、どうぞお見逃しなく!

ミュシャの代表作から、影響を受けたマンガ作品までが集結。これまでにないミュシャ展に!

みんなのミュシャ
(第1章展示風景より。)

チェコ生まれのアルフォンス・ミュシャ(1860-1939)は、アール・ヌーヴォーを代表する芸術家。「線の魔術」ともいえる繊細で華やかな作品は、没後80年経った今なお人々を魅了しつづけ、後世の多くのアーティストに影響を与えてきました。

みんなのミュシャ
(第3章展示風景より。中央はアルフォンス・ミュシャ《ジスモンダ》1894)

ミュシャ財団監修による本展では、ミュシャ幼少期の貴重な作品から20代に手がけたデザインやイラスト、そして一躍ミュシャの名を有名にしたポスターなど、ミュシャの原点に触れることのできる作品たちが並びます。さらに、ミュシャ作品から影響を受けた日本や海外のアーティスト作品が集結!およそ250点もの作品を通じて、時代を超えて愛される画家の秘密をひも解く、これまでにないミュシャ展になっているんです。

みんなのミュシャ
(第5章展示風景より。中央はアルフォンス・ミュシャ《モナコ・モンテカルロ》1897)

そんなわけで、ミュシャ作品以外もたくさん並んでいる本展ですが、もちろん、これぞミュシャという作品の数々も堪能できますよ!

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(第3章展示風景より。アルフォンス・ミュシャ《鏡によって無限に変化する装飾モティーフ》1901)

ミュシャ作品を見ていると、その繊細な“線”の表現に魅了されます。ミュシャといえば女性が描かれた作品を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、このような幾何学を使ったモチーフも描いており、多様な創作のなかで才能が磨かれていったのだなということが感じられます。

1960-70年代のイギリス・アメリカを席巻したグラフィック・アートたち

みんなのミュシャ
(第4章展示風景より。)

ミュシャ自身の作品をじっくり楽しみながらも、やはり本展の特徴は時代を超えてミュシャが生き続けていることを実感できる展示です。こちらは、1960-70年代にアメリカやイギリスで発売されたレコード・ジャケットやロック・ポスター。カラフルでポップな配色が目を引きます。

この時代を代表するグラフィック・アーティストの一人、スタンレー・マウスによるミュシャの《ジョブ》の色を変えたポスターや、「ミュシャはポスターが“芸術”となった始まり」だと言ったデヴィッド・エドワード・バードの作品たちを見ていると、ミュシャの影響力の大きさを実感できます。

文芸誌のデザインからマンガまで――日本で生き続ける“ミュシャ”

みんなのミュシャ みだれ髪
(第5章展示風景より。藤島武二が表紙デザインを手がけた与謝野晶子『みだれ髪』)

そして、今回注目したいのが、ミュシャに影響を受けた日本の文芸誌やマンガ、イラストの数々です。明治時代の歌人・与謝野晶子の歌集『みだれ髪』をご存知ですか? その表紙のデザインには、1896年にミュシャが描いたポスター《黄道十二宮》からの影響を見ることができるんです。

この『みだれ髪』が発行されたのは1901年なので、ほぼ同時代にミュシャの作品が日本にも大きな影響を与えていたことがわかります。

みんなのミュシャ
(第5章展示風景より。右が『新生』の表紙デザイン。中央上は『新古文林』、下は『文章世界』)

1900年代初頭のわずかな期間、与謝野鉄幹主宰の文芸誌『明星』『新生』の表紙もミュシャ風に染まったことがあったそう。

それがなんと、1970年以降の少女マンガにも繋がっていくことになったというから驚きです。

みんなのミュシャ
(第5章展示風景より。マンガ作品群)

ミュシャの影響を受けたマンガ家たちの作品がずらっと並ぶ展示は、圧巻! ミュシャ作品を模倣して描くのではなく、それぞれが表現する美しさの中にミュシャが垣間見える感覚を、ぜひ味わっていただきたいです。

みんなのミュシャ 天野喜孝
(第5章展示風景より。天野喜孝作品群)

日本を代表するグラフィック・アーティストである天野喜孝の作品も。若い頃からミュシャ作品が好きで、複製や画集を集めていたという天野氏。特にミュシャ作品に触発されたのは、現実の世界ではなくファンタジーの世界を描きたいと思ったからだとか。

このように、遠いチェコと日本、そして時代も違う2人のアーティストが繋がっていることを実感する貴重な機会になっている本展。ミュシャファンだけでなく、デザインやアート、そしてマンガが好きな方々にとっても、充実の内容になっていること間違いなしです!

haconiwaコラボのモチーフとなった作品も見逃せない!

最後に、私たちhaconiwaが注目していただきたい作品もご紹介したいと思います。それは、私たちがコラボしたオリジナルグッズのモチーフとなった作品たち!

みんなのミュシャ 四つの宝石
(第3章展示風景より。アルフォンス・ミュシャ《連作〈四つの宝石〉》1900)

まずこちらは《連作〈四つの宝石〉》です。左よりトパーズ、アメジスト、ルビー、エメラルドが描かれています。それをモチーフに作られたのは、まるで本物の宝石や鉱石のような美しい琥珀糖「こうぶつヲカシ」。

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ミュシャが多用する代表的なモチーフでもある“六芒星”をイメージした形も取り入れ、限定感ある「みんなのミュシャ」バージョンになっています。

みんなのミュシャ 四芸術
(第3章展示風景より。アルフォンス・ミュシャ 右より《絵画−連作〈四芸術〉より》、《詩−連作〈四芸術〉より》1899)

左にあるのが、《連作〈四芸術〉》の中の《詩》という作品です。こちらと、同じく〈四芸術〉のなかのひとつ《舞踏》をモチーフに作られたのが、台湾の靴下ブランド「+10(テンモア)」とコラボしたオリジナルな靴下です。

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ミュシャのエレガントさを取り入れながらも、テンモアらしい遊び心溢れる靴下が完成しました。

みんなのミュシャ サラ・ベルナール
(第3章展示風景より。アルフォンス・ミュシャ《サラ・ベルナール:彼女の崇拝者と友人からの敬意を表して》1896)

最後は、ミュシャの出世作とも言われている、《サラ・ベルナール:彼女の崇拝者と友人からの敬意を表して》です。花を髪にあしらったサラと、その周りに散りばめられた六芒星と顔の周りをぐるっと囲むアルファベット。

これを、ユニークなオリジナルな線で表現した刺繍トートバッグを作り上げてくれたのは、“make everyday happy”をコンセプトに「食とデザインとアート」を中心に様々な活動をしているアートディレクター・堀出隼と料理人・堀出美沙のご夫婦ユニット「holiday」。

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1つ1つミシン刺繍で手作りされているこちらのトート。それぞれ表情や線が異なるので、ショップでお気に入りの一枚を見つけてみてくださいね。

展覧会からショップまで、すべて見逃せない「みんなのミュシャ ミュシャからマンガへ ―― 線の魔術」。渋谷Bunkamura ザ・ミュージアムの後は、京都・京都文化博物館、北海道・札幌芸術の森美術館、愛知・名古屋市美術館、静岡・静岡県立美術館(予定)、長野・松本市美術館に巡回予定です。ぜひ、足を運んでみてくださいね!

そして最後に嬉しいお知らせです。

haconiwa読者の中から、5組10名様に無料観覧券をプレゼント!

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「みんなのミュシャ ミュシャからマンガへ ―― 線の魔術」の無料観覧券5組10名様にプレゼントいたします! 気になった方は記事末尾に記載の応募方法をご覧の上、ご応募ください。たくさんのご応募、お待ちしております!

みんなのミュシャ ミュシャからマンガへ ―― 線の魔術
会期:2019年7月13日~9月29日
会場:Bunkamura ザ・ミュージアム(渋谷・東急本店横)
住所:東京都渋谷区道玄坂2-24-1 B1F
電話番号:03-5777-8600(ハローダイヤル)
開館時間:10:00~18:00(金土〜21:00) ※入館は各閉館の30分前まで
休館日: 9月10日
料金:一般 1600円 / 大学・高校生 1000円 / 中学・小学生 700円
https://www.ntv.co.jp/mucha2019/

5組10名様に無料観覧券プレゼント

▼応募方法
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応募締切:2019年8月13日(火)まで

応募は終了いたしました。

※当選された方には、8月14日(水)以降にTwitterのダイレクトメッセージにてご連絡させていただきます。

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