こんにちは、シオリです。
表参道・スパイラル1階のMINA-TOで、2020年2月24日（月・祝）～3月15日（日）まで開催されているcineca × 西本良太「something something」。今日は、その展覧会を会場の様子も交えてご紹介したいと思います。

人気クリエイターの２人が初コラボ。

日常や風景の観察による気づきを菓子の世界に落とし込み、新しい美味しいをつくるお菓子作家のcineca・土谷みおさん。そして、日常の見慣れたモチーフを木材やコンクリートといった様々な工業素材を用いて優しく穏やかな佇まいの作品に仕上げる木工作家の西本良太さん。本展は、この二人が初めてコラボレーションし、今回のために制作した新作を多く含む見応えのある展覧会となっています。

会場では、シンプルな空間の中に、互いの作品からインスピレーションを受け制作したという作品たちが並びます。作品自体は決して大きくはありませんが、一つ一つが大きく魅力を放ち、素敵な世界観が作られていました。

こちらは、cinecaさんの「CUP RAMEN」と西本さんの「WARIBASHI」がコラボ。これがお菓子だなんて、信じられません！割り箸も、そのまま割ろうとしてしまいそうですが、割れないんですよ。

こちらは西本さんによる、木の塊から削り出したアイスキャンディ「ICE POP」と、西本さんのアイスの棒とcinecaさんによるバニラのマシュマロ菓子のコラボ「MELTED ICE POP」です。一つ一つ形が違うので、これだ！というものを見つけるのも楽しいです。

カップのアイスクリームもありました！ホワイトチョコレートのマシュマロで作られた、冷たくないアイスクリームなので、まだ寒さの残る今の時期に嬉しいスイーツかもしれません。コンビニで貰える木のスプーンを思い出させる、西本良太さんによるアイスクリームスプーンとの組み合わせが、また素敵です。（こちらの「CUP ICE」のみ、賞味期限が短いため販売日が限定されています。次回入荷予定は、3月1日17:00〜と3月8日11:00〜。）

喫茶店で注文したら出てきそうな可愛らしいプリンは、お菓子と木工の境界線が一目見ただけではわかりません。実は、土台のプリンが木で、ホイップクリームがメレンゲ、上に置かれたチェリーがチョコレートなんです！

そんな、プリンであってプリンではないという、なんとも不思議な作品ですが、さらにプリンの魅力を引き出してくれているような気がしました。

ここで、本展にcinecaさんが寄せたコメントをご紹介します。

「something something」ではどこかで見たことがあるような日常の欠片が並びます。 アイスクリームの周辺の風景や、カップラーメンが纏う空気、ポテトチップスが生みだす時間が頭に浮かぶかもしれません。 菓子と木工でかたち創られたその日常の断片を、また自分の日常へ落とし込むたのしみを手にしてもらえますように。　　　　　　

土谷みお（cineca）

最近は肩に力が入りがちな日々が続きますが、日常の中にある楽しさや美味しさを思い出させてくれる本展。訪れることで、ほっと一息つく時間を過ごせるかもしれません。展覧会は3月15日（日）まで。ぜひ、足を運んでみてくださいね！

※各作品の在庫状況は、日によって異なります。