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「Yui Takada with ori.studio CHAOTIC ORDER 髙田唯 混沌とした秩序」展レポート
こんにちは、haconiwa編集部 moです。
先日、2022年7月11日(月)~8月25日(木)までギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)で開催中の「Yui Takada with ori.studio CHAOTIC ORDER 髙田唯 混沌とした秩序」展に行ってきました。早速レポートしたいと思います。
138枚の凧が舞い上がる!圧巻の展示空間
Chaotic Order(混沌とした秩序)とは言い得て妙、髙田唯さんが自身の展覧会タイトルに選んだ言葉だそう。髙田さんの作り出す世界、髙田さんを取り巻く世界は、一見すると何のルールもない、好き勝手に遊びまわるプレイグラウンドのようです。
まさにその世界を体感できるのが、本展の1階の展示室の作品です。なんと空間全てが138枚の凧で埋め尽くされており、圧巻の光景となっています…!竹籠をひっくり返したような、竹を使った会場デザインも素敵です。
髙田さんが近頃興味を抱いているという「凧」の作品を展示するのは、本展が初めてとのこと。ひとつひとつ手作りの凧は、手描きやシルクスクリーンで全て異なるデザインが施されているそう。じっくり1枚1枚眺めたくなる空間となっています。
会場内の展示に合わせて、ウィンドウからも凧が見えるようになっています。こちらのウィンドウに竹を使った展示をするのも初めての試みだそうですよ。竹を使っていることで見た目にも涼しく、この時期の展示にぴったりです!
作品集『AXIS』の世界観を楽しめる、髙田ワールド全開な展示
地下1階の展示室では、これまでに手がけた仕事や活動からセレクトされた、髙田ワールド全開な変化に富んだデザインを紹介しています。
本展開催に合わせて北京のori.studioと共同制作を行った作品集『AXIS』の編集・デザインと双璧をなす展示となっており、まるで作品集の中を歩いているかのような世界観を楽しめます。
『AXIS』のカバーと同じ色のワインレッドで統一された什器は、なんと全て段ボールでできているんだとか。再生利用できるようにと、髙田さんの環境への配慮が伺えます。
また今回の展示では、クライアントワークはほとんどなく、これまでの制作活動や、東京造形大学のゼミナールでの実践などを展示しています。
一つのスタイルや考え方に捉われずに、常に新しい表現を模索している髙田さんの現在点。ここからまたどこへ進んでいくのかも楽しみになるような、「2022年版髙田唯展」となる展示となっています。
展示を見終わると、「Chaotic Order(混沌とした秩序)」というのが腑に落ちる、まさにこのタイトル通りな内容となっていました!
また、本展開催期間中に、gggのお隣「メゾン・デ・ミュゼ・デュ・モンド(MMM)」では
連携企画を開催中。髙田さんデザインの書籍や文具、グッズを販売しているとのことですので、ぜひこちらも合わせて足を運んでみてくださいね。
Yui Takada with ori.studio
CHAOTIC ORDER
髙田唯 混沌とした秩序
開催日:2022年7月11日(月)~8月25日(木)
開催時間:11:00〜19:00
休館日:日曜・祝日
入場料:無料
URL:https://www.dnpfcp.jp/CGI/gallery/schedule/detail.cgi?l=1&t=1&seq=00000788
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