女子クリエイター働き方会議

実際に企業で働く女子クリエイターのリアルな話

こんにちは、箱庭編集部です。
女子クリエイターが抱える働き方や転職についてのお悩みを、みんなで楽しく話し合うイベント『女子クリエイター働き方会議』が先月25日に開催されました。イベントにお越しいただいた皆様、ありがとうございました!
当日はトークゲストに、女子クリエイター代表としてトランスコスモス株式会社のWEB制作 提案部隊で活躍中の水落(みずおち)さん、水落さんと同じ部署でWEB制作のプランニングやマーケティングを担っている海野(うんの)さん、そしてトランスコスモスでクリエイターの方々の採用を担当している人事の前田さんをお招きしました。今回は、イベントの模様を少しお見せします。

フリーではなく、企業で働くことを選んだ理由

女子クリエイター働き方会議
まずはトークゲストお三方と箱庭 東出編集長の4名で、トークセッションからスタートです。
クリエイターというと、フリーで活躍しているというイメージや、そういった働き方に憧れを抱く女子も多いかと思いますが、みなさんはなぜ企業で働くことを選んだのか。トークセッションは、企業で働くことを選んだ理由を話すことから、はじまりました。

海野さん「私は以前、転職する前のお休み期間の3か月ほどなんですけど、ECサイトのデザインをフリーでやっていたことがあったんです。その立場から企業の良さをお話すると、安定面と、自分の仕事に集中できるという点があると思います。フリーは、当たり前ですけど誰も仕事をくれないので、自分で制作するというだけではなく、営業活動もしなければならないんですよね。リアルな話、仕事を依頼してくれるコネがないと難しいと思いました(笑)。」

箱庭 東出編集長「企業だと、幅広い仕事、一人で出来ない仕事ができると思います。私はデザイナーをずっとやっていて、フリーになろうかなと思ったこともありましたが、その後デザイナーには留まらない箱庭のような仕事に巡り合えました。フリーランスでは出来なかったことです。」

結婚・出産のライフステージに、女性の働き方はどう変わる!?

女子クリエイター働き方会議 ※写真左からトランスコスモス株式会社 水落さん、海野さん、前田さん、箱庭 東出編集長、司会進行役 箱庭編集部 シオリ

今回イベントに参加してくれた女子クリエイターは、22名。トークゲストや箱庭メンバーも含め30名の女性が集まったこともあり、このあとトークは、結婚・出産などでライフステージが働き方に直接かかわってくる“女性”ならではの働き方についてへ。

前田さん「私も結婚したての頃は、ちゃんとしなきゃって思っていたんですけど、いまは旦那が早い時はお米を炊いてくれたり、たまにはコンビニおかずに頼ったり、臨機応変にやっています。漠然とした不安を抱える人も多いと思いますが、自分がどうしたいか、夫がどうしてほしいのか、意外と会社の制度と相手の方の考え方で、なんとかなるのかなと思います。」

水落さん「私たちの会社では、個人タスクではなくチームでタスクを担っているので、いきなり誰かが休んでもリカバリーができる体制になっています。もし、子供を産んだ後のことを考えるのであれば、働いているママさんがいるかという聞き方よりも、どういった体制で働いているのかを具体的に聞いた方が、より働きやすい環境に巡りあえるかと思います。」

クリエイター職はどうやってステップアップしていくべき?

女子クリエイター働き方会議
トークセッションの後は、参加者のみなさんからいただいたお悩みを解決していきます。ここからは、普段からたくさんのクリエイターと接し、お仕事をご紹介しているマイナビクリエイターの武山さん、マイナビスタッフの花井さんにも参加してもらいました。
※12月1日より株式会社マイナビワークス。ここではイベント当時の社名(マイナビ)と記載致します。

たくさんの質問が寄せられましたが、興味深かった質問は、クリエイター職の30代、40代のステップアップについて。妻になっても、母になっても、会社で活躍したい!そんな想いがある女性の悩みは尽きません。

水落さん「マイナビさんの方が詳しいかもしれないんですけど、自分のやりたいこととお給料の兼ね合いをどこでつけるかだと思うんですよね。企業内でステップアップしていきたい場合には、やはり上流工程やマネジメントを求められてくるので、ディレクターやプランナーを経て、プロジェクトマネジメントや組織のマネジメント方向に進んでいくのも良いと思います。ただ、ご志向がクリエイター色が強ければデザイナーのスペシャリストになるという選択肢もありますし、自分がどういった道に進んでいきたいかではないでしょうか。」

武山さん(マイナビ)「そうですね。年齢によって、会社で求められる立ち位置がどうしても変わってきます。これは男女問わずですが、30代になってくるとマネージャークラスという視点を求める企業が多くなってきます。会社の上流にかかわっていくか、もしくは、スペシャリストとしての職を追求していくか、その時までに自分がどうしたいのかを考えておくといいかもしれません。」

海野さん「スペシャリストとしての場合も、人の育成に携わることで、ステップアップができるようになるのかなと思います。スポーツ選手がコーチや監督になるのと同じことなのかな。」

花井さん(マイナビ)「マネージャーとして活躍するのか、もしくは、スペシャリストとして活躍するのか、どちらにしても企業で働くクリエイターだからこそ、その選択を選べるという利点があるのかなと思います。」

なかなかアツいトークが交わされました。
最後は、みなさんで乾杯をして、交流会へ。

女子クリエイター働き方会議
悩みがちょっとでも解決できたのか、みなさんスッキリとしたお顔です。私たち自身も、これからの働き方について、色々と考えるきっかけを得られるイベントとなりました。箱庭では、今後もみなさんと悩みを共感し、解決できる場を持っていけたらいいなと思います。今回イベントに来ていただいたみなさんも、今回は残念ながら来れなかったみなさんも、また開催する際は、ぜひ来てくださいね~。それでは、またお会いできる日まで。

◆協賛:株式会社マイナビ(現:株式会社マイナビワークス)
◆協力:トランスコスモス株式会社