LIFE 暮らしを楽しむグッドな情報
1/21中目黒にOPEN!”人と人の繋がり”から生まれた「ONIBUS COFFEE 第二号店」レポートの巻
コンセプトは”人と人の繋がり”。
コーヒーが作り出す、新しい街のコミュニティ!
こんにちは、森ふみです。
今日はとってもあったか~いコーヒー店のお話。
1/21(木)中目黒にオープンしたばかりの「ONIBUS COFFEE」第二号店のお話です。
コーヒー好きなら知らない人はいない東京世田谷の奥沢にあるコーヒーショップ「ONIBUS COFFEE」。
渋谷の「ABOUT LIFE COFFEE BREWERS」や外苑前の「RATIO coffee&cycle」も手掛けている「ONIBUS COFFEE」ですが、第二号店を中目黒にオープンするということで、たくさんの注目を集めています。
今回は、みんなを虜にする「ONIBUS COFFEE」の魅力を探るべく、オープン準備で忙しい「ONIBUS COFFEE 中目黒」にお邪魔してきました。(お忙しいところありがとうございました!)
新しくオープンした中目黒店の全貌と、オーナーである坂尾篤史さんのお話も交えてお伝えします。
中目黒駅徒歩1分。路地裏にある古民家をリノベーションしたお店。
「ONIBUS COFFEE」第二号店は、中目黒駅から徒歩1分。線路沿いの路地裏、かわいい2匹のブタがポイントとなる公園の隣にあります。
自分たちのロースターを持ちたいと約1年前から物件を探していたという坂尾さんが二号店に選んだのは、メイン通りではないゆったりコーヒーと向き合えるこの場所でした。
もともとあった古民家をリノベーションした、白い壁と木を基調としたあたたかなお店です。
建物のフォルムが二階建てバスのようにも見えるような…?
1階には、お店の人と会話を楽しみながらコーヒーをいただけるコーヒースタンドと、ゆったり座りながらコーヒーを飲めるテラス席があります。
テラス席から眺められるのはドリップ風景。
「ONIBUS COFFEE」では、産地や精製方法、焙煎、淹れ方まで、すべてにこだわって丁寧につくられたコーヒーを提供しているので、コーヒーの美味しさは本当に絶品!
そして、1階の奥にある焙煎器からは、とっても良いコーヒーの香りがします。
2階はテーブル席が12席。シンプルでありながら、座り心地が抜群にいい椅子でくつろげます。
光が差し込む木製格子状の窓からの眺めは、電車だったり、隣の公園だったり。
中目黒駅徒歩1分で、こんなにのどかな空間に少し驚きです。
お洒落な古民家から漂うコーヒーの香りと、最高に美味しいコーヒー。
こんなお店が近くに欲しいよ~。一度行ったらそんな風に思ちゃう、なんとも素敵なお店なんです。
でも、それだけじゃないのが「ONIBUS COFFEE」!もう一つの魅力は、お店のマインドにもあるのかもしれません。
「ONIBUS COFFEE」のコンセプト、そして中目黒店への想いをオーナーである坂尾篤史さんに聞いてきました。
人と人の繋がりからできたこのお店には、一つ一つのモノすべてにストーリーがある!
– 「ONIBUS COFFEE」のコンセプトをあらためて教えていただけますか。
坂尾(以下:坂):奥沢もなんですが、「ONIBUS COFFEE」には”人と人を繋ぐ”というコンセプトがあります。
”ONIBUS”という言葉は「公共バス」という意味があるんですが、バスがバス停からバス停へ人を運ぶように、「ONIBUS COFFEE」にも人と人を繋げたいという想いがあるんです。
あともう一つ”ONIBUS”には「すべての人々のために」という意味もあり、このお店が色々な人のためになってくれたらと思っています。
- 中目黒店は、奥沢店と違い和のテイストが印象的ですが?
坂:そうですね、まず物件を見たときに、昔ながらの日本の家屋だったので、これを活かしていきたいというのがありました。
ただ、その前からお店をやっていく中で、海外からの文化を僕たちはやっているわけなんですけど、それだけではなく、日本からもどんどん世界に発信をしていきたいという想いがあったので、そうなると和洋折衷みたいなものが出来たらいいな~と思っていました。
坂:コーヒーのパッケージも一新したのですが、そこにも和の感じを取り入れています。中目黒店の2階の窓格子をイメージして、窓の格子の中に幾何学模様を描いたものにしています。
日本は西海岸のパッケージが多いと思うんですけど、そうではなく、日本っぽいものを発信したいなと思い、そういうものを活かしました。
世界に通用するコーヒーをつくっているという自信があるので、どんどん世界に発信していきたいという想いがあったんです。
- この内装を手掛けたのは?
坂:渋谷の「ABOUT LIFE COFFEE BREWERS」も手掛けた、友人の鈴木一史さんですね。
- 以前箱庭でもご紹介した「Bird 代官山」も手掛けている一史さんですね。
(個人的には、坂尾さんもそうなのですが、名前に私も同じ「史」が用いられていることに勝手ながら親近感を感じています!)
他にもこれまでに出逢った人たちとの繋がりが、このお店づくりに繋がっているのでしょうか?
坂:そうですね。1階の壁は常滑焼の手づくりのタイルなんですけど、手がけていただいたTOKONAMEさんとはイベントで出逢いました。カップだけじゃなくタイルとかも手がけてみたいというTOKONAMEさんの新しい試みがあったので、お店の1階の壁をお願いしようと!1階の奥には、友人であるChalk BOYさんの手書きイラストもあります。
坂:2階の家具は、「ABOUT LIFE COFFEE BREWERS」で働いていたNUBさんに頼みました。NUBさんはご夫婦で家具を作っていたんですよ。
木のランプシェードは、イベントに出たときに木のカウンターがあったんですが、イベントのブースをつくってくれた方がこのカウンターあげるよ~って言ってくれたのを、お手伝いしてくれていたNUBさんがいいのー!っていうことで。その時のカウンターからつくられています。
コーヒーカップはイイホシユミコさんなんですが、カップの厚さが薄いので、コーヒーを飲んだ時の質感が良いんです。アトリエに行って、コーヒーを飲んでもらいながら、どんなカップが良いか相談しました。最初はロゴを入れるだけという話だったんですけど、その時に廃盤にするというカラーがあって、それを「ONIBUS COFFEE」で受け継がせてもらったんです。
そんな風に自然に繋がって、広がっていったというか。一つ一つのモノにすべてストーリーがあります。
なるほど!いろんなご縁が繋がっていくから面白いですね。でもそれはもちろん、坂尾さんの”人と人を繋ぐ”という想いがあるから。
坂尾さんにお会いすればきっと分かるのですが、やわらかな雰囲気と胸に秘めた熱い想いが垣間見れるので、一緒に何かやりたいなと思えるし、この想いを一緒に繋いでいきたいと思うんですよね。
人との繋がりを大切にする「ONIBUS COFFEE」が、奥沢にオープンして4年。
そんなお店のコンセプトを一番体現しているのが、この中目黒店なのかもしれません。
最後に、「ONIBUS COFFEE 中目黒」のこれからについてお聞きしました。
コーヒーとしての仕事をしっかりと確立し、みんなで幸せを感じたい。
坂:奥沢もそうなんですけど、お客さん同士が繋がって、自然と一緒に仕事をしていたりだとか、そういうのを見ると嬉しいんですよね。
コーヒーってやっぱり西海岸のイメージが強いので、コーヒーを飲む人もシティボーイなイメージがあると思うんですけど、このお店は、大人として考え方がしっかりある人がターゲットになっていて、会話を楽しんだり、新しいコミュニティがつくっていけたらと思っています。
そして、「ONIBUS COFFEE」としては、コーヒーを自分たちの生活まで落とし込めたらなと思っています。僕たちは農園に行ったりしているんですけど、農家さんとしっかり繋がって、コーヒーとしての仕事をしっかりと確立することで、僕たちも農家さんもお互いの生活の向上ができればいいなと思っています。そんな質の高い美味しいコーヒーをみなさんに飲んでもらって、コーヒーを飲んだ方もみんなで幸せになっていければと思っています。
坂尾さん、ありがとうございました!
あたたかいコーヒーと、あたたかい心を感じられる「ONIBUS COFFEE」。
お店の方とコミュニケーションを取りながら、美味しいコーヒーを、楽しく飲むことが出来るお店です。
ぜひ足を運んでみてくださいね。
ONIBUS COFFEE 中目黒
所在地 :〒153-0051 東京都目黒区上目黒2-14-1
営業時間:9:00-18:00/不定休
Tel/Fax:03-6412-8683
アクセス:東急東横線・東京メトロ日比谷線「中目黒駅」より徒歩1分
席数 :12席
Web site:http://onibuscoffee.com/