160210toda_00

落語を愛する人たちが作った、ビギナーでも気軽に落語に親しめる場

こんにちは、落語だいすき戸田江美です!
最近ドラマやアニメで取り上げられている”落語”。気になっているけど、見に行くのも聞いてみるのもちょっと敷居が高そう…そう思っている方におすすめの落語デビュースポットがあります。
160210toda_01
その名も「らくごカフェ」。本の街・神保町にあります。カップと流水模様を組み合わせた紋のようなロゴが古典的なんだけど今風で素敵!

160210toda_02
らくごカフェには高座(落語がおこなわれる舞台)が常設されています。カフェタイムはお茶と軽食を食べられるリラックス空間。ほぼ毎日おこなわれているという落語会が始まる時間になると、コーヒーやアルコール片手に落語を聞くことができます。
カフェに入店する気分で気軽に楽しめる場なので、落語デビューするにはうってつけ。
月に数度は浅草や上野にある寄席に通って落語を聞いている私ですが、初めて行った時はとてもドキドキしたのを覚えています。らくごカフェをもっと早く知っていたら良かったかもな〜。

160210toda_03
天井には、落語家さんたちの手ぬぐいや千社札が。たくさんあって、デザインを見ているだけでも楽しい!

160210toda_04
店内では落語に関する書籍やCD・DVD、落語家さんのグッズなどが販売されています。写真はらくごカフェオリジナルの手ぬぐい。3種類あります。ちなみに女性人気が高いのは左のデザインだそう。記念にも普段使いにも良さそうです!

160210toda_05
[写真左]こちらは昨年ドラマにもなった落語家・立川談春さんのグッズ。めだかをモチーフにしたイラストがかわいいです。落語グッズって渋いイメージあるけど、こういうものもあるのですね。
落語家さんのグッズは落語会がおこなわれる会場でしか手に入らない場合が多いので、こうして常時販売されている場所があるのは落語好きとしてとても嬉しいです。

[写真右]販売されている書籍は新刊・古書共に種類豊富。さすが本の街・神保町。初心者もマニアも楽しめそうなものばかりです。近くにある古本屋さんが集めてくれた本も多いそうで、らくごカフェのあたたかい成り立ちを感じることができます。

160210toda_06
店内閲覧用のコーナーもあります。コーヒー傍らに、落語の世界へトリップできる読書タイム。なんとオーナーが執筆した本もあります!

160210toda_07
[写真左]ぶあつーいファイルには、落語家さんたちのサインがファイリングされていました。落語好きにはたまらない…!私の大好きな柳家喬太郎さんのサインも発見。興奮しながら写真撮っちゃいました。
らくごカフェは落語好きのオーナーが、落語家さんたちの力を借りながら作ったお店。そんなこともあって、たくさんの落語家さんたちに愛されていることが分かります。

[写真右] 店内には落語に関する貴重な資料も飾られています。2011年に亡くなられた立川談志さんが以前、選挙に出た際の看板や、新宿にある寄席「新宿末広亭」で使われた寄席看板。
これらだけでもお宝ですが、本棚には明治期に作られた落語番付や、テレビ局から贈られた大御所落語家さんの写真など、様々なものが展示されています。
カフェであり本屋さんでもありグッズ販売もあり、展示品もあり、落語会もやっていて…盛りだくさんなお店だなー!

160210toda_08
この日は「らくごカフェに火曜会」というらくごカフェ主催の会でした。ソフトドリンクもアルコールも揃ったワンドリンク制(会によります)。お仕事終わり、アルコール片手に落語を聞くのも良いなあ。

160210toda_09
三遊亭天どんさん(写真左)と入船亭小辰さん(写真右)の若手お二人が登場。満席で賑わう店内は9割が女性のお客さんでした!
4つのお噺を聞いて、笑って、ドリンクを飲んで、1800円(事前予約価格)。これはとってもお得…!
「らくごカフェに火曜会」は、出演する落語家さんたちが得意とするネタのバリエーションが多様になるようにラインナップしているそうです。それは、初めて来たお客さんでもどれかのネタは楽しめるように、と思ってのこと。まさに落語デビューにピッタリ!この日も店内はお客さんたちの笑いで溢れていました。
スケジュールなどはサイトで確認してみてください。

らくごカフェでは落語だけでなく、講談や浪曲も楽しめます。日本の芸能に触れるチャンスになるかも。優しいスタッフさんが出迎えてくれるので、初心者さんもリラックスして満喫することができます。
敷居が高そうに感じる落語。しかし一歩踏み出すとハマってしまうかもしれません。そのきっかけを是非、らくごカフェで掴んでみてください。

    らくごカフェ

    住所:東京都千代田区神田神保町2-3 神田古書センター5F
    電話:03-6268-9818(平日12時〜18時)
    カフェ営業:月〜金 12時〜18時(落語会で貸し切りの場合あり)
    定休日:不定休(落語会の予定があるときは会場として夜間、土日祝日も開店)
    サイト:http://rakugocafe.exblog.jp/