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草木染めの優しい色合いと美しいデザインの手しごとに出会う旅

こんにちは!
世界の布と雑貨のお店「&JOURNEY」店主の未希です。

お店をはじめて、ちょうど1カ月ほどが経ちました。
1カ月の間にも色々なことがありすぎて、
毎日が旅のような濃い日々を過ごしています。
気づけば、メキシコとグアテマラの買い付け旅の話もまもなく帰国へと近づいてきました。

最後にご紹介するのは、グアテマラのアティトラン湖のほとりにある、草木染めの織物の村、
San Juan la Laguna(サンファン・ラ・ラグーナ)について。

Panajachel(パナハチェル)という町からボートに乗ってアティトラン湖を渡りたどり着きました。
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山と湖の景色が美しく、静かで落ち着いた村、という印象。
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この村は草木染めの織物に力を入れている村だという情報を得てやってきました。
村の中を歩いてみると壁画がたくさんあり、それらを見て歩くだけでも楽しいです。
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特にお隣のSan Pedro la Laguna(サンペドロ・ラ・ラグーナ)は
ヒッピーが集まる村でもあるそうでアーティストも多く、そちらの壁画もすごかったです!

サンファン・ラ・ラグーナは織物の村というだけあって
織物に関する壁画がたくさん。
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次いでコーヒーに関するものも多い…
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グアテマラコーヒーは世界的にも有名ですものね!
確かにおいしいコーヒーを飲めるお店たくさんありました。

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…と思ったら、コーヒーの木も発見しちゃいました!

さて、ひととおり散策しながら、織物のお店もたくさん見つけましたよ!

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この村の織物は他のマヤ系先住民の村の染色・織物とは全く異色で、
草木染めの優しい色合いと美しいデザインが好評のようです。
グアテマラでは日々原色のカラフルな色合いを目にしてきたので、
日本にも馴染みそうな色合いが逆に新鮮で癒されました。

NGOやJICAなどの支援が入り、染色や織りの指導をしているそうで
確かに質の良い草木染めの品をつくる工房とお店がたくさんあります。
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糸はどのように紡がれるのか、
それぞれの糸の色がどんな植物から染められるか等、
説明のための展示ブースもつくられていました。
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この草木からこんな色に染まるのか!と一色一色に、発見があります。

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織っている様子も見学させてくれます。
機織り機を腰にベルトのように固定させ、糸を通して丁寧に織られていきます。

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ここでもまた、中米の手しごとの素晴らしさを実感…。

実のところ、特にグアテマラの織物や文化については全くと言ってよいほど知らずにやってきてしまいました。
メキシコのついでに…くらいの気持ちで…。
実際に訪れてみると、なんとなく治安の悪いイメージや泥臭いイメージを持っていた自分が恥ずかしくなるくらい、素晴らしい景色や穏やかな人々が待っていました。

特にアティトラン湖周辺は、のんびりとした雰囲気でとても過ごしやすかったです。
そして脈々と受け継がれてきたマヤ民族の技術や文化・生活に少しですが触れることができ、
もっと知りたい、学びたいという気持ちが自然と生まれました。
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開店前に勢い余って地球の裏側まで飛び立ったけれど、
自分の直感を信じて、ここまでやって来て、本当に良かった!!

正直、買い付け旅としては、全く十分なものにはなっていません。
でも、これから始めるお店にどんなものを置きたいか、
お店や商品を通して、どんなことをお客様にお届けしたいのか…
改めて自分に問い直し考えるきっかけとなる良い旅となりました!

いつも新しい発見や出会いを与えてくれる「旅」。
&JOURNEYもそんな、旅のようなお店になりたいと思っています。
次回は、そんな構想もふまえつつ、お店の準備からオープンしてみて…のお話をしていきたいと思います。

つづく

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