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「変わらない」が愛おしい。沖縄の深い森の奥にある古民家カフェ 「ハコニワ」
築50年以上の古民家を素敵に改装したカフェで優しい休日を。
こんにちは!桜の季節も終わり、少しずつ夏に向かっている沖縄からMOSAICKAFEです。
私が箱庭のキュレーターに採用された時から、ずっと紹介したいと思っていた
大好きなカフェがあります。それは沖縄の北西部、本部町にある「Cafe ハコニワ」。
私がはじめてこのお店に来たのは、たしか8年くらい前。
鬱蒼と茂る森の中「本当にここで合ってる?」と心配になるような細い細い道を
不安になりながら走った記憶がありますが、今は看板もあり道路も広くなったのか
すんなりたどり着くことができます。
飲食店て、集客するためには人通りとか大事でしょう?
でもこちら、沖縄の人口が集中する那覇から車で約1時間半。
地元の人以外はたまたま通りかかって、なんてことは絶対にないような山奥にあります。
この場所でお店を開くことに対して不安はなかったのですかと
オーナーの谷口かおりさんに思わず聞いてしまいました。
「なぜか、不安はまったくありませんでした。
この物件に出会った時、直感したんです。“ここだ”って」
その谷口さんの直感通り、この場所の、この古民家の、この雰囲気に
たくさんの人が惹きつけられ、オープンして9年経った今でも週末のランチタイムには
人気のない森の中、ここだけに人がぎゅーっと集まる人気店に。
みんな、このカフェに来るためにはるばる本部まで来るのです。
驚くことに、ハコニワにはWEBサイトがありません。
自ら積極的に発信することなく、雑誌で紹介されたり、ブログやSNSなどで
拡散された口コミが口コミを呼び、来た人がリピーターになっているのだそう。
ハコニワのランチメニューは、ハコニワプレートとカレー、そしてバゲットサンド。
内容は月替わりですが、この3種類なのはオープン当初から変わっていません。
シンプルで素朴なお惣菜がいろいろ味わえるハコニワプレートは一番人気です。
沖縄の、とくにやんばる産の旬の食材をふんだんに使い、沖縄の器でいただく。
器は陶芸家である谷口さんの旦那様が作ったものも使われています。
インテリアの配置や、置いてある小物など少しずつ変わってはいるようですが
オーナー谷口さんと、この古民家が作りだすお店の空気感はいつだって変わることなく、
磨き込まれた艶やかな木の床と、不揃いなのに何故か統一感のあるインテリアがなんだか落ち着く、
まるでおばあちゃんの家に来たみたいな安心感に包まれます。
こういったカフェに子供を連れて行くのは躊躇してしまいそうですが、
絵本やおもちゃなどの用意もあり、お子様受け入れ態勢は万全。
この日も赤ちゃんを連れたママ達が春の午後を楽しんでいました。
美ら海水族館もある本部半島に位置する「ハコニワ」。
週末のランチタイムは混むので、すこし時間をずらして行くことをおすすめします。
(ただし、ハコニワプレートは売り切れる可能性大!)
R84を走っていると大きな木の看板が出てくるので、迷うことなくたどり着けるはず。
Cafe ハコニワ
[住所]沖縄県国頭郡 本部町伊豆味2566
[電話]0980-47-6717
[営業時間]11:30~17:30
[定休日]水曜・木曜
[駐車場]あり
[WEBSITE]なし