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大切なお母さんへ、愛を込めた料理をプレゼントしませんか?

こんにちは、箱庭編集部です。
もうすぐ「母の日」ですね~。今年の「母の日」は5月8日なので、ゴールデンウィークの連休最終日という人も多いかもしれません。少しゆったりできそうな今年は、定番のカーネーションもいいけれど、温かい料理で母をおもてなしして、家族団らんの時間を楽しむのはどうですか?

今回は、そんな母の日におすすめの料理を、箱庭のガッコウのケータリングでもお馴染み、フード・ケータリングMOMOEの稲垣晴代さんに教えてもらいました。稲垣さんのつくる料理は、色とりどりの華やかな見た目と優しい味で、料理を見た人、食べた人がみんな笑顔になるんです。
教えてもらったのは、肉じゃがを洋風にアレンジしたレシピ。洋風になったことで、”肉じゃが”のイメージがまたガラッと変わる素敵な料理となりました。
お料理を教わりながら、稲垣さんご自身のお母さんのこと、ご自身が母親になって感じていること、普段当たり前になっていて気づくことのない”母”への想いも伺ってきました。

私たちも「母の日」は、もう一度お母さんのことを考え、感謝を伝える一日にしたいと思います。みなさんもぜひこのレシピを作って、素敵な母の日をお過ごしください。

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(MOMOE 稲垣晴代さん)

「私にとっての母の味は、肉じゃがでした」

-きっと誰にでも”母の味”ってあると思うんですけど、稲垣さんの”母の味”について教えてください。

私の母は、本人も言っているんですが、実はあんまり料理が得意じゃないんですよ(笑)。だから、家族で外食することも多かったですね。
そんな中、”母の味”として記憶に残っている料理は、今回母の日レシピにいいかも…と思った「肉じゃが」なんです。「肉じゃが」って、日本の家庭料理の定番ですけど、家庭によってお肉が牛肉だったり、豚肉だったり、しらたきが入っていたりいなかったり、少しずつ味付けも違っていると思うんです。今回のレシピではそんな「肉じゃが」にトマトやアスパラを使ってアレンジしているんですが、こんな「肉じゃが」もあるんだね!ってみんなのお母さんに驚いてもらえたらいいかなと思いました。たぶん母親世代では作らない味だと思いますが、食べたらきっと美味しいって言ってもらえる、気に入ってもらえる味だと思っています。

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私はこういう仕事をしていますが、改めて考えてみたら、お母さんにお料理を作ってあげたことはないかもと思い返したんです。離れて暮らしてからは、実家に帰るたびに何が食べたいのか聞かれたり、すでに張り切って沢山用意されていたり…母親ってそんな感じですよね(笑)。最近は、色々なお店に連れてってもらうことも多かったんですが、「母の日」を機会にお料理をつくってみるのもいいかなって思いました。

-「母の日」には、いつも感謝を伝えられていますか?

ちゃんと伝えられているかって言われたら、どうかなぁ~。最近はあまり伝えられていなかったかも。
大人になって初めて母の日を強く意識したのは、22歳で東京に出てきて一人暮らしをはじめたころです。一緒にいた頃は身近な存在すぎて気づいていなかったけど、離れてみて母に対する感謝の気持ちが芽生えて、カーネーションの鉢をプレゼントしましたね。すごく喜んでくれて、お礼の電話がすぐにかかってきたのを覚えています。でも、だんだんと日々の生活に追われて、気づいたらメールをするくらいになっていましたね。一年に一度、面と向かって感謝を伝えられる日だから、もう少しちゃんと伝えようかな(笑)。
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「母として娘に伝えたいのは、やっぱり“料理”です」

-7歳の娘さんのお母さんでもある稲垣さんですが、娘さんから「母の日」にしてもらったことはありますか?

娘は、お手紙をくれたりします。字が書けるようになって、書くことが楽しいみたいで、「ママ大好き」って書いてくれます。私は母親に感謝の気持ちを手紙でしたためるということをあまりしてこなかったんですけど、母親になって、手紙ってもらうとこんなに嬉しいんだなって実感できるようになりました。大切に手帳にはさんだりしています。
お手紙をもらった分、お返事の催促もされますが(笑)、私が娘に伝えていきたいと思うのは、やっぱり料理ですね。「料理って楽しいよ」「働くって楽しいよ」っていうのを伝えられたらいいなって思っています。保育園のころからお手伝いもしてくれて、ときどき「私が卵割るから!」なんて言ってキッチンに来たりしますね。娘の大好きな「ジャガイモもち」もよく一緒につくります。娘に教えてあげたい料理は、ごはんを鍋で炊くこととか、出汁を取るところからおみそ汁を作るとか、そういうシンプルで基本的なことですね。ただ、料理って自由に作っていいものだと私は思ってるので、自分でおいしいと思うものを作って欲しいなと思っています。娘が大きくなった時に、今度は私の「肉じゃが」と違う新しい「肉じゃが」を作ってもらえたら、それは嬉しいですね。

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定番の家庭料理「肉じゃが」をトマトとアスパラでアレンジ。簡単でいろどり華やかな洋風肉じゃが。

お母さんや娘さんのこと、そして母の日のことを聞きながら、教わった料理は「トマトと豚肉の洋風肉じゃが」。
相性のいいトマトと豚肉のコンビに、アスパラとブラックペッパーがアクセントに加わった、洋風アレンジの肉じゃがです。
トマトには、豚肉に含まれるビタミンB1を摂りやすくするクエン酸が入っているので、栄養バランスもGood!
しかも、完成まで30分という簡単料理なんです。今回は、お鍋のまま食卓へ出してパーティーっぽくするため、ル・クルーゼのお鍋を使いました。

    【トマトと豚肉の洋風肉じゃが】
    ●材料(4人分)
    豚こま切れ肉…250g
    タマネギ…2個
    ジャガイモ…中8個
    トマト…2個
    アスパラガス…2本
    水…300cc
    しょうゆ、酒、みりん…各30cc(大さじ2)
    サラダ油…少々
    ブラックペッパー…適宜

    ●作り方
    1.タマネギ、トマトは8等分のくし切りにする。ジャガイモは3等分に切る。
    2.鍋にサラダ油を引き、豚肉を入れる。色が変わったらタマネギ、ジャガイモを加え全体に油が回ったら水、しょうゆ、酒、みりんを入れる。沸騰したらトマトを入れ、落し蓋(ル・クルーゼのお鍋の場合は、普通の蓋)をして中火で約15分煮る(水分が減り、ジャガイモに串が通るくらいになればOK)。
    3.別の鍋でアスパラガスをゆでて斜め薄切りにし、2にのせる。好みでブラックペッパーをふる。

    ●ポイント
    ・水と調味料の割合は「10:1:1:1」と覚えましょう。
    ・ル・クルーゼのお鍋を使うと、落しぶたをしなくてもいいので楽チン! 

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お料理と一緒にお鍋をプレゼントするのもおすすめ!

お料理をプレゼントということ自体もちょっと特別感がありますが、お料理と一緒にお鍋をプレゼントしてみるのはいかがでしょうか?!
母の日のプレゼントはお料理だと思っているお母さんへ、「実は、このお鍋もプレゼントだから、また自分でも作ってみてね~。」っていうサプライズは想い出に残りそうですよね。
今回のレシピでは、ル・クルーゼの白いお鍋を使用していますが、カラフルでかわいいシリーズもギフトにおすすめ。こちらのカエルパルコで購入できます。
ぜひ、みなさんもお母さんにサプライズな母の日を贈りましょう。「ありがとう」というメッセージを添えて。

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    パルコの母の日「LOVE LETTER」

    日頃の感謝をお母さんに伝えたい方を応援してくれるのが、パルコの「LOVE LETTER」企画!
    5月8日まで、キャンペーンのビジュアルを手掛けるパリの女性イラストレーター、ナタリー・レテの描き下ろしメッセージカードが用意された「LOVE LETTER」ブースがPARCO各店に設けられています。渋谷PARCOでは5/7・8の2日間実施、スタッフによるカード作りのお手伝いも。

    URL:http://parco.jp/gift/
    内容:フランスの人気クリエーター「ナタリー・レテ」描き下ろしのメッセージカードで、お母さんにLOVE LETTERを送ろう。LOVE LETTERブースは、各PARCOにて展開。フリーでお楽しみ頂けます。
    実施日:開催中~5/8(日) ※渋谷パルコは5/7(土)・8(日)
    開催店舗:渋谷PARCO
    address:東京都渋谷区宇田川町15-1
    営業時間:10:00 – 21:00
    TEL:03-3464-5111

文:二ッ屋絢子