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リモコンをあなたらしく。スマートライフの新提案

こんにちは! omatsuです。
突然ですがみなさん、お家の中にいくつリモコンがありますか?
テレビ、エアコン、ライト、ブルーレイプレイヤーなど…、数えてみると結構たくさんのリモコンがあったりするんですよね。(ちなみに我が家は8個でした!)
なかでも使用頻度の高いリモコンは、目が届くようテーブルの上に並べて置いておくことが多いと思いますが、リモコンってなんだかお部屋を雑多な印象にしてしまいがち。
特にAV機器のリモコンって、同じような操作ボタンが多いので、時折リモコンの取り間違えをしてしまうことがあったりするんですよね。
デジタル家電が増えれば増えるほど、そんな悩みは尽きないのかもしれません。
今日は家中にあふれかえるリモコン問題をスッキリ解決してくれる画期的なアイテムをご紹介したいと思います!

複数のリモコンを一つに!電子ペーパーを採用したマルチリモコン

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こちらの「HUIS REMOTE CONTROLLER(ハウスリモートコントローラー)」は、家にあふれる多数のリモコンをまとめて、1つのリモコンで複数の機器をスムーズに操作できる便利なマルチリモコンです。
ディスプレイには、電力を使わずに常に画面を表示し続けられる電子ペーパーを用いて、スリープ状態でもボタンの目視が出来るように細かな工夫がされています。
電子ペーパーに加え、持ったことを感知する加速度センシング技術が搭載されているので、従来のリモコンのように「持ってすぐ使える」自然な操作感を実現しています。

ほしいボタンだけピックアップして、自由にカスタマイズ!

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「HUIS REMOTE CONTROLLER」の最大の特徴は、必要なボタンだけをピックアップして、自分好みにカスタマイズリモコンが作れるというところ。

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外出前にまとめて家中の家電の電源をOFFにできるよう電源ボタンだけをまとめたり、映画鑑賞用にホームシアター機器だけをまとめたり、アイデア次第でいろいろ活用方法は広がります。

実際に「HUIS REMOTE CONTROLLER」を使ってみました!

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今回「HUIS REMOTE CONTROLLER」を入手して使ってみました!
ディスプレイガイド付きのカンタン操作だったので、取扱説明書を見なくても、あっという間にリモコンの登録をすることが出来ましたよ!

早速リモコンを登録!

リモコンの登録はとっても簡単!
「HUIS REMOTE CONTROLLER」に内蔵しているリモコン信号データベースから、テレビやエアコンなどの「機器」と「メーカー」を選んで、画面に表示される手順に従うだけのラクラク仕様です。
早速リモコンを登録スタート!

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①「機器」を選択。
②「メーカー」を選択。
③「機器」にリモコンを向けて、動作テストを実行。
④動作テスト後の反応確認。
⑤登録完了。
⑥画面下のホームボタンを押すと、登録した「機器」のリストが更新。
※新規リストには「NEW」と印が表示されます。

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早速エアコンの登録が完了!こんな風にシンプルなフラットデザインが採用されています。
佇まいがとっても美しいですね。
内蔵されているリモコン信号データベースにない「機器」や「メーカー」でも、赤外線対応の家電であれば登録することが可能です。例えば扇風機は、リモコン信号データベースになかったので、リモコンを向かい合わせにして、信号を送り学習させることが出来ましたよ!

次にカスタムリモコンを作成

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①プラスボタンで機器を追加。
②カスタマイズリモコンを作成。
③ガイドを読み、いざ作成画面へ。(※2回目以降非表示選択可能)
④各機器のよく使うボタンだけを選択。
⑤カスタム登録完了。
⑥ホーム画面に戻ると、登録したカスタマイズのリストが更新。
※ホーム画面のヘッダーのスパナアイコンからリモコン画面の編集が可能で、名前の変更、登録したリストの削除、またバッテリーやシステムなど一般機能が閲覧出来ます。

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カスタムリモコンが完成しました!箱庭の住めるアトリエで使っているリモコンで作成したので、名前を「haconiwa」と変更してみましたよ。
HUISの公式サイトに簡単カスタム体験ができる「カスタムリモコンシミュレーター」が公開されているので、気になる方はぜひトライしてみて下さいね。

使っていて個人的に気に入ったのは、画面操作の度に、自然で心地よい効果音と振動があること。しっかり伝わってくる操作感が心地よく、ワクワクしちゃいました。
またエッジから(端の方から)スワイプすると、画面が切り替わるところも、触っていくうちに意外とクセになりますよ。

今後はパソコンアプリで、より自由度の高いリモコン画面に!

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現在開発が進められている、無料のパソコンアプリを使えば、ボタンの配置はもちろん、大きさや、ラベルまで自由自在にリモコン画面が作れるそうです。
例えば、好きなデザインを導入したり、自分で撮った写真を背景にできたりと、アイデア次第で全く違う「HUIS REMOTE CONTROLLER」の表情が生まれそうですね。
※2016年中には無料ダウンロードできる予定。

「HUIS REMOTE CONTROLLER」が生まれた共創スペース、Creative Loungeに遊びに行ってきました!

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「えっ!?これってソニー製品なの!?」こんな風に思われる方も多いと思いますが、私も全く同じ反応でした(笑)問い合わせするまで、全く気づかなかったほどです。
この「HUIS REMOTE CONTROLLER」は、以前箱庭で取り上げた、「FES WATCH」や「AROMASTIC」と同様、社内ベンチャープロジェクトから生まれた製品で、ソニーの新規ビジネスアイディアを募るオーディションを通過して開発をスタートする、新規事業創出プログラム「Seed Acceleration Program(=SAP)」から誕生したプロジェクト。
昨年7月ソニーのクラウドファンディングサイト「First Flight」で、目標支援額が達成し、無事今年商品化されたそうです。

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今回詳しくお話をして下さったのは、「HUIS REMOTE CONTROLLER」の開発リーダー、八木隆典さん。
八木さんは入社4年目の若きプロジェクトリーダー。「HUIS」プロジェクトは、八木さんを含めた同期6名をメインに活動されているそうです。(すごい!)
大学時代、無線の研究をされていた八木さんは、ずっと前から変わらない家電リモコンに随分前からから着目されていたとか。

八木隆典さん(以下、八木さん):「家の中いろんな使い勝手に関わってくる中で、『リモコン』ってずっと前からあるんですけど、なかなか変わっていなかったなと思ったんですよね。そこで周りの人に『この先5年後、10年後も同じ今のコントローラーを使い続けたいですか?』って聞いたところ、みんな首を傾げるんですよ。実はみんな今のリモコンに対して、ベストって思っている人って少ないのではないかと。そんな思いが今回の開発のきっかけです。」

そして昨年『家のUI(ユーザーインターフェース)を進化させて、日々の暮らしを良くしていく』をビジョンに掲げ、新規事業創出プログラム「Seed Acceleration Program(=SAP)」の第一回オーディションに応募されて、数百もの企画の中から見事選ばれたそうです。

新規事業創出プログラム「Seed Acceleration Program(=SAP)」とは?

ソニーの新規ビジネスアイディアを募るオーディションを通過して開発をスタートする、新規事業創出プログラム「Seed Acceleration Program(=SAP)」。
これまでのソニーの既存の事業領域になかった新しいアイデア(=種)に、会社がバックアップする社長直管轄の社内ベンチャー支援プログラムです。
全然違うジャンルの部署に居ようとも、オーディションに通過すれば「新規事業創出部」に異動し、プロジェクトが進んでいくそうですよ。
それが年齢や経験、技術の有無関係なく、本当にそれがアイデアとして面白いかとか、商品に対しての想いや情熱があるか、などが、オーディションの審査の基準とのこと。今のライフスタイルに寄り添い、トップ自らサポートされているSAPは、ソニーの全く新しい試みなんでしょうね。

クラウドファンディングサイト「First Flight」の価値

「HUIS」のプロジェクトが動きだしたときは、クラウドファンディングをやるイメージはなかったようです。ただ商品化をする上で、色んな人の声を聞くのがとっても大事なんじゃないかと思われたとか。
昨年7月にソニーのクラウドファンディングとEコマースのサイト「First Flight」で支援募集を実施し、支援してくれた方々の声に直に耳を傾けながら、製品開発を進めていかれました。

八木さん:「支援者様限定で試作品を触ってもらう機会を設けたのですが、その時も多くの方から製品へのご意見をいただきました。最初は電子ペーパーの表示画面が反射するような素材だったのですが、見やすさを重視してほしいという声が高かったので、どの角度から見ても反射しないように、マットな素材変えました。
あと別のイベントでは、ホームボタンの反応時間や、テレビのボリュームボタンを長押し対応してほしいという声もあったので、後日改善してフィードバックさせていただいています。やっぱり実際使う人の意見だと、角度が違うような意見が出てくるんですよね。エンドユーザーの声をヒヤリングすることは、開発において非常に大切だと思いました。」

「HUIS」というブランディング

「HUIS」のWEBサイトや、製品をみても、ソニーのロゴが見当たりません。
それにはこんな訳があったそうです。

八木さん:「基本的にソニーの名前は表には出さない方針でやらせていただいています。そもそも『HUIS REMOTE CONTROLLER』が、ソニー製品に限らず、他のメーカーともつながっていくものなので、ロゴを載せてしまうとソニー製品だけしか使えないと思われてしまうんじゃないかと思い、あえて名前を伏せました。今後もよりオープンに幅広い種類の機器とつながっていくようにしていきたいと考えています。」

今後はカスタマイズアプリの開発、Bluetooth Low Energyを活用など、引き続きユーザーの声に耳を傾けながら、開発を進めていくそうです。さらに家のUIを進化させていく「HUIS」プロジェクトから、今後も目が離せませんね。

銀座ソニービル 5FにFirst Flight Ginza がオープン

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5月20日(金)銀座 ソニービル 5F Sony Innovation Loungeに、First Flight Ginza がオープン。そこで今回ご紹介した「HUIS REMOTE CONTROLLER」の体験・購入ができるそうです。他にも、ソニーの新規事業創出プログラムから生まれたユニークなアイテムを展示・一部販売中とのこと。気になる方は是非First Flight Ginzaに足を運んで、新感覚のマルチリモコン「HUIS REMOTE CONTROLLER」を体験してみて下さい。

    HUIS REMOTE CONTROLLER

    価格:27,950円(税込)
    外寸:縦 123mm 横 68mm 最低部 24mm
    質量:130g
    素材:PC-ABS樹脂など
    バッテリー容量:1500mAh(バッテリー持続時間 約 1ヶ月 ※ )
    通信方式:赤外線、Bluetooth version 4.0 (アップデートで利用可能に)
    付属物 USB ケーブル、USB ACアダプター、スタートガイド、リファレンスガイド、保証書

    Sony Innovation Lounge

    住所:東京都中央区銀座5-3-1

    営業時間:11:00~19:00 5月20日(金)オープン
    定休日:なし(※1/1、年2回法定点検を除く)
    クレジットカード:ご利用可(AMEX、Visa、Master、JCB、Diners)

◆参照元
HUIS
First Flight Ginza

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番組ホームページでも、「haconiwa catch up」として箱庭の記事を配信しています。

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