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こけしの世界は無限大!遊び心満載のバリエーション

こんにちは。新潟在住の箱庭キュレーター渡辺真理子です。
典型的な日本顔で、こけしに似ているとよく言われるワタシ…。実のところ、他人とは思えません。
そんなわけで、今回は個性的なこけしの「まこけし」をご紹介します

「まこけし」とは?

イラストレーターしおたまこさんが手がける、こけしシリーズ。
全て一点モノで、イメージが湧くまま自由に描かれています。
「こけしは形が決まっているので、創作の自由度は低いです。
けれども、限定されたフォルムだからこそ表現する楽しさが増す気がします」と、しおたさんは話します。

コンセプトは「ほっこりゆるりな気抜け感」。
思わずクスッと笑ってしまうような、絶妙な力の抜け具合がステキなのです。

定番・まこけし

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まずは、スタンダードなこちら。キョトンとした顔がかわいらしい、女の子のこけしです。
服の模様に描かれている自然モチーフがいい味を出しています。

現実にこんな人いるかも!?こけし

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ヨーロッパ風のおじさん、赤毛の白人女性、プロレスラー、スイマー。
実際にこんな人いそうだなと思う人物を、デフォルメして出来上がったそうです

昭和ソウルミュージックこけし

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アフロのお姉さん&おじさん、女性歌手。
どこか懐かしい昭和のおもかげがあり、バブル時代を彷彿させます。

シュールこけし

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哀愁漂う中年オヤジ、宇宙飛行士、宇宙人、劇画タッチの女性。
異色のこけしは、並べてみるとシュールさ倍増です。

ミニこけし

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約6cmの小さなこけしです。カラフルな色使いで、北欧の雰囲気があります。

まこけし制作の裏側

従来のこけしの概念にとらわれない、自由な発想はどこからでてくるのでしょうか?
しおたさんの場合は、映画に強く影響を受けているといいます。
SF、ホラー、コメディ、時代劇。登場人物や印象的なワンシーンからイメージを広げ、
自分のフィルターを通すと、新しいキャラクターが自然と生まれていくそうです。

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まこけしのラフ画を見せていただきました。
アクの強いキャラクターばかりで、眺めているだけでもおもしろい!
30パターン以上考えたなかで商品化するのは、世界観をきちんとまとっているもので、
最終的に飾っておきたくなるようなもの、だそうです。

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ちなみに、こけしを購入すると、これまた可愛い「こけし柄ボックス」に入れてくれます。

しおたさんの作品は、木工クラフトだけでなく、紙モノ、布モノもあります。
気になる方はぜひwebsiteをチェックしてみてくださいね!

◆参照元サイト
しおたまこさんWeb site:http://siotamako.com/wp1/