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フェリーに乗ってトルコのアジアサイドへ

こんにちは!料理研究家・フォトエッセイストの口尾麻美です。
アジアとヨーロッパの中間であるトルコ。地理的にも文化的にも交わる、世界で唯一の場所。それ故に、さまざまな魅力が満載です。西洋と東洋、新しさと古さ、イスタンブールは場所によっていろいろな表情を見せてくれます。

今回はそんなトルコのローカルな姿を探しに、アジアサイドに行ってみました!

フェリーでのんびりアジアサイドへ

160617kuchio_01(フェリーは外の席が人気)

エジプシャン・バザールの目の前、サバサンドでおなじみのエミノニュには、ボスポラス海峡を行き来してアジアサイドとつながるフェリーターミナルがあり、庶民の足になっています。

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アジアサイドまで20分くらいの船の旅ですが、フェリーから見る旧市街のモスクや新市街のガラタ塔など見どころがいっぱい。

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船内ではチャイや軽食も楽しめます。

アジアサイドは下町情緒がたっぷり

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フェリーを降りると、ヨーロッパサイドとは違ったのんびりムードが漂い、一気にローカル度が増します。

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下町情緒あふれるカラキョイは路地に市場があったり、パン屋さんも点在しているので、お店をはしごしていろいろ試したくなってしまいます。

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また、老舗のロカンタ(食堂)も多く、おいしいものがいっぱい。

下町風景に溶け込むネコたち

さらにローカルを求めて行ったクズグンジュックは、シナゴーグ(集会場)やアルメニア教会など混在する、どこか異国情緒あふれる街。アーティストたちが移り住みはじめているエリアでもあります。
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2階が飛び出た作りの家は、トルコの伝統的な建物。カラフルな町並みで、のんびり散策するのも楽しいです。

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そして通りには、猫、猫、猫。よく見るとあちらにもこちらにも!実は、トルコは猫がたくさんいる国。地域猫がたくさんいて誰かがお世話をしているのだそう。そんなやさしさ溢れる一面に出会い、思わずほっこりしてしまいます。

世界遺産もいいけれど、トルコのローカルな一面を見つけたり、写真におさめるのも旅の醍醐味。心癒されるアジアサイド、ぜひ足を運んでみてください。

    ◆アジアサイド
    「カドゥキョイ Kadıköy」や「クズグンジュック Kuzguncuk」地域のことです。

◆箱庭ゲストキュレーター 口尾 麻美(くちお あさみ)
料理研究家、フォトエッセイスト。アパレル会社勤務後、イタリア料理店を経て現在に至る。ジャンルにとらわれない料理は書籍や雑誌、イベントやケータリングを通して発信。