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沖縄の食材と他地域の食材の、おいしい出会いを提供。「食堂faidama」
那覇のまちに、島の香りを。
こんにちは!最近はツーリング三昧で、沖縄の夏を満喫しているMOSAICKAFEです。
全国的に暑い日が続いていますね。
忙しい毎日のごはん、ちゃんと食べていますか?
旅先のごはん、ついつい食べ過ぎて体調崩してはいませんか?
沖縄で外食するとステーキやラフテーなどのガッツリ肉系やジャンクフードが多いので
観光客の方は長く滞在すると胃腸が疲れてくる、という方も多いかと思います。
そんな時におすすめしたいのが浮島通り近くの「食堂faidama(ファイダマ)」です。
ファイダマとは八重山のことばで「食いしん坊」という意味。
沖縄本島でいう「がちまやー」みたいな感じです。
島の素材と、全国の美味しいものをコラボさせたfaidamaのご飯は、
新鮮な食材を丁寧に丁寧に調理しているのがひと目でわかり
彩りもやさしく疲れた体にじんわりと染み渡ります。
食事メニューは夜まで通しで「お肉の定食」「お魚の定食」「お野菜とスープの定食」
「八重山そばとピィパーズジューシーの定食」の4品。
一口サイズの前菜3品盛りがついて900円から1200円。
野菜が多くご飯はやや少なめですが、炭水化物も肉も魚も時には揚げ物もあり、
というストイックすぎないゆるーいヘルシーさがまた良いのです。
ご飯も「白米と玄米」が選べるのではなく「白米とジューシー(沖縄風炊き込みご飯)」
という選択肢なのもわたし的にツボでした。
2016年4月にオープンしたばかりのこのお店を営むのは
那覇出身の高江洲毅さんと、石垣出身の美沙さんのご夫妻。
沖縄の別々の島で育ったふたりは東京で出会い、長年銀座の沖縄料理店に勤めた後、
那覇でお店を始めるために沖縄に帰ってきました。
お二人が那覇にお店を出すと決めた時から、糸満で畑を始めた毅さんのお父さん。
人参、島らっきょう、冬瓜など父畑(ちちはる)で丸々と大きく育った野菜は
メニューに登場する他、販売もしています。
島野菜のデリも充実。
旅の夜、テイクアウトしてホテルの部屋でゆっくり晩ごはんというのもおすすめです。
晩ごはんの時間近くになると、近所のおかあさんが「まだジューシーある?」とやってきました。
しかし残念ながら売切れ!ピィパーズ(八重山のスパイス)が効いたジューシーはかなりの
人気メニューのようでこの日何度も聞かれていました。
美沙さんオリジナルの手作りの島マースグラノーラや赤紫蘇のシロップ、
島で採れた果物のジャムなどはお値段も手頃で、お土産にしても喜ばれそう。
この日は、糸満のヤマネコ農園さんのキームム(直訳すると“毛桃”らしいです!)という
沖縄では昔、どこの家でも庭先などに植えていたという小さな桃も売られていました。
今ではキームムを植える家も少なくなり、
地元のおかあさんたちが「懐かしい!」と買って帰るそうです。
キームムはそのまま食べる他、コンポートにしたりお酒に漬けたりと色々楽しめます。
店内では、美沙さんが「ずっと好きで自分のお店を持った時には絶対置こうと思っていた」
という、県内作家さんたちの雑貨も販売。
Ayoiさんのフクギ・月桃など竹富島で採れた植物を使って染めた
エコバッグやアクセサリー、アイデアにんべんさんのfaidamaオリジナルトートバッグ、
ピパーチラボさんのエプロン、chicculuさんの月桃紙のメッセージカードなどなど。
「ocar craft」という革細工にふと目を止めると「主人の母が革細工を始めたもんで」と
美沙さん。なるほど(笑)。父畑(ちちはる)といい、ネーミングのセンスがニクイですね。
「東京で働いていた頃、同じ沖縄出身の若いスタッフが沖縄の食材を全然知らなかったんです。
だから観光の方だけでなく地元の人にもここで沖縄の食材を知ってもらったり、
他の地域のものとのおいしい出会いを楽しんでもらいたいと思って。
沖縄の食材を新しい切り口で発信できるようなお店作りをしたいと思っています」と語る美沙さん。
スイーツ系やコーヒーにもこだわっているので、那覇散策の合間にほっと一息ついたり、
自家製サングリアでちょっといい気分になるのもいいかも。
食堂faidama
住 所:沖縄県那覇市松尾2-12-14 カサグランデ松尾1F
電 話:098-953-2616
営業時間:11:00〜19:00
おやすみ:月曜・火曜
facebook:https://www.facebook.com/食堂faidama-941501365957144/