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札幌の新しい食文化「シメパフェ」って知ってる?
甘いもの好きの人必見!札幌で愛されている「シメパフェ」文化をご紹介
北海道も最近は暑い日が続き、アイスや甘くて冷たいものを日々欲してしまう箱庭キュレーター narico.です。
みなさんは「シメパフェ」という言葉を聞いたことがありますか?
飲んだあとの「締めのラーメン」ならぬ「締めのパフェ」というものが実は最近、札幌の夜の定番になりつつあります。
札幌には観光客が魅了してやまない新鮮な魚介やジンギスカン、スープカレーなど数多くありますが、絞り立ての牛乳からできたソフトクリームや地元の旬の食材などを使った冷たくて甘いパフェで一日を締めくくるという習慣が季節にかかわらず、ここ数年札幌市民の間だけでじわじわと広がりをみせているんですよ。
今回は、そんな「シメパフェ」という札幌の食文化についてと「シメパフェ」を多くの人に伝えていこうとしている方達の活動についてご紹介します。
「シメパフェ」の魅力を世界へ発信!「札幌パフェ推進委員会」
札幌では、この知られざる食文化を一人でも多くの方に知ってもらいたい!と、様々なキャンペーンや宣伝を通して自慢のパフェをPRし、新たな食のムーブメントを起こそうと活動している「札幌パフェ推進委員会」という方達がいます。
今回、運営されている磯崎智恵美さんと小林仁志さんのお二人に直接お話を聞いてきました。
「札幌パフェ推進委員会」は、期間限定のイベントなどで「札幌シメパフェ」という名前でお店を出したり、
札幌のパフェにまつわる多彩な情報をメディアに発信したりというPR活動をしています。
最近では北海道外の物産展への出店や、海外のテレビや雑誌などのメディアの取材も増え、「シメパフェ」という食文化が少しずつ全国の人達にも知られ始めているそうです。
札幌市民の中では「夜にパフェを食べる」という文化は浸透しはじめてきていますが、「新しい食の文化」+「観光」として北海道外のたくさんの人に札幌を訪れてもらい、その魅力を知ってもらいたいと 「札幌パフェ推進委員会」は広く活動をしています。
札幌ならではの「シメパフェ」の特徴
一般的にパフェとは、背の高いグラスにフルーツやアイス、スポンジ、生クリーム等を主体とし、その他の甘い具を加えたデザートの事なのですが、札幌は乳製品との関わりが深い事もあり、他の地域のパフェに比べ、ソフトクリームやアイスがメインとして作られているものが多いんだそうです。
観光で訪れた人は、北海道産の濃厚ミルクを使ったソフトクリームやアイス、季節のフルーツは絶対口にしたいもの!それをいっぺんに味わえるのが札幌のパフェの魅力。
また、乳酸菌はアルコールを分解してくれる力があるので、ソフトクリームやアイスがたっぷり乗ったパフェは、お酒を飲んだ後にサッパリと食べれて格別です。
「札幌パフェ推進委員会」に参加している個性豊かなお店
最近ではSNSでも「シメパフェ」というタグをつけて札幌で食べたパフェの写真を投稿する人も増えはじめ、「シメパフェ」という言葉がどんどん浸透してきています。
そしてパフェを取り扱う店舗もじわじわ増え始め、見た目も味もクオリティの高い個性豊かなパフェ店が札幌を盛り上げています。
現在「札幌パフェ推進委員会」に賛同し、一緒に札幌のシメパフェ文化と魅力を広めているパフェ店は18店舗。いろんなお店で食べ比べしたくなっちゃいますね!
見た目、味と高いクオリティ。札幌を盛り上げている多彩なパフェ店
実際に私も「札幌パフェ推進委員会」に参加しているパフェ店に行ってみました。
ここでおすすめ店舗とパフェの一部をご紹介します。
MIRAI.ST cafe & kitchen(ミライスト カフェ&キッチン)
広々と開放的な空間。ブラウンスイス牛の牛乳を使ったここでしか食べられないオリジナルの標茶産プレミアムソフトクリームがたっぷり入ったトリプルベリーパフェは絶品です。他にも北海道産食材を使用したメニューは観光客、地元客関係なく大人気。
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MIRAI.ST cafe & kitchen(ミライスト カフェ&キッチン)
住所:札幌市中央区南3条西5丁目1−1 ノルベサ1F
WEB site:http://mirai.st/cafe
パフェ、珈琲、酒 『佐藤』
和テイストのこちらのお店では、北海道産の牛乳を使用したソフトクリームのほか、アイスクリームやソルベ、ムースや焼き菓子すべて自家製にこだわり、食感や味の変化も緻密に計算された見た目も味もデザイン性高いパフェが揃っています。
珈琲は、ネルドリップで一杯ずつ丁寧に抽出し、深い味わいでパフェにもぴったり。厳選されたお酒も豊富に揃い、「スイーツ+カフェ+BAR」と3つの楽しみ方ができるお店です。
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パフェ、珈琲、酒 『佐藤』
住所:札幌市中央区南2条西1丁目6-1第3広和ビル1階
WEB site:http://pf-sato.com/
パフェテリアパル
一日の最後に「おいしいパフェを食べて良い夢を」がテーマの夜パフェ専門店。深夜までやっているので飲んだ日の最後に訪れる人は多いそうです。
ジャズが流れる落ち着いた雰囲気の中、新鮮フルーツと食材との相性を計算して作り上げた上質でクオリティ高いパフェとカクテルが楽しめます。
季節限定のパフェがとても豊富で、定期的に新作パフェが登場しますので定番のものから限定のものまでたくさん食べ比べできます。
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パフェテリアパル
住所:札幌市中央区南4条西2丁目10-1南4西2ビル6階
facebook:https://www.facebook.com/parfaiteria/
その他、オリーブオイル専門店が出すオリーブオイルをかけて食べるパフェや口にキャンディを含みながら食べるパフェ、数種類のリキュールの中から好きなものを選び、自分好みの味をカスタマイズできるパフェ等、多彩なお店が数多くあります。札幌を訪れたときは「シメパフェ」を求めて、街を探し歩くのも楽しそうですね!
幅広い層に愛されはじめているパフェ文化。
さまざまなお店が個性豊かなパフェを出すと共に、街中ではパフェを楽しむ人たちの様子もちょっと前とは変わり始めていると「札幌パフェ推進委員会」の方は話されていました。
女性のグループ客がパフェを楽しんでいる姿を見かける事は、これまでも多かったのですが、最近では着物を着てお茶会のような感覚でパフェを楽しむご高齢の方達が居たり、男性会社員のグループがパフェだけを食べにお店に入る姿を見かけたり、幅広い層に愛され始めています。
少し前までは、一人でパフェを食べにいくのはちょっと恥ずかしい…と思う男性も多かった様ですが、「シメパフェというものが流行っているらしいから食べてみよう」と、流行に乗って堂々とお店に入りパフェを楽しめるようになったという人も増えたようです。
「札幌パフェ推進委員会」が運営する「札幌シメパフェ」のホームページでも新たなパフェの情報がこれからも更新されていきますよ。夜パフェの魅力を知ってしまったら、二度、三度とハマらずにはいられなくなるかも。
札幌を訪れた際は、ぜひ素敵な「シメパフェ」の夜を楽しんでみてください!
札幌シメパフェ 札幌パフェ推進委員会
Web site:http://sapporo-parfait.com