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フィルム写真が撮れるポップアップブック「This book is a camera」
見て楽しむだけじゃない!機能を持った次世代ポップアップブック
こんにちは。アナログを愛するキュレーターのサキです。
実際に手で触れて新しい発見をするのっていくつになってもワクワクしますよね!
今回は私のようなアナログ好きな方の心をくすぶるであろう
一風変わったポップアップブックを見つけたので、使い方も交えてご紹介したいと思います。
ご紹介するのは「This book is a camera」というNYのデザイナー、Kelli Andersonさんが作られたポップアップブックです。
この本なんと!その名の通り、カメラとして使えちゃうんです。
目で楽しむだけでなく、実用性のあるポップアップブックだなんて新しい!!
ピンホールカメラ(針穴写真機)というシンプルな構成でできたこのカメラは、レンズを使わず紙だけで構成されています。
本には3.5 x 5インチ(約8.9 x 12.7cm)のフィルムがセットで付いていて、
現像液とプラスチックのトレイを用意するだけで、自分で撮った白黒写真を現像できます。
飛び出す本からフィルム写真ができあがるまで
本を開くと・・・カメラのモチーフがポップアップします。
色もポップでかわいい!!
まずサイドのタブを下ろして、本が閉じてしまわないように固定させます。
次に暗闇の中で付属のフィルムをセットします。
そして写真を撮りたい場所に本をセットしてシャッターを持ち上げます。
本に書いてある表によると、シャッターを開けている時間の目安は、
日向 10秒、日影 20秒、曇り 80秒、夕焼け 99秒、室内だと15分以上開けるのが理想的なよう。
スマホに露出計算器アプリをダウンロードして光を測ると、より確実な時間を知ることができます。
そして持ち帰ったフィルムを、プラスチックトレイに用意した現像液につけます。
このときもフィルムが感光してしまわないように暗闇の中で作業することが大事なので、自宅だと簡単に光を遮ることができる窓のないトイレや浴室で作業するのがオススメ!
現像液というとハードルが高そうですが、重曹、インスタントコーヒー、ビタミンCと水を指定分量混ぜたものでも現像できるんだそう。
最後に画が浮き出てきたフィルムをしっかりと洗い流して、
完成した写真をスマホで撮り、色を反転させればフィルム写真のできあがり!
紙だけでできたカメラから、こんな鮮明な写真が撮れちゃうなんて・・・感激です!!
使い終わったら本棚に収納できるというところも魅力的。
デザイナーのKelliさんは、過去には「A Paper Record Player」という
結婚式の招待状にも使えちゃう紙でできたレコードプレーヤーを創られたり、
2017年秋には「This book is a planetarium」(プラネタリウムになる本)も出版されるそうです。
こちらには楽器になる本、スピーカーになる本などもセットになっている模様。
デザイナーさんの紙への愛がひしひしと伝わってきますね!
アナログの魅力が再発見できる「This book is a camera」は夏休みの自由研究にもおすすめです。
「This book is a camera」
価格:US$29.00 + 送料 (日本へは US$14.00)
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◆参照元
Kelli Anderson Official Website : http://www.kellianderson.com/books/
Kelli Anderson Blog: http://kellianderson.com/blog/