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ウニは1個80円から! フーコック島の名物をいただきます!

こんにちは! 編集者の海老原 悠です。
前回に引き続き、ベトナムフーコックの旅行記をお送りします。
今回はフーコックの台所マーケットや夜市についてお伝えしていきます。

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フーコック島内を歩いていると気づくこと、その1。
シュッとした犬によく出会えること。

スマートな彼らはフーコック犬と呼ばれ、
ベトナム全土で数千頭しかいない希少種で近年保護の対象となっています。

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その2。リゾート地では珍しく、大型スーパーや雑貨店を見かけません。

フーコックでは、マーケットでお買い物するのが島民の日常なのだとか。
そこで、島の東側、ハムニン漁村(Ham Ninh Fishing Village)へ行ってみました。

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女性も男性も子どもも大人も、昼間だというのに家の軒先や店先でハンモックに揺られてゆったりとお茶を飲んで談笑していたり昼寝したりしています。

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小さな商店にこちらが近づいても特に熱のこもった接客をするわけでもなく、「何かあったら声かけて」と井戸端会議を続行。商魂のなさに驚くとともに、そんな調子で生計立てられるの? とちょっと心配してしまったり……。

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このマーケットでは、魚介類のほかに、朝鮮人参やサルノコシカケなど漢方らしき乾物を扱う店が多く軒を連ねていました。

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レストランの物価はホーチミンのローカルレストランと同等程度。一部観光地価格かな? と思うところもありますが、カニやシャコ、大きな白身の魚などの新鮮なシーフードを大皿で出してくれるお店など、食の満足度は総じて高かったです。

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こちらの〈キム クオンレストラン(Kim Cuong Restraint)〉では、いけすにいるシーフードを量り売りしてすぐさま調理してくれます。茹で、焼き、揚げなど、調理法も指定できます。

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こちらでは名物のワタリガニとシャコをチョイス。

ワタリガニは蒸したものをチョイスし、シャコは素揚げしたのをスパイシーガーリック味にしてもらいました。このシャコのガーリックペッパーがとても日本人好みな味付け! 先ほどまでいけすで動いていた新鮮なシャコは、噛み締めるたびに甘みが広がります。

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ワタリガニも身がずっしり。

独特な潮の風味があるカニミソまでしっかりいただきました。実は、ベトナムもカニミソを食べる文化があり、「マムクア」というカニミソのペーストは、ベトナムの家庭料理には欠かせない調味料です。

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このレストランで出会った、ホーチミンからの観光で来たという大学生。
ハーブと魚介をライスペーパーで挟んで食べていました。

ベトナムでは野菜のようにハーブをモリモリ食べるのがお約束。

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ベトナムバジルや、みかんの葉、ミント、レモングラス、香菜など、日本で食べるものよりも格段に香り高く身体にいいので、ベトナムに行ったらぜひ「ハーブを多めで」と頼みましょう。

    ハムニン漁村(Làng chài hàm ninh)
    キム クオンレストラン(Nhà Hàng Kim Cương)

まだまだシーフードを食べ尽したい! そんな人には夜市もおすすめ。

〈ディンカウ ナイトマーケット(Dinh Cau Night Market)〉は、
地元の人や観光客で毎夜にぎわう、フーコック島最大級の夜市です。

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新鮮な魚や果物を売る屋台を見るのが楽しい夜市では、ウニやエビ、ナマズ、雷魚などを買ってその場で焼いてくれるので、現地の人に混じって食べてみるのもいい経験になるかもしれません。

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こちらは、「HOT POT WITH SEAFOOD」=海鮮鍋 が名物の屋台。

お腹に余裕があれば生ウニ(1個80円ほど)もどうぞ!

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炭火で豪快に伊勢エビを焼くお母さん。
大きさや重さにもよりますが、だいたい伊勢エビ1匹で1000円~くらいが相場のようです。

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絞り立てのサトウキビジュースを片手に、みんなで新鮮なシーフード料理を囲みます。混んでいる店がおいしい店の証。やはりその場でいけすから取り出して調理してくれるお店が繁盛していました。

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カラフルで涼しげなこちらの屋台は
ベトナムスイーツの代表「チェー」の屋台。

フルーツや豆、ゼリーにかき氷を合わせ、甘いシロップをかけて食べます。若い女の子や観光客に人気のようでしたが、ジョッキで山盛りになって出てくる、見るからに“激甘”なルックスにちょっと手が伸びず……でした。

    ディンカウ ナイトマーケット(Chợ Đêm Dinh Cậu)

つづく
ベトナム旅行記Vol.3|日本へ帰るその前に、ホーチミンで12時間遊び倒す!

取材協力
ベトナム航空
アコーホテルズ(ACCOR HOTELS)

◆箱庭ゲストキュレーター 海老原 悠(えびはらゆう)
ある日突然ウェブという大海に身を投じた編集者。それ以降、衣食住さまざまなジャンルのウェブマガジンの立ち上げと運営を行っています。東京とどこかの二拠点生活に憧れる、五黄の寅年蠍座B型。

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