Kaikado Café

京都の伝統工芸に触れられるカフェ

京都からこんにちは!キュレーターのshibaです。

京都にまた素敵なお店がオープンしました!
今年の5月末に出来たばかりの『Kaikado Café』を今回はご紹介します。

Kaikado Café
Kaikado Caféは、京都駅から徒歩15分、京都と中心地までを結ぶ途中、七条河原町のバス停の目の前にあります。大きなイチョウの木が目印です!
Kaikado Café
重厚感のあるこの建物は、昭和2年に建てられた築90年の元京都市電の車庫兼事務所。それを一棟まるまるリノベーションしています。

Kaikado Caféを手掛けたのは、名前の通り、京都で有名な茶筒メーカー「開化堂」さん。
明治八年の創業で、日本で一番古い歴史をもつ手作り茶筒の老舗です。
Kaikado Café
この茶筒、一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
蓋を閉じるとき、スッと吸い込まれるように閉まる茶筒は全て手作業で作られていて、細かい工程の全てが創業当初から変わらずずっと受け継がれています。

開化堂6代目の八木さんは、同じく伝統工芸を家業に持つ後継者たちと、今までにない新しいものを生み出して行くユニット「GO ON」のメンバーの一人でもあり、日本の伝統工芸を広めるべく多岐にわたる活動をされています。『京都の伝統の技を集めた空間を作ったら絶対にかっこよくなる!若い人に伝統の技や道具に触れる機会や場所を作りたい。』そんな想いから、カフェをオープンさせたそうです。
Kaikado Café
Kaikado Café
入り口のショーケースや、カウンター奥の壁には、開化堂の茶筒がずらり。
Kaikado Café

店内のランプシェードも、今回のcaféのオープンに合わせて作られた開化堂の新作です。
Kaikado Café
壁の一部は、市電の事務所だった頃のまま残されていて、ランプエシェードの銅と、古い壁や窓枠がマッチして、趣があります。月日とともに風合いが変化していく茶筒と建物は通ずるものが。入り口の扉には、電車のブレーキレバーが使われていたりと、歴史や人の手を大切にしている開化堂さんならでは内装になっています。

店内は天井が高く、とにかく開放感があります!
Kaikado Café
市電車庫だったと聞けば、納得の天井の高さ。大きな窓から差し込む光が店内を照らします。

Kaikado CaféKaikado Café
奥には中庭があり、大通りに面しているのを忘れてしまう静かな空間でのんびりすることができます。

Kaikado Café
カフェで使われているカップ&ソーサー、グラスなどは購入することも可能です。

Kaikado Café
こちらは、カフェで提供されている 「中川ワニ珈琲」の珈琲缶と信三郎帆布のバッグのセット。
中川ワニ珈琲のロゴと取っ手のついた茶筒は、ここでしか手に入れることのできない限定品です。

Kaikado Café
店内で提供されているカップ&ソーサーは宇治の「朝日焼」のもの。

アイスドリンクやお水のグラスとして使われているのがこちら。
Kaikado Café
祇園にある「PONTE」が、茶筒をイメージして作ったオリジナルグラス。人気商品の一つです。
アイス抹茶ラテは夏季限定のドリンクで、「宇治丸久小山園」の抹茶を使った一杯。暑い日にオススメです!

Kaikado Café
フードのメニューにもこだわりが!
京都で人気のパン屋さん「HANAKAGO」のパンや、枚数限定のあんばた、そして那須高原のチーズケーキなど気になるものばかり。
Kaikado Café
そしてお皿やカトラリーがまた可愛い!
お皿は「中川木工芸」、竹製のフォークは「公長齋小菅」。出てくるもの全て、手仕事の素敵な作品ばかりです。

実際に作品に触れることで、「他にはどんな商品があるんだろう?」と気になって職人さんを検索してみたり・・・伝統工芸との出会いの場がここにはありました。
伝統工芸のワークショップなども行っているので、ぜひ注目してみてくださいね。
Kaikado Café
京都に出来た新しいカフェ Kaikado Café。皆さんも是非足を運んでみてください!

    Kaikado Café

    営業時間 10:30〜19:00 (L.O.18:30)
    定休日 木曜日・第1水曜日(夏季休業、年末年始休業有)
    電話番号 075-353-5668
    FACEBOOK https://www.facebook.com/kaikadocafe352/
    WEB http://www.kaikado-cafe.jp
    住所 〒600-8143 京都市下京区河原町通七条上る住吉町352