テカポ湖

こんにちは、箱庭の森です。
先週1週間夏休みをもらい、ニュージーランドへ行ってきました。

昨年の夏休みは、たぶん誰も記憶していないと思いますが佐賀旅行でした。記事はこちらです。
そして、今回はニュージーランドです。

どちらもすごくメジャーな旅先というわけではないみたいで、行き先を伝えたら、まあまあ薄い反応が返ってきます(笑)。
(より佐賀県の方が薄~い反応でしたが、何回も言いますがめちゃくちゃいい場所です!)

私の旅の基準は、基本的に買い物よりも、ごはんよりも、自然と絶景です。
大人になるとちょっとしたことで感動することはなくなったけれど、1年に1回くらい大きな感動をしたいと思っていて、まだ見たことのない景色を見に行くことを楽しみにしてます。
それで、今回候補に挙がったのがニュージーランド テカポ湖の星空。
世界で初めて、星空の世界遺産登録がされるかもしれないと有名になった街ですね。(現在も登録申請中だそうです。)

tekapo
こちらはistockの写真。
こんな星空、一生に一度は見てみたいよね。
北半球では見ることが難しい、まだ見たことのない南十字星を見てみたいよね。
というわけで、テカポ湖のあるニュージーランド南島の旅へGOしてきました。
(南十字星は、日本最南端の有人島、沖縄県・波照間島では時期によって見ることができるそうです。)

テカポ湖ってどうやっていくの?


テカポ湖があるのは、ニュージーランドの南島。ニュージーランド南島にある2つの都市、クライストチャーチとクイーンズタウンのちょうど間にあります。
クライストチャーチとクイーンズタウンは、どちらも国際空港があるのだけれど、日本からの直通便はないので、ニュージーランドの北島にあるオークランドを経由するか、オーストラリアのシドニーを経由するか。ツアーなどでよく目にするのは、オークランド経由なのですが、私は休暇のギリギリになって準備しはじめたので、すでに満席で飛行機が確保できず…。それで、旅行会社が勧めてくれたのが、カンタス航空でシドニーを経由しクライストチャーチに行くというルートでした。(これも1か月前の予約で、あと2席だった!)
カンタス航空のシドニーでのトランジットが8時間もあったのだけど、ちゃっかりシドニーのオペラハウス観光したり、まあまあいい乗り継ぎに。
クライストチャーチには深夜に到着し、朝7時発のバスに乗りこみテカポ湖へ向けて出発です!

テカポ湖
クライストチャーチへ向かう車窓から見えるのは、羊、羊、羊。
こんなにたくさん。遠くに見える白い点々、すべて羊です。のどか~。癒し~。
ちなみに春は、子羊がたくさん見れて、さらに癒し効果大です。

バスに乗って4時間ほどで、テカポ湖へ到着です。

昼間の景色も素敵なテカポ湖

テカポ湖
星空目当てで行きましたが、昼間も美しかった!
テカポ湖はミルキーブルーと言われているのですが、本当にきれいな水色をしています。

テカポ湖
これ、加工していない湖の水の写真なんですよ。
本当に見たまんま、この色なんです。

だけど、天気によって湖の色は変わります。
ニュージーランドは一日の中に四季があるとも言われるらしく、晴れていたと思ったら曇ったり、天気がグルグル変わるので、湖の色もそのたびに変化していました。
晴れていたら上の写真のような色の湖です。

テカポ湖

テカポ湖
そして湖の奥に見える雪山が本当にきれいでした。聞くところによると、もう季節は春なのに、前日には雪が降ったんだとか!

テカポ湖
こちらは、テカポ湖にある有名な善き羊飼いの教会。
教会の中は写真撮影がNGだったのですが、教会には十字架の前に大きな窓があり、テカポ湖と山を窓枠が切り取った絵画みたいで神秘的。
遠くから撮影した写真でもちょっとだけ見えますが、ぜひ、行った時に確かめてみてください。

テカポ湖
かわいい野うさぎにも出会えます。
でも、ニュージーランドでは、野うさぎは害獣扱いなんだそう。どうやら穴を掘るらしく、掘った穴に羊が足を落として骨を折ったりするそうです…。
こんなにかわいいのに、大変なんですね。

星空を見に、マウントジョン展望台へ

そしていよいよ星空を見るべく、夜は地球上最南端にあるテカポ湖の天文台、マウントジョン天文台へ。
テカポ湖ではおなじみのEARTH&SKYで開催されているマウントジョン天文台星空ツアーで行ってきましたよ。
夜にマウントジョン天文台へ入ることが出来るのは限られた車だけなので、ツアーに参加するのがおすすめ。テカポ湖では星を守るために、街灯の光を空に向けないような工夫がされていたり、天文台へ入っていくツアーの車も天文台の近くになると車のヘッドライトを消して進むといった方法がとられていたりします。

実は旅をする1週間前からずっと天気が気になっていたのですが、ずっとあまり天気が良くなさそうで、心配していたんです。
案の定、良くなかった…。昼間は晴れていたのに!
星空見れず…。ガーン!ガーン!ショック!ショック!ショック!というわけで、星空の写真も撮れませんでした。涙!
月はきれいだったんですけどね。いくら晴天率が良いからと言っても、月と違って星は雲がほぼなければ、綺麗に見れません。ということに、ここにきてあらためて気づきました。
やっぱり自然に関する観光は、ちゃんと何日か滞在した方がいいのね。と勉強になりました。

テカポ湖
曇った日にしか見ることが出来ない展望台施設内の望遠鏡を代わりに見せていただきました。
天文台観測員が観測のために使用している研究用大型望遠鏡のため、晴れている夜には見ることができないものなんだそう。本音を言うと星を見たかった…という想いもありますが、貴重な体験に感謝しつつ。
研究室内も見せてもらいましたよ。

テカポ湖
マウントジョン天文台では新しい惑星を見つける研究を続けているらしく、その研究についても色々説明を聞いたのですが、とにかく果てしなく地道な研究なんです。
そのために、365日毎夜ここで研究が行われているんだそうです。
日本の大学からきている研究者もいらっしゃるようで、日本語の貼り紙もチラホラ。
中でも、「なぜベストを尽くさないのか」には、なんだか自分に向けられているみたいで、ドキッとしました。

星空は見えなかったけれど、天文のすごさを知り、そしてもっと何事もベストを尽くそうと誓った夜。
星空の写真も撮れていないレポート記事だけど、これから行こうと思っているみなさんへ、晴天率の高いテカポでも予備日があった方がいいよということと、昼間もきれいだよというのをお伝えすべく、記事にしました。参考までに~。

つづく

◆参照サイト
EARTH&SKY:http://www.earthandskynz.com/window-to-the-universe/ja/