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東京から45分!手軽に楽しむ島旅「神津島」
青い空と海が待っている!神々の島 神津島へ。
はじめまして、箱庭キュレーターのエリーです。
ふだんは小さな感謝の気持ちと一緒に、ネットを通して気軽にギフトを送れるサービスの会社でWEBデザインやディレクターをやっています。箱庭のガッコウを経てキュレーターとして参加しました。どうぞよろしくお願いいたします。
初めての記事は、10月に旅した神津島をご紹介します。
神津島は伊豆諸島のひとつで、東京都内より南へ178kmの位置にある島です。
ここにあります!
美しい海に囲まれ、島の中央には「花の百名山」に選ばれた天上山を擁す神津島は、東京から飛行機で45分!たった45分で自然を満喫できるとあって、人気の島なんです。
今回は、そんな神津島の楽しみ方を私の体験もまじえてお届けします。
さあ出発!神津島へはどうやっていく?
島への行き方は、東京からは竹芝から船に乗るか、調布から飛行機に乗るかです。
船のほうが時間はかかりますが料金は安く、飛行機ですと45分で神津島につきますが、荷物の料金も含めてかなり高額…。
スケジュールや予算に合わせて使い分けてみてくださいね。
詳しいアクセスは、神津島村役場の公式情報を参照してください。
まずは、カメラ片手に島巡り。絶景を撮りに行こう!
神津島はきれいな海と豊かな自然に囲まれた、どう撮ってもすばらしい写真になるロケーションに溢れています。道路沿いには多くの展望台があり、島の様々な表情を見ることができます。神津島は案外広いので、レンタカーするなどして足をゲットし、自分のペースでまったり行きましょう。
展望台や観光名所のポイントが紹介されている、神津島村役場の公式ウォーキングマップはこちら。港の観光案内所でゲットできます。
早速、神津島港からスタート!遠くに恩馳島(おんばせじま)を眺める、前浜。島民の方々は「おんばせ」と呼んでいるそう。ここで波の音を聞いてるだけで十分癒やされます。
まずは神津島港から北方面(赤崎遊歩道方面)への道を行き、少し高台に登って長浜展望台へ。
眼下には長浜、奥には神戸山を眺めることができます。
山の脇を、本土と行き来する貨物船が通ることも。シャッターチャンスを狙ってみてください。
長浜展望台から、海沿いの道へ降りてぶっとおし岩に行ってみましょう。
人ひとり通れる大きな穴は、自然と作られたと言われているそうです。
穴の向こうに広がる青い海と空を、ぜひ現地で見てください!
ぶっとおし岩から道なりに北上してすぐ、名組ドンタクハウスの脇に、トロッコ跡があります。
※あぶないので、絶対に線路の上には登らないでくださいね。
線路には登らず、横の岩場に降りると、線路跡を真横から眺めることができます。
海風により風化し、橋脚がボロボロになって骨格が見えてきています。
後ろにみえる採石場(山の禿げてるところ)から石をおろして、トロッコでこの線路を渡って、船に載せられたりしていたそうな。
歴史のロマンを感じますね。
さあ、北上していきましょう。すぐに赤崎遊歩道がみえてきました。
ポスターなどでも有名な飛び込み台のある、赤崎遊歩道。10月はオフシーズンなので観光客も地元民も、誰もいませんでした。シーズン中に旅される方は、勇気をもって飛び込みもトライ!してみてくださいね。
ここの入江も小さい魚がメインですが、生き物がいっぱいいますので、シュノーケリングもオススメです。
遊歩道を楽しんだら、次は山を抜けて島の南側、多幸湾へ行ってみましょう。
多幸湾に隣接する三浦漁港から、崖側の天上山を見上げることができます。
浜からは砂糠崎と空、海が一望できます。
山からの砂が流れ込んでいる影響で、この浜の海の色が水色っぽく見えるようです。
港の先のほうあたりになると、海の色が濃くなっています。山からは湧き水が湧いており、東京の湧水57選の「多幸湧水」として紹介され飲み場も設置されているので、休憩がてら飲んでみてください。
次は神津島空港の横を通って、千両池へ向かいましょう。
千両池は、池といいつつ、外海とつながっている小さな湾です。水が澄んでいてとってもキレイ。
もちろん泳げます!
すごくキレイなのですが・・・
崖のようなところを降りなければいけません・・・
島民はギョサン(ビーチサンダル)で軽々と降りていきますが、足元がかなり不安定で急勾配なので、無理せずしっかり上り降りできる足元で行きましょう。
最後はジュリアの十字架のある、ありま展望台へ。
ここからは神津島港と村内を見下ろすことができます。
山の斜面に家屋が立ち並び、自然に囲まれている様子がよく見えます。
3時間程度の行程で、ほぼ島の大半を回ることができました。
夕方は温泉に行って汗を流しましょう。10月だったので、17時過ぎには日が暮れてきます。
水平線が赤く染まる様子を眺めながら、のんびり帰るのも素敵ですよ。
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島をめぐるときのポイント
島内は公共交通機関のみで回ることは難しいです。レンタカーやレンタルバイクなどして、足をゲットしましょう。
浜のほか、千両池や赤崎遊歩道も泳げます。10月はまだまだ暖かい水温の日もおおいので、水着ほか、シュノーケルセットを持っていくといいでしょう。
道中、足元の悪いところもあります。ビーチサンダルだけでなく、しっかり歩ける靴も用意しておくと安心です。
青い海と空を一望!天上山トレッキング
神津島中央にある天上山は標高572メートルと、そんなに高い山ではありません。
なので、装備さえきちんとしていけば、初心者でも登れて眺望を楽しめる素敵な山です。
眺めを楽しみながら山頂とめぼしいポイントを回っても、4時間程度で帰ってこれます。
神津島村役場の公式の天上山詳細ガイドはこちら。
コース例も出てますので、参考にしてみてください。港の観光案内所でゲットできます。
私が天上山に登った日は少し曇りがち。
白島登山道6合目まで車でいき、白島登山口から出発しました。
ちょっとどころでなく霧が出ていて不安…
8合目あたり。草がわっさわさしています。
9合目を過ぎて、最高地点の手前あたり。
植物が一気になくなってきて、岩がゴロゴロしています。
足元がかなり悪いエリアもあるので、靴はトレッキングシューズなど、初心者は特にしっかりと準備して行ったほうが、安全に楽しめると思います。
白島6合目から1時間ほどで最高地点に到着!
気持ちいい!
頂上から不動池に移動していきましょう。
鬱蒼とした道を抜けると…
不動池に到着!池はとても澄んだ水で、中洲が水面にくっきり映ります。
中洲には龍神様が祀られていて、神秘的な様相です。
次は裏砂漠展望地へ行ってみましょう。
見晴らしが良いときには隣の式根島や新島、三宅島のほか、本土の下田あたりや富士山が見えることも!
風も気持ち良いです。
最後に表砂漠を眺めて、白島下山口の方へと戻ります。
春にはオオシマツツジが咲き乱れてキレイだそうです。
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天上山に登るときのポイント
靴はなるべくトレッキングシューズなど、岩場や草地でも滑らずこけない靴で行くようにしましょう。
わりと岩場が多く、フツウのスニーカーでは難しいです!
お肌が弱い方は特に、長袖・長ズボンで行くようにしましょう。自分の身長よりも草木が生い茂っていて、足や腕にささります。飲料は村の中でゲットして行きましょう。
しっかりと準備して、気持ちよく山を楽しんでくださいね。
ダイナミックな地形に圧倒!島の海にダイビング
神津島の海底は、なんといってもダイナミック!
崖のようになっている岩場を魚達が駆け下りていくように泳いでいく様子や、魚の群れが目の前を通り過ぎていきます。
あたたかい南の潮の流れが入ってくる影響で、鮮やかな色の魚が多いのも特長。
きれいで鮮やかな色合いは、沖縄の海にも負けません。
ライセンスを持っていない人でも、初心者でも参加OKの体験ダイビングがありますので、この機会にぜひ参加してみてくださいね。
神津島のダイビングショップは3軒ありますが、どこのお店でも体験ダイビングを実施しています。
電話で問い合わせ、事前に予約をしていきましょう。
島内のダイビングショップ一覧はこちら
島を旅するうえでの基本情報もお教えします。
宿泊
素泊まり5,000円〜、食事付きで8,000円〜が大体の相場のようです。
どの宿も客室は少なめですので、予約はお早めに。
島内の宿一覧はこちら
ネット環境
島内のネット環境はあまりよくありません。
Wi-Fiは前浜の船客待合所「まっちゃーれセンター」と数箇所の宿で使用可能ですが、通信速度や利便性は期待しないほうが無難です。
キャリア回線もau、ソフトバンクはちょっと弱めで圏外になるエリアもあります。
写真を現地でインスタグラムにアップする場合などに、途切れたり通信制限になる恐れもありますので、注意して利用してくださいね。
遠いようで意外と近い神津島、ぜひ次の夏休みに旅してみてはいかがでしょうか?
きれいな海と空に癒やされに行ってみてください!
◆参考サイト
・神津島村役場:http://vill.kouzushima.tokyo.jp/