アンテルームギャラリー

築23年の学生寮をリノベート。アートに溢れたホテルで過ごす夜

こんにちは!MOSAICKAFEです。

先日、以前から京都に行くときには絶対泊まりたいと思っていたところに、念願叶って宿泊してきました!思った通り、とても素敵な場所だったのでご紹介したいと思います。

世界中から京都を訪れる人と、ここに暮らす人がほっと息をつける「待合室」

今回ご紹介するのは、ギャラリーホテル「HOTEL ANTEROOM KYOTO」です。

アンテルーム外観

ANTEROOMとは「待合室」を意味します。私の関西旅行も、ここで東京から来る友人と待ち合わせをして、ここから始まりました。

学生寮をリノベートして2011年にオープンしたANTEROOMは、外から京都へ訪れる方のためのホテル、そこに暮らす方々のためのアパートメント(シェアハウス)、ギャラリーからなる複合施設。ホテルを訪れる方々には、居心地の良い空間で京都の街へ出るための支度をする場を、そして、ここで暮らす方々のためには、新しい刺激に満ちた日々を通じて次の出合いへとつながっていくような暮らしの場を提供しています。

京都のホテルって宿泊料金がお高いイメージがありますよね。
でもこちらは時期により差がありますが、シングル1泊素泊まりで6000円台〜とかなりお手頃です。詳しくは予約サイトをどうぞ。

お部屋へ行く前にじっくり味わいたい共有スペース

エントランスを入るとすぐ、正面がギャラリースペースでした。ここからすでにアートを感じる空間はスタートしているんです!
チェックインをしたらちょっと覗いてみましょう。

アンテルームフロント

アンテルームギャラリー作品

九条と十条の間に位置することから「GALLERY9.5」と名付けられたというこの空間には、ちょっと風変わりな作品が収められていて、かなり長い間見入ってしまいました。ここでは様々な企画展やイベントが行われているそう。

ギャラリーショップはさすが、ホテルの売店とは一線を画していますね。こちらではアート作品の他、お部屋に置かれているアメニティ類も購入出来ます。

アンテルームギャラリーショップ

アンテルームアート作品

お部屋へと続く通路の左手にはバーラウンジは、チャージ無し。

アンテルームバー

京都醸造の生ビール600円、ウィスキー500円〜と利用しやすい金額。我々も、夜寝る前に1杯だけここで飲みました。

アンテルームバー

バーの営業は夜のみで昼間は飲食できませんが、共有スペースとして利用できます。

オリジナルの家具やアートワークがおしゃれな、こだわりの客室。

アンテルーム客室

私達が泊まった新館ツインのお部屋はすっきりモダンなデザインでした。
写真に写ってはいませんが、手前はソファとローテーブルのスペースもあり広さも充分。ベッド上のインパクトのあるアート作品は各部屋ごとに違うものが飾られ購入も出来るそうです。

窓際の壁にエアコンが埋め込まれているところに学生寮の名残を感じましたが古い感じは一切なく、ベッド脇のコンセント&スマホの置けるミニテーブルなど使いやすさ抜群でした。バス・トイレ別なのもポイントです。

こちらのホテルの客室は、私が宿泊したようなツインルームを始め、シングル・セミダブル等があり、それぞれディテールにこだわったオリジナルの家具やアートワークで飾られた居心地良い空間になっています。さらに、注目したいのは、彫刻家・名和晃平が率いるクリエイター集団「SANDWICH」をはじめ、京都や関西エリアを中心に活動する様々なアーティストやクリエイターのコンセプトルーム

アンテルームコンセプトルーム名和 晃平プロデュース
Concept Room No.154 名和 晃平

個性あふれる方々がプロデュースしたお部屋、今度来たときは是非泊まってみたいです。

フレッシュでボリューム満点の朝ごはん

寝心地の良いベッドでぐっすり寝たら、楽しみにしていた朝食です。

アンテルーム朝食1

アンテルーム朝食2

メインは日替わり2種のサンドイッチ、自家製グラノーラ、ペストリーの4種類から1種類を選ぶのかと思いきや、なんと3種類もチョイス出来ます(笑)。サラダやスープ、ヨーグルト、グリーンスムージーなどはビュッフェ形式。種類豊富でついつい食べすぎてしまいました。

我々はこの後大阪・神戸へと移動したため1泊のみでしたが、「連泊したい。なんならここで暮らしたい!」と思える場所でした。
こちらは長期滞在型のアパートメント(シェアハウス)もあるので、京都で暮らしてみたい人には最高ですね。

いつでも見どころが絶えない、京都の旅。

ちなみに、こちらのホテルに訪れたのは、8月の最終日でした。
最近上野でも開催され話題になった下鴨神社のアートイベント、チームラボの「糺(ただす)の森の光の祭」がどうしても見たかったのです。

下鴨神社 糺(ただす)の森の光の祭

残念ながら光の球がふわふわと浮遊する「呼応する球体」は期間限定のため見ることが出来ませんでしたが、世界遺産の神社と音楽と光のコラボレートは堪能してきました。

溢れんばかりの人がいるのに不思議と騒ぐ人はいなく、ザッザッと踏みしめる玉砂利の音とシャッターを切る音、目の前のたくさんのスマホやタブレットに収められた光の風景。そして耳を澄ますとかすかに音楽が聴こえる不思議な空間でしたよ!

このように、様々なイベントが開催され常に見どころが絶えない京都。そんな京都の定宿にしたいホテルを、今回見つけてしまいました。
みなさんも、魅力あふれる京都旅行へ出かけてみては?そのときは、是非HOTEL ANTEROOM KYOTOに宿泊してみてください。