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材料は厳選された世界のカカオと国産サトウキビのみ! 沖縄初となるBean to Bar専門店「TIMELESS CHOCOLATE」
チョコレートで世界を旅する。ミニミニチョコレートバーが愛おしい
こんにちは、沖縄からMOSAICKAFEです。
箱庭読者の皆様、チョコレートは好きですか?私は大好きです!
クリスマスやバレンタインなど冬はチョコレートのシーズン!最近素敵なチョコレート専門店に出会ったので、ご紹介したいと思います。沖縄県北谷町にある「Timeless Chocolate」というBean to Barスタイルのお店です。
“Bean to Bar”ってなんだろう?
ここ数年、全国で増えてきたBean to Barのお店。箱庭でも何度か紹介されていますが、もう一度おさらいしてみましょう。“Bean to Bar”とは、チョコレートの原料であるカカオの買い付けから焙煎、製造、パッケージング、販売までを一貫しておこなうスタイルのこと。
沖縄って実は気候的にチョコレートの製造には向かないそうですがオーナーの計り知れないチョコレート愛のもと、カカオの産地別に最適な焙煎時間やグラインドの細かさ、また島によって異なる味わいを持つサトウキビの特徴を引き出すため現地に足を運び、研究に研究を重ねてTimeless Chocolateは日々製造されています。
チョコレートって大きなメーカーの工場だけじゃなくて、お店の中で作れるものなんですね!
チョコレートの原料って実はとてもシンプル。基本カカオとお砂糖さえあればチョコレートは作れます。コロンビア、ガーナ、ベトナム産のカカオには島ザラメ、キューバ産のカカオには多良間島産の純黒糖など、カカオの産地別に一番合うサトウキビを使用。一般的な原料である白砂糖を使わないのはTimeless Chocolateのこだわりです。乳化剤や保存料などの添加物も入っていないのでお子様にも安心ですね。
ハンドピックで選り分けた良いカカオだけを自家焙煎し味を引き出します。
こちらは焙煎したカカオを砕いて皮を取り除く機械。なんだか秘密のラボみたいですね。
Bean to Barのお店が増えたことによりこのようなコンパクトな機械も増えてきているそうです。このあと手作業で僅かに残った皮も取り除き細かくすりつぶしていきます。手作業が多いですが、この細かな手しごとが最終的な食感や味に直結するのです。
さて、それでは商品のご紹介をしたいと思います。基本の商品は、チョコレートの製造工程別に3つ。
産地別に自家焙煎された「カカオ豆」
ナッツ感が特徴のガーナ、ラム酒のような味わいのキューバ、グレープフルーツの様な酸味を持つベトナムなど4産地のラインナップ。甘くはありませんがカカオの香りが最高です。料理に使用したり(お肉と相性抜群!)、お酒につけてカカオ酒にしたり、そのままおつまみにしたり。チョコレートはお砂糖たっぷりだからと避けていたダイエッターもこれなら安心ですね。
加糖してペースト状になる直前まで砕いた「カカオスプリンクル」
キューバ産のカカオと多良間島産の黒糖を独自の配合で作り上げたカカオスプリンクル。熱では溶けないので持ち運びに気を使うことなくお土産などにもぴったりです。トーストやヨーグルト、ホットミルクなどにトッピングしても美味いですよ!
そしてこちらが完成形!「B.T.B.(Bean to Bar) Chocolate」
完全にすり潰してペースト状にしたものを型に入れて冷やし固めたチョコレートバーです。Timeless Chocolateのチョコレートは市販のものに比べて粗挽きに仕立ててあります。噛み締める事でカカオの香りが広がり、各産地ごとの個性がはっきりと感じられます。島ざらめを使ったものはさらにジャリッとした食感が楽しめます。ひとくちでも食べれちゃうミニミニサイズですが、ちゃんと板チョコらしい凹凸がありパリンと割って食べられます。
店内ではこのチョコレートを使ったケーキやマカロンなども楽しむことが出来ます。コーヒーと合わせてもよし、ドリンキングチョコレートとWチョコレートを楽しむもよし。イートインではかなり奇抜なお皿やカップで提供されることがあるので、こちらもお楽しみに!
他にも沖縄県産のヤギヨーグルトとカカオの果肉で作られた爽やかな味わいの
キャラメルなども珍しく、沖縄土産として喜ばれそうなものもあります。
Timeless Chocolateでは、チョコレートのお供に最適な音楽や写真とコラボしてイベントや商品開発に取り組んでいます。
この日はカカオの原産国のひとつ、キューバの写真展が開催されていました。
チョコレートと、それに合う音楽(カセットテープ!)がセットになったパッケージも販売中。どんな曲が入っているのか、なんだかわくわくしますね!カセットテープの場合はネットから音源をダウンロードできるそうです(笑)。CDもあるそうですが、これはカセットテープを選びたくなります。
このお店のオーナー林さんは、元バリスタやフォトグラファー、アパレルやアンティーク品の海外買い付けなど多岐に渡る仕事の経験者。ここで働くスタッフもクリエイターやパティシエなど前職は様々。世界各地で彼に出会い、彼の人柄や、彼の作るチョコレートに惚れ込んで沖縄に集まってきたそうです。北谷という土地柄もあり、お客さんも旅人が多く国際色豊かです。
ちなみに日本でカカオが栽培できる北限は沖縄とのこと。いつか沖縄産のカカオでチョコレートを作ってもらいたいですね!
このお店がある場所は・・・
Timeless Chocolateはデポアイランドの海側、ディストーションシーサイドエリアにあります。
飲食店も多く冬はイルミネーションが施され散歩するだけでも楽しいエリアなので沖縄にお越しの際は是非どうぞ!
TIMELESS CHOCOLATE
住 所:沖縄県中頭郡北谷町美浜9-46 ディストーションシーサイドビル2F
電 話:098-923-2880
営業時間:11:00〜20:00
定 休 日:なし
駐 車 場:あり
http://timelesschocolate.com/