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週末読みたい本『LIP的台湾案内 こんにちは! 新しい台湾』
通えば通うほど、台湾が好きになる、新感覚の旅のすすめ。
こんにちは。台湾好きのKeinaです。
今週の週末読みたい本は、『LIP的台湾案内 こんにちは! 新しい台湾』です。
いま何かと気になる台湾。最近は雑誌の特集でもよく見かけるようになり、週末旅行の旅先としても人気の国ですね。つい先日、わたしも台湾へ行ってきました。台湾を好きになるきっかけは人それぞれ。わたしの場合は、台湾と日本をつなぐカルチャーマガジン『LIP 離譜』のVol.13で箱庭が取材を受けたことでした。本日は、LIPのおふたりがつくったガイドブック『LIP的台湾案内 こんにちは! 新しい台湾』をご紹介します。さっそくどんな内容なのか、チェックしてみましょう。
まずは、旅の準備からどうぞ!
準備するもの
荷物は最低限にして、軽装で行くのがおすすめ。足りないものは現地で安く買おう。台湾全土にあるファストファッション「NET」、ドラッグストア「屈臣氏 Watsons」、「康市美 COSMED」、コスメショップ「寶雅 POYA」を利用するとよい。
台湾を行き来するうちに身に着いたLIPの旅準備はとても役立ちます。田中さん、西山さんのレインコート姿も要チェックです。
台湾に行ったらいくら必要?
空港で両替するときに、いくら両替すればいいの?という素朴な疑問から、物価調査結果までLIPが教えてくれます。相場を覚えて行動するとスムーズですね。
お金について
現地での最初のミッションは、ニュー台湾ドルを手に入れること。台湾では、硬貨だけを使う機会が圧倒的に多い。日本から小銭入れを持参すると便利。旅の記録とともに、何にいくら使ったか、メモを取ると次回に活かせる。
Made in Taiwan の雑貨を買い漁る
昔ながらの雑貨屋から、注目の新しいブランドまで。お土産にぴったりな、カラフルで素朴な可愛らしい雑貨が買える店、約50店舗をリストアップ。自分用のおみやげを買うときの参考になりますよ。
台湾の街には、見つけると、ついつい買ってしまう、チープだけど愛嬌のある雑貨たちがたくさん!
居心地のいい空間を探す
都市部に限らず、台湾じゅうにある、おすすめのカフェや BAR、書店、歴史的建造物、オルタナティブなイベントスペースをご紹介。クリエイターやアーティストのたまり場も紹介しているので、おもしろい人と出会えるチャンスもあるかも?
「包」「飯」「麺」「鍋」「スイーツ」食べ歩き
台湾といえば、やっぱり食!地元の人でにぎわう店から、全国チェーンの店、行列のできる夜市の店や、馴染みのない「意麺」など。各地のおすすめグルメを11のジャンル別に厳選。LIPのおふたりが実際に食べ歩き、おいしかったお店を紹介。
せっかくおいしい国に来たのなら、おいしい料理が食べたいところ。わたしは、事前に食べたい店をGoogleマップに保存して、近くを通ったときに立ち寄ることが多いです。台北の金峰魯肉飯は行ったことがあり、魯肉飯(ルーローファン)をおいしく食べました!少ない量から注文できるので、小腹が減ったときにおすすめです。
お気に入りの店や料理を見つけるのも楽しみですね。
すべての麺を制覇したくなる、魅惑たっぷりの台南の有名店「阿龍意麵」。
まるごとメロンにフルーツシャーベットをのせた「哈蜜瓜瓜冰」。台湾スイーツってダイナミック!
7日間でできる台湾一周
台湾の見どころは、台北だけじゃない!台湾では、島を一周するのを「環島」という。もしも1週間、滞在できるなら?台北をスタートして、台中、台南、高雄、台東、花蓮、宜蘭までぐるっと一周するプランを推薦。
台湾に行ったことのある方でも、台北以外の台中や台南などへ行ったことのない人も多いですよね。電車やバスを使って日帰りでも行ける場所がいろいろあるんですよ。
環島のコツや各エリアの宿や気になるスポット紹介もあり。次の台湾旅では、山と海に囲まれた美しい街、宜蘭(イラン)に行ってみたいな!
最新のカルチャーを知る
台湾の映画、音楽、書籍、ファッション、若者たちが出店するマーケットやネット上の流行まで、噛み砕いてご紹介。意外と日本との共通するものがあってとっつきやすいですよ。
「台湾語を使ってみよう!」というページでは、台湾語の成り立ちから台湾語の基本フレーズまで学べます。
一年の大半を台湾で過ごしているという
LIPならではの濃い情報が盛りだくさん!
LIPのおふたりが台湾人の生活を覗いて、驚いたこと、面白かったことを絵と文章でまとめたページも、かなり興味深いものばかり。ガイドブックって、気になるとこだけチェックして、じっくり読むことは少ないけれど、こんなに隅から隅までおもしろいガイドブックはじめてです!読んでいるとニヤリと笑ってしまうエピソードも満載です。
台湾旅行中に、本書を台湾人の友人に見せたところ「台湾人も知らないようなディープな情報がたっぷりで、デザインもかわいい!」とお墨付きをいただきました。今回の旅では、かなりお世話になり、おかげで充実したいい旅ができました。もう一歩踏み込んで、台湾を楽しむための「ローカルでディープな台湾情報」を知りたい方におすすめの1冊です。

『LIP的台湾案内 こんにちは! 新しい台湾』
著者:LIP ( 田中佑典・西山美耶 )
A5 変型 ( 175×175mm ) / 136 ページ
定価:1,800 円+税
台湾全土の地図 (16 ページ ) 収録。88 種の台湾雑貨が一覧できる ! 広げるとポスターになる特製カバー。
LIP = 田中佑典・西山美耶
台湾と日本を行き来しながら、両国を結ぶ「台日系カルチャー」を発信するクリエイティブ・エイジェンシー。
東京では「台湾好塾」、台北では「日本好塾」と題し、それぞれの最新事情、カルチャーを体感できるイベントを定期開催。カルチャーマガジン『LIP 離譜』の発行、語学教室「カルチャーゴガク室」を企画。現地のコーディネート、雑誌・書籍・ウェブでの執筆など。
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