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賃貸でもできる床のDIY!国産の木を部屋に取り入れて、日本の森を身近に感じよう。

こんにちは、トダビューハイツ大家戸田江美です。
以前、箱庭で「20代ではじめる大家のカタチ 箱庭キュレーター戸田「クリエイティブ大家さん」はじめました」という記事を書かせていただいた通り、私はおばあちゃんの賃貸マンションを継いで大家ライフをエンジョイしています。

継いでから始めたことのひとつが、「DIY可能の賃貸」にすること。
賃貸住宅でも自分好みのお部屋を自分の手で作ると、一気に愛着度が増しますよね。部屋を好きになれば、暮らしも楽しくなるはず。そう思っています。

木のぬくもりを感じられる「無垢材」を足元に

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さて先日、トダビューハイツの新しい入居者さんと一緒に、お部屋のDIYをしました。その時おこなったDIYのうちのひとつが、『ユカハリ・タイル』の設置。『ユカハリ・タイル』とは、床に敷くだけで無垢材のフローリングができるという優れものです。

「無垢材」って日常ではあまり聞かない言葉ですよね。
無垢材とは、使用する状態で丸太から切り出された木材のことです。一般的な家具やフローリングに使用されている合成材とは見た目はもちろん、触り心地や香りが圧倒的に違います。

裸足で歩くのが気持ちいい木のあたたかみと肌触り。一箇所一箇所異なる、個性ある木目や色。自然な木の香り。家の中で森林を感じることができるんです。一度無垢の床を経験すると、あまりの気持ちよさに、もう一般的なフローリングには戻れなくなります!

DIY好きの中では大人気のこの『ユカハリ・タイル』について、今日は実際に作ってみたレポートともに詳しくご紹介します。

置くだけ取り外し可能の無垢の床。賃貸やオフィスでも床の模様替えが叶っちゃう!

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『ユカハリ・タイル』は50cm×50cmのタイルです。これをお部屋の床に敷いていけば、無垢の床のできあがり。

「無垢床にしたいけど賃貸だから無理」「工事が面倒くさそうだからな~」と諦めていた方にもってこいの商品です。ユカハリ・タイルは基本的に置くだけなので、業者さんに工事を頼む必要もありません。原状回復の心配がなく賃貸でも使用可能。「引っ越しの時も自分の好きな床を持って行ける」って新しい経験ですよね。

柱や角に合わせてカットされたタイルが届く“オーダーカット”があるから、安心!

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「置くだけならかんたんじゃ~ん」とテンションが上がったところで、ふと疑問点が。
「部屋の隅っこに柱や微妙な角がある場合、ユカハリ・タイルをカットしなきゃいけないんじゃないの?」

そうなんです。お部屋全面にユカハリ・タイルを置く場合は、お部屋の形に合わせて一部ユカハリ・タイルをカットしなくてはいけません。ノコギリや工具に慣れている人なら良いですが、ちょっとそれはハードルが高いと言う方、たくさんいると思います。私もそうです。

そんな場合は、オーダーカットを利用しましょう。
お部屋のサイズに合わせて1cm単位にカットしてもらえます。これならあとは、自宅に届いたユカハリ・タイルを置くだけ!6畳間の場合は、1時間かからずに作業完了です。女性1人でもできちゃいそうですよね。

お部屋の全面に敷くのが面倒くさい方は、キッチンの足元やお子さんが遊ぶスペースなど、一部分にのみ敷くのもOK!タイルならではの利点です。「まずは試しにこのスペースだけ…」ってことが可能なので、DIY初心者さんにもおすすめです。

選べる木材は杉かヒノキ

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この『ユカハリ・タイル』を作っているのは、日本初の個人向け材木屋「みんなの材木屋」さん。岡山県西粟倉村で植林された杉とヒノキの間伐材を使用しています。

杉の『ユカハリ・タイル』が8枚で11,108円(税込)、ヒノキは13,166円(税込)。6畳の部屋でだいたい5~6万円でタイルを敷き詰めることができます。

無垢材は丈夫だし、使い込むごとに味わいが出てきます。もし見た目に飽きたら、オイルやペンキを塗ってリメイクも可能。つまり一度買えば長年愛用できるんです。それを考えるとこのお値段はお得!
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見た目は8種類。木そのものの質感を楽しめる無塗装のものや、杉のワリバシの端材から生まれたもの、汚れを防ぐ塗装をされたものなど個性豊かです。詳しくはサイトをチェックしてみてくださいね。

実際の設置レポート!みんなで“置くだけDIY”してみました。

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では、トダビューハイツで実際にユカハリ・タイルを設置してみた様子をレポートしますね。
この日は建築家でありDIYなど内装テクニックもプロレベルの母校の先輩や、DIY好きの友達など、総勢9人がヘルプに来てくれました。助かる~!

お部屋は4.5畳の洋室。隅っこから順番にタイルを置いていきます。
「ユカハリ・タイルは天然の木だから、冬は縮んで夏は伸びるんだよ。だから2月の今の時期に敷くなら、タイル同士の間にちょっと余裕をもたせたほうが良いかも」と、先輩からありがたいご助言をいただきました。
自分が住んでいる部屋の床が季節によって伸び縮みするって、なんだか不思議。自然を直に感じられますね。

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お部屋の角に合わせたタイルのカットは、先輩がやってくれました。
約半日で完成!
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DIY前はクッションフロアだった床が、無垢の床に変身したことでお部屋の印象がガラッと変わりました。壁が白いこともあって、空間が明るく見えます。
部屋中に杉とヒノキの香りがふわっとただよって、たまらなく気持ちが良いです。夏はサラッとした肌触りが気持ちよさそうだし、冬は木のぬくもりでぬくぬくできそうだし、最高だ…!私が住みたい…!
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後日、入居者さんが塗装をして色味を変えました。全然違う印象になりますね!

手間ひまかけて育てられた国内の木を暮らしに取り入れ、身近に感じられる『ユカハリ・タイル』。暮らしの基盤であるお部屋をより愛着あるものにできる、おすすめDIYグッズです。
ご紹介した以外の商品も多数揃っていますのでサイトもぜひチェックしてくださいね。