LIFE 暮らしを楽しむグッドな情報
週末読みたい本『映画の間取り』
映画好き、お部屋の間取り好き必見!
有名な海外映画やジブリに登場するお部屋からストーリーに思いを巡らせてみませんか?
こんにちは、箱庭キュレーターmariです。
引っ越しシーズン到来!私は、お部屋の間取りを眺めながら暮らしに関する妄想を膨らませるのが昔からの趣味だったりするのですが(笑)、今回はその“間取り”という視点から映画を見つめた一冊『映画の間取り』をご紹介します。
ようこそいらっしゃいました。
ここは、映画に登場する物件を扱う不動産屋です。
こんな素敵な言葉からこちらの本は始まります。
さっそく取り扱う物件を少しだけ見てみましょう!
『ローマの休日』より ジョー・ブラットレイの部屋
“忘れられない恋を育む部屋”として紹介されているのは、かの有名な『ローマの休日』でアン女王が宿泊された、ジョー・ブラッドレイのお部屋です。気になるお部屋の間取りは、なんとワンルームだったようですが、部屋と同じくらいのサイズのテラスが付いています。家賃は、キッチンが無いにもかかわらず1300ユーロ(約16万)とのこと!(2017.3月現在)
一般人にはそれなりに良いお部屋のように思われますが、アン王女がこちらに訪れた時「ここはエレベーターなのですか?」と発言していましたよね。そんな、女王らしさを炸裂させる可愛らしいシーンが思い出されます。
『ティファニーで朝食を』より ホリー・ゴライトリーの部屋
こちらの物件は、ティファニーが好きな女性の一人暮らしに相応しい、オートロック付きの1LDK。ギターを片手にムーンリバーを歌ったりバルコニーに脱出したりもできる、お風呂場の窓が魅力なホリー・ゴライトリーのお部屋です。こちらのお部屋、ニューヨークのマンハッタンという超一等地にあるがゆえに、その価格はサラリーマンが一生かかって稼ぐと言われている188万ドル(約2億円)と驚きの数字!(2017.3月現在)
キッチンのハイヒールが入った冷蔵庫や、猫足のバスタブをまっぷたつにした印象的なソファーまで、しっかり間取りに描写されているあたりに筆者の愛を感じます。この本は、間取りといっても細かいインテリアの描写までが書いてあるのが魅力なんです。
『アメリ』より アメリのアパルトマン
お次は、フランスのパリで一番高い丘であるモンマルトルにある、1LDKのDIY物件です。若干セキュリティーの甘さは否めませんが、自分の思うがままに改装出来るという素敵なお家。こちらは、アメリのアパルトマンです。
そんなアメリの住む部屋は、全室赤い総柄の壁紙というなかなかの個性派!“ガラス男”と呼ばれるおじいさんを双眼鏡で覗き見する窓や、宝箱を発見するサニタリールームなどは、思い出のシーンがそのまま思い浮かぶよう。寝室の壁に飾られている「ミヒャエル・ソーヴァの絵」や「豚のランプ」は個人的に素敵だなぁと思っていたものなので、そこまで載っていたのにはグッときました!そして、絵の中の動物がおしゃべりしている…というような、『アメリ』っぽいエピソードがレビューに書かれているのもポイントです。
いかがでしたでしょうか。
紹介したのはほんの一部で、この他にもジブリ『魔女の宅急便』のキキの部屋や、『有頂天ホテル』のホテルアバンティーのロビー、『プラダを着た悪魔』のミランダ編集長のオフィス、『テルマエ・ロマエ』のハドリアヌス帝別荘の個人風呂など、、面白物件が全40件!
こちらの本は、間取りはもちろん、映画自体の情報も書かれているので、まだ見たことのない作品に出会えるところも魅力の一つです。実際のロケ地や、参考にしていると思われる住居を紹介している物件もあるので、聖地巡礼までしたくなるおまけつき(笑)。
ぜひこの週末に、読んでみてはいかがでしょうか?
『映画の間取り』
Twitterで拡散され話題を呼んだ、WOWOWのスマートホン用アプリ「映画の間取り」が、書籍になって登場!
一級建築士監修のもと、名作から最新人気作まで、映画の間取りを徹底解説。不動産的な見地からの解説も要チェックです。
映画を見ている人も、見ていない人も楽しめる一冊。インテリアの参考にもどうぞ!
著者:WOWOW「映画の間取り」編集部
仕様:18.2 x 12.8 x 1.6 cm
ページ数:199 Pages
装丁:ソフトカバー
ISBN-10: 4594075746
ISBN-13: 978-4594075743
出版社: 扶桑社 (2016/10/27)
定価:本体1,300円+税