はじまりへの旅

家族って最強!ハッピーをくれる映画「はじまりへの旅」

こんにちは。あいぽんです。

家族を題材にした映画はたくさんありますよね。でも、こんなに変わり者ばかりの家族ってそうそういないんじゃない?っていう、普通じゃない家族の映画「はじまりへの旅」を紹介したいと思います。

へんてこだけど愛おしい家族の物語

はじまりへの旅

主人公は現代社会に背を向けてアメリカ北西部の森に住み、自給自足のサバイバルライフを実践する家族。父親の教育方針のもと、7歳から18歳までの6人の子どもたちは古典文学や哲学書を読み、6ヶ国語を話せ、さらにはアスリート級に鍛えられた身体能力を持っているうという風変わりでエキサイティングな家族たちなのです。

はじまりへの旅

それぞれ人格も個性豊か!というか、超人的。でも憎めない。

  • ベン:6人の子供の父親。自分の全てを子供たちの教育に注ぎ、厳格に育てている。
  • ボウドヴァン:有名大学に軒並み合格、運動神経も抜群。でも女子と話すのが苦手。
  • キーラー:ヴェスパーと双子の姉妹。得意言語はエスペラント語。
  • ヴェスパー:家の屋根にも上れる程の身体能力を持つ。狩りが得意。
  • レリアン:他の兄弟と違い森での生活に疑問を持ち、ベンに反発する。
  • サージ:好奇心旺盛で、自分で動物の剥製を作るのが趣味。
  • ナイ:末っ子。いつも裸でいるのが好き。

はじまりへの旅

さて、そんな家族が亡くなったお母さんの葬儀のため、そして最後の願いを叶えるために、旅に出て、世間とのギャップに戸惑いながらも自分たちらしさを失わずに生きようとするロードムービーです。

はじまりへの旅

ツリーハウスに登ったり、たき火の灯りで読書したり、みんなで音楽を奏でたり…なんだか楽しそうな側面もありますが、狩猟して解体したり、断崖絶壁をロッククライミングしたり、本当にワイルド。

はじまりへの旅

そんなへんてこ家族が現代社会に出ると…、うまくいかないことも多いし、「へんてこ」な部分が浮き彫りになるし、それをきっかけに家族同士の軋轢が露呈してくるし…。とにかくてんやわんや。森の中と現代社会とのギャップが浮き彫りになるシーンでは、クスリと笑えるシーンもたくさん。ナイキと聞いて「ギリシア神話に登場する勝利の女神」と答えたり、まあ、話が噛み合わない(笑)。

はじまりへの旅

でもそんな現実に直面すると、自分をここまで教育してきた父親への不信感や森での生活への疑問、「普通ってなに?自分らしさってなに?自分ってなに?」という答えのない悩みも増していくわけで…。果たして果たして、家族は元通りになれるのか?母の願いを叶えるという当初の目的はどうなるの!?

笑って笑って笑って泣けて笑顔になる映画

へんてこな家族の珍道中にはたくさん笑わせられるのですが、家族それぞれの気持ちには思わずほろりと感動してしまいました。

はじまりへの旅

どんなにへんてこな家族でも家族は家族。家族に幸せになってもらいたいという気持ちは変わらないのです。

はじまりへの旅かわいい衣装と小物、インテリアにも注目!

人と比べてしまったり、普通と自分らしさの間でモヤモヤしてしまったり、身近な家族だからこそ不確かな「自分らしさ」への不安をぶつけてしまったり。そんなモヤモヤした気持ちを持っている方がいたら、ぜひ観ていただきたいおすすめの映画です。

笑って笑って、泣いて、笑って最後にハッピーをくれる映画です。

  • 映画『はじまりへの旅

  • 公開日:2017年4月1日(土)
  • 監督・脚本:マット・ロス
  • 出演:ヴィゴ・モーテンセン、ジョージ・マッケイ、フランク・ランジェラ
  • 配給:松竹
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  • 公式サイト:http://hajimari-tabi.jp/