ハトヤトップ画像

懐かしい、でも新しい!感性をくすぐる非日常空間

こんにちは!
箱庭キュレーターのえいかです。

レコードに純喫茶、フィルム写真にファッションまで…。古きよきものの魅力が、再び注目を集めている今日この頃。私もすっかりハマってしまい、連日レトロで可愛いものを探し回っているのですが、そんな中、とっても魅力的なホテルに出会ってしまいました!

「伊東に行くならハ・ト・ヤ♪」

一度聴いたら忘れられないこのメロディー。関東にお住まいの方なら、誰もがこのCMソングを耳にしたことがあるのではないでしょうか?そう、今回ご紹介するのは、静岡県伊東市にある「ハトヤホテル」です。

今年で創業70周年を迎えるハトヤホテル。老舗観光ホテルのイメージが強いですが、実は建築やデザインなど、クリエイティブな感性をくすぐる可愛さが随所にちりばめられている、とっても素敵なところだったんです!
外観

人々の憧れとして高台に佇む、相模湾を見下ろす老舗ホテル

戦後の高度成長期、まだまだ海外旅行が一般的ではなかった頃。ハトヤホテルのある伊東や、隣の熱海は人々の憧れでした。

看板
到着してまず目にする外観からも、長年愛されてきた歴史を感じます。今では使われないようなフォントにもグッときますよね。

ウミネコ
ふと空に目を移すと、ウミネコが悠々と飛ぶ姿が。こちらまで爽快な気分になります。外観を楽しんだあとは、早速館内に入ってみましょう。

館内には、このホテルが憧れの的として活躍していた、当時の人々の夢と希望がそのまま息づいています。数十年経った今でも、なんだか自然とワクワクするような感覚に。

連絡通路
中でもハトヤホテルを象徴するのがこの連絡通路!万博のパビリオンを彷彿とさるレトロフューチャーなトンネルは、まるで近未来への入口!とっても絵になるのでシャッターを切る手が止まりません。

ちなみに外から見ると、こんな感じ。
連絡通路外観
外からみても宇宙船のよう。

館内探検はまだまだこれから!レトロフューチャーな世界へ。

旅の疲れを癒すためにお部屋でゆっくり…もいいですが、せっかくなので館内を探検気分で見学してみましょう。もちろんカメラは忘れずに。

エントランス・ロビー

エントランス
こちらはエントランス。幾何学模様の照明に、大きな鏡。煌びやかなエントランスに足を踏み入れると、これから始まるひと時への期待も高まります!

ロビー
エントランスに続いて、ロビーも見学。

ソファー
ゆったり広々とした空間で、ふかふかの絨毯の上を歩くだけでラグジュアリーな気分に。優雅なクラシックを聴きながら、ゆっくりおしゃべりを楽しむのもいいかも。

シアター会場

シアター
先ほどの連絡通路を抜けると、「シアター会場」への道順が。かつては連日華やかなショーが開催されていたシアター会場。今は宿泊客が食事を楽しむ、大きな宴会場へと生まれ変わっています。このレトロなサインが残っているのがいいですね。

宴会場
中へ入ってみると、こんなに大きな窓が。朝食時には伊東の海と街並みを、夕食時には夜景を楽しむことができます。

夕食
ちなみに、食事はバイキング形式。職人さんがその場で調理してくれる天ぷらやお寿司は絶品でした!

娯楽スペース

娯楽
館内には年中楽しめるプールやカラオケ、ゲームコーナーや卓球台などの娯楽スペースも充実。ひとしきり卓球を楽しんで、温泉で汗を流す、こんなベタな楽しみ方もいいですよね。

客室

部屋の窓
もちろんお部屋もとっても素敵です。今回宿泊したのは新館の13階。静かで眺めもいいので、お部屋でのんびり過ごすのもおすすめ。

窓から
夜になるとライトアップされた「ハトヤ」の文字が。

スリッパ
スリッパに書かれた文字もレトロ可愛い!

部屋から見たエントランス
お部屋からはエントランスを見下ろすことが出来ました。ジグザグや三角など、いろんな形が見えて面白い!

館内の建築やデザイン、どこを切り取っても絵になる「ハトヤホテル」。山ほど写真を撮ったつもりなのに、「もっと撮っておけばよかった!」と思うほど、魅力的なものがたくさんありました。何度でも行きたい!

慌ただしい日常から少し離れたいとき、旅の目的地に「ハトヤホテル」はいかが?