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『d design travel SHIZUOKA』を持って巡る、新しい静岡を感じる旅。<沼津・三島編>
この夏、ふらっと沼津・三島を巡ってみませんか?
こんにちは、シオリです。
私は静岡県の沼津市出身です。静岡の旅と聞くと、伊豆の温泉地や海水浴場、焼津や沼津の港で海鮮を楽しむ旅を想像するかもしれません。そんな定番旅も楽しいけれど、今日は“ザ・観光地”とはまた一味違った魅力ある場所を巡る旅をご紹介したいと思っています。
旅をご紹介していく前にまず触れたいのは、7月7日発売の『d design travel SHIZUOKA』のこと。先日箱庭でも取り上げましたが、“デザイン”をテーマに切り取った様々な静岡が掲載されているガイドブックです。私がこれを読んだとき「これは、地元・静岡の魅力が詰め込まれている…!」と感じ、ここに掲載された場所をたくさんの人に知って欲しいし、実際に訪れて欲しいなぁと思ったのです!
という訳で、今回ご紹介する旅は『d design travel SHIZUOKA』に掲載されている場所を中心に巡る旅になっています。D&DEPARTMENTの関連店舗(※)にて『d design travel SHIZUOKA』を購入すると「d MARK REVIEW」に選ばれた場所をスタンプラリー出来るパスポートを貰えるのですが、それも活用しながら旅を進めます。
※d47(渋谷ヒカリエ)、D&DEPARTMENT TOKYO(奥沢)、D&DEPARTMENT SHIZUOKA by TAITA(静岡)の各店。数に限りがあるのでお早めに!
スタンプラリーという目標があると、なんだか旅が面白いものになりますよね。ただ、スタンプが置いてある場所のみ行こうとすると行程でロスが出てもったいないので、スタンプは無いけど本誌に登場しているところも含めて巡ってみました。
それでは早速、旅をご紹介していきます!
まずは、沼津駅周辺から出発。ちなみに東京駅から沼津駅へは東海道新幹線を使えば1時間15分程度で到着します。
10:00 いせや本店
まず訪れたのは、沼津駅から少し歩いた場所にある老舗和菓子店「いせや本店」。地元に愛される和菓子屋さんで、沼津を舞台とする歌舞伎「伊賀越道中双六」に登場する人物「平作(へいさく)」に由来した商品「平作もなか」はロングセラーとなっています。まずはこちらで、朝おやつを頂きましょう!
『d design travel SHIZUOKA』では、スタッフが取材の中で食べた本当に美味しいものを紹介するコーナーで、こちらのアイスモナカが登場しています。こちらは、買ってその場で食べるスタイルのみで販売されているので、早速私も頂きました。ミルクの風味豊かなアイスとあんこが、パリッと最中に挟まっていて美味しい!
その他、和菓子という枠を飛び越えているようなユニークな商品も。「TABERU COFFEE」は、コーヒーの香りがする最中の皮に、北海道・十勝地区の白小豆にマスカルポーネを組み合わせた餡が挟まれた、これまでにない新しい最中です。最中生地に練り込まれているのは、OBSCURA COFFEE ROASTERSの珈琲豆。一口食べると、予想以上にコーヒーの風味が香ります。お土産にしてもGOOD!
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◆いせや本店
住所:静岡県沼津市幸町2
TEL:055-962-0222
営業時間:9:00~17:00
定休日:不定休
URL:http://iseya-honten.jp/
10:30 hal
朝おやつを頬張りながら沼津駅の方に近づいてくると、器と雑貨のお店「hal」さんがあります。店名が書かれた可愛らしい看板が目印です。ナガオカケンメイさんのコラムの中に登場しているお店です。
店主の後藤由紀子さんがセレクトした素敵な雑貨や洋服が並ぶ店内。後藤さんは、暮らしに纏わる数々の著書を出されているほか、「fog linen work」とのコラボワンピースのデザインを手掛けるなど、沼津に留まらず活躍されている素敵な方。お店には、地元沼津だけじゃなく遠方からもたくさんの方が訪れるそうです。著書『お母さん、旅はじめました』の中でも地元・静岡を紹介されているので、気になった方は手に取ってみて下さいね。
暮らしが素敵になりそうなアイテムに囲まれてた空間は、ゆったりとした空気が流れていて時間を忘れてしまいそう。旅先でお気に入りの器に出会うのも、素敵だと思いませんか?
私はこちらで、halオリジナルの紅茶をお土産に。旅はまだまだ続きます。
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◆hal
住所:静岡県沼津市添地町124
TEL:055-963-2556
営業時間:10:30~16:00
定休日:水曜日
URL:http://hal2003.net/
11:30 無添加ひもの和助
お次はそろそろランチの時間!ということで、沼津港の方面へ向かいます。いよいよ、「d MARK REVIEW」に選らばれたお店「無添加ひもの和助」の登場です。沼津といえば“干物”を思い浮かべる方も多いと思いますが、そんな名物を素敵な空間で味わえるお店です。
ランチがスタートする11:30になってすぐに伺いましたが、ほぼ満席の状態。お店の人気が伺えます。干物って、確かにお土産で購入して帰るものになりがち。やっぱり現地の空気感の中で味わう干物は格別だと思うので、ぜひ体験して頂きたいです。
好きな干物を選んで食べられる定食にしました。(おにぎりのセットも捨てがたかった!)干物はいろいろと美味しそうなものがたくさんありましたが、今回は鯵をチョイス。干物が美味しいのはもちろん、煮物やお味噌汁も染み渡る味わいでした。
そしてこちらにはスタンプがあるので、食べ終わったら忘れずに押しましょう!
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◆無添加ひもの和助
住所:静岡県沼津市下河原町51-2
TEL:055-962-0756
営業時間:販売 9:00〜17:00、ランチタイム 11:30〜14:00
定休日:日曜日
URL:http://www.wa-suke.co.jp/
13:00 irodori
次は、沼津を少し離れます。伊豆箱根登山鉄道の伊豆仁田駅というかなりローカルな駅があるのですが、その近くにとても素敵なカフェがあることをご存知でしょうか?歴史を感じる門が目印のこちらのお店は、「irodori」さんです。
大きな古民家をリノベーションしたカフェは、すごく落ち着く空間になっているんです。こちらは、静岡県の素敵な店舗・住宅などを生み出している中心的存在「Fujiwara Baseball Club」の手掛けた場所のなかの一つとして登場しています。
そこで頂いたのは、メロンのショートケーキ。この断面、たまらない!
ジューシーなメロンと、メロンの甘さを引き立てるすっきりとした生クリームがとても爽やかで、とても美味しかったです。キッシュやパイのランチもあるので、お昼時もおすすめです。
もっとゆっくりしていたかったですが、素敵なお庭を通ってirodoriを後にしました。沼津や三島の繁華街からは少し離れていますが、ぜひ足を運んで頂きたいお店です。
さあ、次はいよいよ最後のスポットです。
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◆irodori
住所:田方郡函南町仁田195
TEL:055-970-1666
営業時間:10:00〜18:00 (17:30L.O)
定休日:水・木曜日
URL:http://www.irodori-nitta.com/index.html
15:00 クレマチスの丘
最後は、「d MARK REVIEW」に選ばれている「クレマチスの丘」です。広い敷地のなかに、ヴァンジ彫刻庭園美術館、IZU PHOTO MUSEUM、ベルナール・ビュフェ美術館、井上靖文学館があり、クレマチスを始めとする様々な種類のお花が咲く庭園、そして素敵なレストランやショップもあって、時間が許せば一日中楽しめるスポット。こちらは、私自身帰省すると良く遊びに来ているし、今回取り上げられてなくとも個人的に周りにおすすめすることの多い場所です。
なかでもヴァンジ彫刻庭園美術館は、いつも面白い企画展が開催されていることはもちろん、庭園の美しさにいつ行っても心奪われるところ。ちょうど睡蓮の花が咲いていた池を望むこの景色は、キギ・渡邉良重さんによって描かれ、クレマチスの丘の15周年記念ビジュアルとなっています。そしてその絵が今回の『d design travel SHIZUOKA』の表紙を飾っているんです。
この庭園をぶらぶら散歩しているだけでも、リフレッシュ出来ますよ。
普段目にしないような、珍しいお花もたくさん。自然の中でアートに触れられる貴重な場所に癒されて、また明日から頑張ろう!という気持ちになれました。
あ、ここでも美術館のチケットセンターでスタンプがあったので、押して帰りましょう!
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◆クレマチスの丘
住所:静岡県長泉町東野クレマチスの丘347-1
TEL:055-989-8787
開館時間:10:00~18:00(4-8月)時期によって異なります。
休館日:全施設 / 水曜日(祝日の場合は開館、その翌日休) 年末年始
駐車場:無料でご利用いただけます
送迎:JR三島駅 北口より無料シャトルバスあり
URL:https://www.clematis-no-oka.co.jp/
ここまで過ごした後は、そのまま帰宅の路についても良いし、『d design travel SHIZUOKA』には夜を楽しむスポットも掲載されているので、そのスポットを更に楽しんでから一泊しても良し。一泊する方は、翌日静岡市の方面や、伊豆方面に足を延ばしても良いかもしれませんね!
私も、この沼津・三島の旅の前に静岡方面に遊びに行ったので、こんな感じでスタンプが溜まりました!
私にとっては地元を巡る旅なのですが、こうしてみなさんに紹介しようと思って回ってみると、新しい静岡に出会えたような気がします。もちろん、みなさんにとっては新鮮な旅になっているはず!これからの旅の参考にしていただけたら、嬉しいです。