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いま、滋賀がアツい!フォトジェニックな滋賀のおすすめ夏旅
自然を活かすのがとても上手な滋賀県に注目
こんにちは、箱庭編集部の森です。
もうすぐ夏がやってきますね。みなさん、夏の予定は立てましたか?
まだ行き先が決まっていないという方にぜひおすすめしたいのが、滋賀の旅です。
「え、滋賀県?琵琶湖のイメージしかないけれど…。」おそらくそんな風に思っている人もいらっしゃいますよね。
実は、おすすめする私も昨年までそんな風に思っていました。(滋賀県のみなさん、すみません!)
ではなぜいま、滋賀県なのか!?
実は滋賀県には琵琶湖だけじゃない、フォトジェニックなスポットがたくさんあるんです!
Instagramを中心にSNSで滋賀県の美しい写真が少しずつ拡がっていき、「琵琶湖だけじゃなかった。」とあらためて注目を浴び、いま日本でも一二を争うアツさを見せている場所が滋賀県なんです。
今回は、フォトジェニックなスポットを中心に、1泊2日で楽しめる滋賀県のおすすめ夏旅をお届けします。
Instagramで話題沸騰!一度は行きたい「ラ コリーナ近江八幡」
滋賀県が注目されるきっかけになったと言っても過言ではない場所が、2015年にオープンした「ラ コリーナ近江八幡」でしょう。和菓子の「たねや」・洋菓子の「クラブハリエ」がともに有名な、たねやグループのフラッグシップ店です。
メインショップは、屋根一面が芝におおわれたユニークな建物。手がけたのは、多治見市モザイクタイルミュージアムでも有名な建築家・建築史家の藤森照信氏です。これまでにない新しいデザインでありながら、どこか懐かしさを感じるのは、まわりの山々に溶け込んで建っているからでしょうか。
建物の中には、広々とした吹き抜け空間の1階に和・洋菓子の売場が並びます。和菓子たねやの全商品を取り揃えるほか、職人が目の前でお菓子を仕上げる「できたて工房」を併設。 また、2階のカフェでは自然を感じる開放的な空間で、クラブハリエの焼きたてバームクーヘンが楽しめます。
メインショップ以外にも、カステラショップやコンテナショップ、フードコート、ギフトショップなどもあり、お菓子と自然を存分に楽しめる場所です。※フードコートは7/15~。
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◆ラ コリーナ近江八幡
住所:〒523-8533 滋賀県近江八幡市北之庄町615-1
電話番号:0748-33-6666
定休日:年中無休(1月1日を除く)
URL:http://taneya.jp/la_collina/
大自然をも組み込む空間 「MIHO MUSEUM」
以前箱庭でもご紹介しましたが、滋賀を旅するならちょっぴり遠いけど絶対に外せない場所が「MIHO MUSEUM」です。
「MIHO MUSEUM」は、山の尾根と尾根とをトンネルと橋で渡すことと、 樹影の濃い山頂部に建物を埋設させることで、可能な限り自然を残し、周辺の景観との調和を実現しています。私たちが上から眺めることはないけれど、上から見ると一目瞭然。こんな風になっているんです。本当に森の中の美術館!
そのため、美術館へ到達するには、別世界へ続くようなトンネルを抜けて向かいます。
一条の光を映すトンネルを抜け、深い谷を越える吊り橋を渡って美術館へ向かう行為そのものが、アート体験に感じます。
エントランスロビー正面の景色は圧巻!信楽の大自然を借景とした開放感あふれる眺望がダイナミックに展開します。
山の自然と建物と美術品の調和を楽しめる美術館です。
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◆MIHO MUSEUM
住所:〒529-1814 滋賀県甲賀市信楽町田代桃谷300
電話番号:0748-82-3411
開館日程:7月31日(月)まで休館。8月1日(火)~9月3日(日)「雪村 ―奇想の誕生」
休館日:毎月曜日 ※祝日の場合、翌平日。
開館時間:午前10 時~午後5 時 【入館は午後4時まで】
入館料:一般1,100 円、高・大生800 円、小・中生300 円
URL:http://miho.jp
比叡・比良山地を仰ぐ、琵琶湖のほとりの美術館「佐川美術館」
滋賀県は美術館の宝庫。おすすめしたい美術館がもう一つあります。佐川急便株式会社が創業40周年記念事業の一環として、 琵琶湖を望む美しい自然に囲まれた近江・守山の地に1998年3月に開館した「佐川美術館」です。
「佐川美術館」の敷地の大部分を占めるのは水庭。そこに浮かぶようにたたずむ3棟の建物が、一日、そして四季のうつろいのなかで、さまざまな表情を見せます。静寂に包まれていて、心がすーっと洗われます。日本を代表する日本画家・平山郁夫先生、彫刻家・佐藤忠良先生、陶芸家・樂吉左衞門先生の作品が常設展示されているので、いつ足を運んでも日本画・彫刻・陶芸の3つの文化に触れあえるのは嬉しいところ。
そして、美術館の奥にひっそりと佇む茶室もまた素敵です。
陶芸家・樂吉左衞門先生が自ら設計の創案を行ったという茶室広間の床の高さは、水庭の水面と可能な限り同じレベルを保つように考えられています。室内なのに、まるで外のような不思議な空間が広がっています。山の美しい「MIHO MUSEUM」を楽しんだ後は、水の自然が美しい「佐川美術館」にも足を運んでくださいね。
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◆佐川美術館
住所:〒524-0102 滋賀県守山市水保町北川2891
電話番号:077-585-7800
休館日:毎週月曜日(祝日に当たる場合はその翌日)・年末年始
※展示替え等のため臨時休館する場合があります。
開館時間:9時30分~17時 (最終入館は16時30分迄)
入館料:一般1,000 円、高・大生600 円、中学生以下無料
URL:http://www.sagawa-artmuseum.or.jp/
滋賀の鉄板フォトスポット。琵琶湖に浮かぶ鳥居「白鬚神社」
いろいろ見てもやっぱり押さえておきたいのは、絶景として有名な「白髭神社」ですよね。湖上に浮かぶ大鳥居があることから「近江の厳島」とも言われているこの神社は、近江最古の神社とされています。ご祭神は猿田彦命で、延命長寿の神様。しっかりとパワーももらって帰りましょうね。
晴れた日の、湖と空のブルーに浮かぶ朱塗り鳥居もいいですが、写真のように夕焼けや朝焼け、霧の日も神秘的です。その日にしか見ることができない美しい世界が広がっていますよ。
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◆白鬚神社
住所:〒520-1122 滋賀県高島市鵜川215番地
電話番号:0740-36-1555
URL:http://shirahigejinja.com/
景観が美しい里坊のある門前町「坂本」
太古の昔から神が宿る山とされていた比叡山の東麓、琵琶湖の西岸に位置する滋賀県大津市・坂本。延暦寺の守護神である日吉大社の門前町でもあるこの町では、道沿いが穴太衆積みの美しい石積みに彩られていて、歩いているだけでも日本の伝統を感じることが出来る美しい町です。
中でもぜひ立ち寄ってほしいのが、坂本の由緒ある里坊(隠居した高僧の住まい)のひとつ「旧竹林院」です。八王子山の借景を活かした庭園は、国指定の名勝の地でもあるんだそう。
部屋に入って飛び込んでくる景色に息をのみます。大きな窓で切り取られた景色が、まるで絵画のようなんです。
ゆっくりとお茶をすることも出来るので、散策のひと休みにぜひご利用ください。
そして、車窓からの眺めが抜群な「坂本ケーブル」も要チェックです。全長2025mと日本一の長さを誇るケーブルで、登録有形文化財であるケーブル坂本駅と延暦寺駅を繋いでいます。車窓から見えるのは山の木々や琵琶湖の景勝。
レトロかわいい駅舎や車内も見逃さないでね。
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◆旧竹林院
〒520-0113 滋賀県大津市坂本5丁目2番13号
電話番号:077-578-0955
休館日: 月曜日(祝休日は開園)、祝日の翌日、12月26日~12月31日
営業時間:9時~17時
URL:http://kyuchikuriin.web.fc2.com/
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◆坂本ケーブル
URL:http://www.sakamoto-cable.jp/
宿泊は、近江の景色・文化・食を存分に感じられる星野リゾート「ロテルド比叡」でのんびりと。
これだけたくさんの見どころがあるので、日帰りではもったいないですよね。滋賀県にぜひ一泊していきましょう。
おすすめは、近江の景色、文化、食を存分に感じられる星野リゾート「ロテルド比叡」です。
まず立地がとても贅沢!ユネスコ世界文化遺産に登録されている比叡山の懐にあり、琵琶湖を一望できます。
ホテル内にある「山床カフェ」では、琵琶湖を眺めながらスパークリングワインや滋賀県のクラフトビール、琵琶湖にそそぐ安曇川(あどがわ)で採れるアドベリーを使った「アドベリーサイダー」や近江茶で作った「ほうじ茶アイスラテ」などをいただけます。標高650mの山の上に位置することから、夏でも爽やかな風が吹き抜けるんです。お酒を飲みながら琵琶湖を眺めていたら、都会の喧騒なんてすっかり忘れてしまいます。
ちなみに、ここから眺める朝日はまさに絶景!ホテル敷地内から朝の絶景が撮影できるのは、安心だし、お寝坊でもいいし、その後二度寝もできるので、嬉しいですよね~。
近江の文化を楽しむことが出来るのも「ロテルド比叡」ならでは。
延暦寺の総本堂でもある国宝・根本中堂で、毎朝行われる勤行に参加することが出来るんです。地元の方も通常は参拝できない開堂前の時間帯のため、ご宿泊の方のみの特別メニューなんだとか。静けさに包まれた朝、厳かな雰囲気のなかで執り行なわれる法会は、心身の活力を取り戻す貴重なひとときとなります。
9月末までの夏の期間は、延暦寺西塔エリアの本堂である釈迦堂のお堂の中に設置された写経場で、写経を行った後、お堂を巡拝しながら歩く「山内巡拝ルート」を案内してくれるプランもあるので、日頃の疲れをリセットできるよい体験ができそうです。
そして、宿泊先で気になるのは、食事ですよね。「ロテルド比叡」では、近江食を最上のフレンチで楽しめます。
気温・湿度に恵まれた近江で、古来から受け継がれてきた独自の食文化として注目されているのは「発酵」。「発酵」と聞くと、なんとなく納豆やお味噌をイメージしてしまいがちだけど、チーズやワインなどフレンチにピッタリな食材も発酵なんですよね。古くから近江で根付いてきた発酵食とフレンチの融合によって生まれる感動の一皿が味わえます。
たとえば、近江で有名な鮒を発酵させた鮒鮓(ふなずし)。ちょっとクセのあるこの食材が、フレンチと出会うことでこんな風に変化するんです!
劇的な変化に鮒鮓自身も驚いていそうですよね。4年熟成の甘露漬け鮒鮓とフレンチの新感覚ハーモニーをぜひ味わってみてください。
ディナーや朝食以外でも、近江の食である「発酵」を楽しむ体験メニューとして、ソムリエによるワインテイスティングやモッツァレラチーズの手作り体験などもあるので、「発酵」好きにもたまらないお宿です。
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◆ロテルド比叡
住所:〒606-0000 京都市左京区比叡山一本杉
予約・お問い合わせ:0570-073-022
URL:http://hr.hotel-hiei.jp/
さて、おすすめの滋賀旅はいかがでしたか?
これまで滋賀県に注目していなかった方も、この記事を読んで「あ、面白そうだな」「行ってみたいな」と少しでも注目してもらえると嬉しいです。
日本には、まだまだ注目されていない、楽しい場所がありそうなので、これからもそういう場所を届けていきますね~。では、また。