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Museum shop file Vol.3|2020年に向けて東京を世界へ発信!「東京都美術館 ミュージアムショップ」
海外の方も多く訪れる「上野」の地で、東京のモノづくりを伝えるセレクトを。
こんにちは、箱庭編集部です。
全国に数多くの美術館がありますが、ぜひとも注目したいのが隣接するミュージアムショップです。視点が面白い商品、デザインにこだわった商品が並び、素敵なセレクトに思わずワクワクしてしまいますよね。そんな全国各地のミュージアムショップをファイリングしていくように紹介していく連載「Museum shop file」。今回は、美術館が数多く建ち並ぶアートの街・上野からピックアップしてみました。
いつもの生活にクリエイティブな要素をプラス。身近なアートグッズが並ぶ、東京都美術館「MUSEUM SHOP」
今回ご紹介するのは、日本最初の公立美術館として生まれ、90年以上の歴史を持つ東京都美術館です。こちらは常設展示のない美術館で、世界的に有名な作品が並ぶ「特別展」から、地域で活動する作家の方々から作品募集をして開催する「公募展」まで、その時々で様々な展示が行われ、多くの方が気軽にアートを楽しめる場として私たちを楽しませてくれています。
そんな東京都美術館にあるMUSEUM SHOPも、日常にちょっとしたアートを取り入れて、暮らしをクリエイティブに出来るアイテムが幅広く揃っているお店になっているんです。
行く度に新しいアイテムに出会える!その時の特別展・公募展にあわせて変わる商品ラインナップ
まずお店に到着すると、数えきれないほどのアイテムがぎっしりと並んでいてびっくりします。盛りだくさんな店内だから、ここから自分のお気に入りを見つける作業はとても楽しそう。
文具や画材が並ぶコーナーや、
季節のアイテムが並ぶコーナーも。
そして、最近赤ちゃんが誕生して話題になっているパンダコーナーも設けられていました!パンダって、なんでこんなに癒されるんでしょう…。
ミュージアムショップでは欠かせないポストカードも、この写真に納まりきらないほどの数がずらっと並んでいるんです!その種類も、世界の名画から若手のイラストレーターの方のものまで、ほんとに豊富。
店頭の商品ラインナップは、その時開催されている展示の内容に合わせて入れ替えているんだとか。美術館の特別展は年に4回、公募展は1週間単位で行われることもあるそうなので、行く度に新しいアイテムに出会える可能性が高いんです。何回も足を運びたくなってしまいますね!
上野という街で発信する、東京のモノづくり。
東京都美術館のある上野は、東京の玄関口となる場所。そこからアートを発信する東京都美術館は、2012年に「TOKYO CRAFT&DESIGN」というプロジェクトを立ち上げます。そこから、東京が誇る伝統工芸と今のデザインが出会って生まれた「未来の伝統工芸」となる商品を、新しいミュージアム商品として店頭に並べています。
こちらは江戸切子の指輪。切子というとグラスをイメージしますが、こんなすてきなアクセサリーになるなんて!伝統工芸を身に着けて楽しめるアイテムは、ギフトにも良さそうですね。
こちらは、「トウキョウ」からイメージする色を七宝焼きで表現したカボッションリング「トウキョウカボッション」。透明・半透明・不透明を使い分けた七宝釉薬独特の色合いと銀の面の構成は、職人の技術があるからこその表現です。
その他にも、東京染小紋の「小紋チーフ」など、いろんな伝統工芸の新しい魅力を感じられるアイテムがたくさん並んでいましたよ。ぜひチェックしてみて下さいね。
ここからは、ショップに並ぶ数々の商品の中から気になったものをいくつかご紹介します。
東京都美術館オリジナルスイーツ「PALETTE」
こちらは、お土産に人気のスイーツ「PALETTE」。カラフルなキューブ型の可愛らしいパッケージが目を惹きます。その中身は、パティシエや老舗和菓子屋さんとコラボして作られた「さつまいもの甘納糖」や「ストロベリースノーボール」など、こだわりのお菓子が入っているんです。季節によって中身のお菓子は入れ替わるので、来るたびに買って行かれるリピーターのお客さんも多いのだとか。
PLECO
商品名がくりぬかれたパッケージが可愛いこちら、いったい何だか分かりますか?
実は、こんな感じのエコバッグなんです!「PLECO」は、福井県の繊維工場が織りの技術を活かして開発したアイテムで、とっても軽い素材ですが、このサイズで2リットルのペットボトル4本が入っても大丈夫というとっても力持ちな一面も。小さく折りたためるから、旅行の荷物に忍ばせておくと便利に使えそうです。
ムンク「叫び」キーホルダー
ゆるかわいいアイテムも見つけちゃいました!誰もが知る名画、ムンク作の「叫び」がモチーフのキーホルダーです。こうして見ているとだんだん愛らしく思えてきて、人気商品だというのも納得です。
世界の名画iPhoneケース
アートをお部屋に飾るのはちょっとハードル高いと思ってしまう方、iPhoneからアートを取り入れてみてはいかがでしょうか?左から、クリムトの「ひまわり」、ピエト・モンドリアンの「赤 黄 青 黒のコンポジション」、モネの「睡蓮」です。これ以外にもたくさんの種類があるので、お気に入りを見つけてみて下さい。
東京蔵前の花火問屋・山縣商店がつくる線香花火「大江戸牡丹」
今の季節にぴったりなアイテムも。こちらは純国産の線香花火「大江戸牡丹」です。このパッケージもかっこいい!
国内の線香花火工場が次々と閉鎖に追い込まれ、一度国内最後の生産工場も廃業してしまったあと、蔵前の花火問屋・山縣商店が純国産の線香花火の命を絶やしたくないという想いから、膨大な回数の試作を繰り返して奇跡的に復活させることに成功して出来上がったのが、こちらの「大江戸牡丹」なんだとか。
今や貴重な純国産の線香花火。その繊細な美しさを、この夏体験してみてはいかがでしょうか?
2020年に向けて、更に進化する東京都美術館。
来る2020年の東京オリンピックに向けて、東京都美術館はさらに進化を目指しています。新たにかかげたスローガンは、「ART VIA TOKYO=東京経由アート行き」。外国人旅行客をはじめ、あらゆる人々にとって東京都美術館はハブ空港のような玄関口(入口)となり、そこからアートへの旅が始まる場所となりたい。そんな想いが込められているんだとか。これまで以上に魅力的に、様々なアートを届けてくれる東京都美術館に期待したいですね!
「ART VIA TOKYO」をスローガンに、新しいグッズ展開も始まります!
まず第一弾は、オリジナルTシャツ。
ラグランスリーブ好きには嬉しい形だし、スモーキーな色味とシンプルなロゴデザインがGOOD! こちらは8月下旬頃から店頭に並び始めるそう。
これは東京都美術館のロゴがモチーフになった「木のブローチ」です。日本のさまざまな木を組み合わせてブローチにしているのだとか!こちらも8月下旬頃から発売されるとのことですよ。
この他、トートバッグ・扇子・マグカップ・てぬぐい・缶バッジ・コースターなども、順次新しいデザインのアイテムが発売予定とのことなので、今後ショップに遊びに行った際にはぜひチェックしてみて下さい。
今現在も素敵ですが、更にこれからが楽しみな美術館&ショップでした。さて、次はどんなショップをファイリングしようかな?乞うご期待。
東京都美術館 MUSEUM SHOP
URL:http://www.tobi-museumshop.com/
住所:〒110-0007 東京都台東区上野公園8-36 東京都美術館LB階
TEL:03-5685-9110
営業時間:9:30~17:30 特別展会期の金曜日は20:00まで
定休日:毎月第1・第3月曜日(祝日にあたる場合は翌日)