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ニュージーランド北島の旅Vol.4|ニュージーランドで一番カラフルな場所『ワイオタプ』
地球のエネルギーが溢れ出すニュージーランドの温泉
こんにちは。あいぽんです。
今回も引き続き、ニュージーランドの旅です。
再三、ニュージーランドの大自然が壮大すぎる!と、繰り返してきましたが、この旅で一番自然のすごさを思い知らされたスポットを紹介したいと思います。
日本と同じく火山が多くあるニュージーランド。火山があるということは、もちろん温泉も湧き出ています。北島ではタウポの温泉が有名ですが、そのタウポ火山帯にある、地熱活動が生み出した迫力ある風景を楽しめる場所があります。
そんなここでしか見られない大自然を堪能すべく、『ワイオタプ・サーマル・ワンダー・ランド(Wai-O-Tapu Thermal Wonderland)』へ行ってきました。
ニュージーランドで一番カラフルな場所
ロトルアから車で20分くらいの場所にある『ワイオタプ』。
広大な地熱地帯のうち約19平方kmのエリアが一般旅行者へ開放されています。湯気がもくもくしているのが見えますね。
さっそく歩いていくと、まずは地面にぱっくり開いた穴が。このクレーター、その名も「デビルズホーム(悪魔の家)」。本当に悪魔が住んでいそうな不気味さがただよっています。ネーミングのセンスが秀逸すぎる(ちなみに、こういうネーミングのクレーターや沼がこのあと続々と出てきます)。
このクレーターは地下の酸化活動の結果現れたもの。薄く黄色がかっているのは硫黄の結晶。
至る所に「立入禁止」「DENGER!」の文字があって、結構ビビります。泥、水、蒸気を伴った熱泉や冷泉がそこら中にあって、そこからいろいろな化学物質が含まれているから、まじで危険なわけです。クレイジージャーニーな気分になってきます。
濁った水と湯気がおどろおどろしい「デビルズインクポット(悪魔のインクツボ)」。黒鉛と原油が水を押し上げているため、こんな色になるのだそう。
さらに進むと拓けたエリアに。地面がピンクやイエローのグラデーションになっていることから「アーティストパレット(画家のパレット)」と名付けられています。
奥に湯気がもくもくと立ち込めている水色の池が見えますが、「シャンパン池」です。「アーティストパレット」の色は、水位や風の向き、「シャンパン池」のから流入する水によって変化するのだそう。
見る場所によっても全然違う。
「アーティストパレット」の上を渡り、「シャンパン池」を目指します。
ぐるっと周って、「シャンパン池」に到着!オレンジとグリーンのこの色あい!ニュージーランドで一番カラフルなスポットなんて言われているのだそう。納得。
直径も深さも60mもあり、この『ワイオタプ』では最大の温泉。水温は74度で炭酸ガスが含まれた泡が終始ボコボコしています。なんか見たことのないようなサンゴみたいな何かもいっぱいついている…。この色も温泉に含まれている化学物質によるもの。
水に含まれているさまざまミネラルが、周囲に堆積しています。地球ってすごい…。「シャンパン池」の迫力に満足して、私たちは一番短い30分コースで出口を目指すことにしましたが、さらに奥を目指す40分コース、75分コースもあるみたいです。
「いや〜満足、満足」なんて歩いていたら、目の前にはウソみたいな池が。「デビルズバス(悪魔の浴槽)」です。悪魔もこんなバス◯リンみたいなお風呂に入るんだ〜なんて、はしゃいでいたら、この色の正体は猛毒で知られるヒ素。めっちゃ怖い!さすが悪魔様…。
この「デビルズバス」も「シャンパン池」も天気や季節によって、含有成分が変わるため色も変化するのだそう。神秘的…。
一旦ビジターセンターへ戻ると、車で数分のところにもうひとつ見どころがあるということで、ちょっと移動。
泥沼がボコボコしています。「MUD POOL」です。
そこら中でボコボコと吹き出していて、生き物みたいです。
ありきたりな言葉ですが、自然の力ってすごい…。そんな一言に尽きる『ワイオタプ』。温泉ってよく「地獄谷」なんて例えられるけど、まさにそんな感じでした。
まるで別の惑星に降り立った気分になるクレーター
『ワイオタプ』をあとにし、車で少し移動したところにある『Craters of the Moon(クレーター・オブ・ザ・ムーン)』という場所へ。
ここはもりふみさんがinstagramで見つけた場所で、あまり日本語の情報がなかったのですが、instagramとカーナビを頼りに行ってみました。
『クレーター・オブ・ザ・ムーン』もまた地熱活動を見ることができるスポットのひとつ。見たこともない草や木が生い茂っている中、遊歩道が通っていて、敷地内を巡ることができるようになっています。そこら中に地下からの噴気孔があるので、至るところから湯気が立ち上っていました。
「月のクレーター」という名前の通り、クレーターがたくさんあります。その中には泥が溜まっていたり、湯気が吹き出していたり。湯気がすごすぎて前が見えないけど…。
一面の緑と至るところから吹き上がる湯気で360度取り囲まれると、なんだか地球以外の星に来てしまったんじゃないかって気分にもなってきました。
『クレーター・オブ・ザ・ムーン』は、『ワイトモ』や温泉地で有名なタウポからも近く、また、入場料もリーズナブル(ニュージーランドの他の観光スポットは結構お高いのです…)なので、一緒に訪れるのにもぴったりなスポットです。
いやはや、ニュージーランドの自然のスケールは違いすぎた…。そんなスケールに驚きつつも地球の奥深くから湧き出す温泉や熱のエネルギーを存分に浴びることができました。(きっとものすごいパワースポットだと思う!)
ニュージーランド北島の旅レポートはここまで。
想像以上の大自然を堪能し、おいしいお肉やごはんを食べ、地球のパワーを存分に浴びることができました!
ニュージランドのことをあまり知らないまま行った旅でしたが、やっぱりまだまだ知らないことがいっぱい。おもしろい世界がいっぱいだ。と実感した旅でした。ニュージランド最高!いえい!
世界は広いので、また少しずつ知らない素晴らしい世界を見ていけたらいいなと思いました。
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Wai-O-Tapu Thermal Wonderland(ワイオタプ・サーマル・ワンダー・ランド)
- 住所:201 Waiotapu Loop Rd, RD3, Rotorua Central, Rotorua, 3073
- 入場料:大人$32.00/子供$11.00(5〜15歳)/5歳以下無料/家族$85(大人2人+子供最大3人)
- 開園時間:8.30am〜5pm(最終入場 3.45pm)※クリスマス当日のみ半日営業
- HP:http://www.waiotapu.co.nz/
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Craters of the Moon(クレーター・オブ・ザ・ムーン)
- 住所:171 Karapiti Rd, Taupo 3377
- 入場料:大人$8.00/子供$4.00(5〜15歳)/5歳以下無料/家族$20(大人2人+子供最大4人)
- 開園時間:<夏期10/1〜3/21>8.30am〜6pm/<冬期 4/1〜9/30>8.30am〜5pm
- HP:http://www.cratersofthemoon.co.nz/
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