1708shin

こんにちは、箱庭キュレーターのカナコです。
今回は、「手を動かすこと」で身も心も美しくなれそうなアイテムを見つけたのでご紹介します。

鉛筆削りとは思えない!美しすぎるこだわりの鉛筆削り

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それがこちら!

鉛筆削り器「Shin」です。
え、これが鉛筆削り?と思ってしまうほど、佇まいからとても美しいプロダクト。

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分解するとこのような感じ。
上から、蓋、切刃、鉛筆の削りカス入れと鉛筆入れ、の3層から成っています。

「Shin」を製作したのは、カンナやノミなどの大工道具を作っているメーカー株式会社角利製作所。DIYが好きな方でしたら、聞いた事があるかもしれませんね。(私も、こちらのカンナにはお世話になっています!)
ドイツにある、日本のデザイン性の高い商品を取り扱うコンセプトストア「SHU SHU」をはじめ、ドイツを中心に事業を展開する鈴木里美さんとの共同開発で、海外向け事業として製作されたそう。

大工道具を手がけるメーカーだからこそ、切り刃には高級カンナやノミの刃に使われている高品質な日立安来ハガネ青紙を、本体には同じくカンナやノミの柄に使われる赤樫を主材料に使用しています。
さらに、日頃はカンナを作っているベテランの鍛冶職人さんや、木工職人さんの手で仕上げられていて、まさしく「カンナ屋さんが作った」鉛筆削りなんです!

鉛筆を研ぎ、心も研ぎ澄ませる

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使っている姿もどことなく、カンナをかけている姿に重なりますよね。
小学生の頃、書道の時間に墨を磨っていた時の安らかな気持ちも彷彿とさせられてきて、鉛筆を「削る」というよりは、「研ぐ」と言いたくなるような、上質で美しい行為に見えてきます。

「Shin」の名前には、
芯、清、心、真、新、
という5つの意味が込められているそう。

「芯を研ぎ澄まし、清しい心で真摯に新たなことにのぞむ。」

世界で最も時間の掛かる鉛筆削りかもしれませんが、「Shin」で鉛筆を研ぐ時間は、鉛筆とともに自分の心も浄化されるような、落ち着きのひと時を与えてくれるはずです。

丁寧な暮らしを始める一歩に

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最近、めっきり字を書くことが減った気がします。
だからこそ、実際に手を動かして字を書く機会を大切にしていきませんか。

鉛筆を、真心込めて研げば、心が落ち着くのはもちろん、日々の暮らしも丁寧に過ごせそうです。