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日本と台湾をコーヒーでつなぐ「DOMO CAFÉ (ドウモカフェ)」が新大久保にオープン!
©KAI NAKAMURA
台湾の人気店“Fika Fika”×京都の老舗“Caffé Verdi”がコラボレーション
こんにちは、箱庭編集部moです。
先日箱庭の記事でご紹介した『Culture & Coffee Festival in Taipei』でも出店していた、「DOMO CAFÉ」。日本と台湾のコラボレーションで作られているカフェということで気になっていましたが、ついに9/19(火)新大久保でグランドオープンしたと聞き、早速足を運んで来ました!
場所は、JR新大久保駅から徒歩約3分。駅近だけど、大通りから路地を入った地下1階にお店を構えており、落ち着いた雰囲気のある場所となっています。
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こちらのDOMO CAFÉ は、台湾に拠点を置く旅行会社から拡大してきた企業、DOMO(ドウモ)株式会社が運営するお店。“日本と台湾をコーヒーでつなぐ”をコンセプトに、「2者の対比」をテーマにお店作りをしており、提供するコーヒーも日本と台湾の豆を味比べできるんです!
台湾と日本、2つのコーヒーを楽しめる!
コーヒー豆をプロデュースするのは、海外でも“レジェンド”と知られ、日本のコーヒー界を支えてきた田口護氏に師事した京都・Caffé Verdiのオーナー続木義也さん(左)と、コーヒー界のアカデミー賞とも称される北欧の賞“NordicRoaster 2013”にて北欧シーンを牽引するロースターを抑え、1位に輝いた台湾・台北のFika Fika cafeオーナーJames Chenさん(右)です。オープンを記念して、お二人がそれぞれのコーヒーを淹れて下さいました。ちなみに「Fika Fika Café」のコーヒー豆を日本で取り扱うのはこのDOMO CAFÉ が初めてだそう!
続木さんの、純喫茶で提供されるような“しっかりと深い味わい”と、Jamesさんの、台湾で人気のある“お茶のような軽い飲み心地”。飲み比べてみると、2つの個性をはっきりと感じることが出来ました。そんな、新しいコーヒーの楽しみ方ができるお店がDOMO CAFÉなんですね。
カフェではいつも“京都・Caffé Verdiの中深煎り”と“台湾・Fika Fika Caféの浅煎り”の二つのコーヒー豆が用意されているので、お好みのものをチョイスして注文できることはもちろん、一気に両方楽しみたい!という方には2つのコーヒーを同時に楽しめるテイスティングメニューもあります。
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またドリップはもちろん、カフェラテなどのエスプレッソを使ったメニューでも、2つのロースターから選ぶことが出来ます。
ちなみにエスプレッソマシンは La Marzocco の Linea Classicという本格的な機材を使い、こだわりのエスプレッソメニューになっているそうですよ。
コーヒー以外のドリンクやフードにも注目!
コーヒー以外にも、気になるメニューがたくさん。台湾茶シリーズでは、台湾フルーツティーと台湾杏仁ティーがありました。抹茶シリーズも美味しそう!
小腹が空いているときには軽食もおすすめ。中でもこちらの小倉ホットサンドウィッチは、宝泉堂謹製丹波大納言の粒あんと求肥を使用しており、京都・Caffé Verdiの看板メニューなんだとか。京都の人気メニューをここで味わえるのは嬉しいですね!サクッとしたトーストの中にとろとろの求肥が入っていて、とっても美味しかったです。
その他、京都の進々堂(実はCaffé Verdi続木氏のお祖父さま創業の京都の有名店!)のパンを使用したシナモントーストや、パストラミビーフホットサンドウィッチも美味しそうでした。
お店づくりから感じられる、台湾と日本。
「2者の対比」をテーマにしているだけあって、コーヒーだけでなく店内にもそれが反映されています。真ん中に仕切りがあるカウンター、淡いピンクとグリーンの2色で展開するなど、あらゆるものが二者対比するような作りになっているんです。“台湾と日本の国際交流が長く続くように”というメッセージが随所に込めらています。
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インテリアは、箱庭でもご紹介したことのある台中の新しい観光スポット“オペラハウス”の設計を長年担当した伊東豊雄建築設計事務所にいらっしゃった建築家・佐野健太氏によるもの。佐野さんのお話によると、この真ん中の壁はもともとの建物に存在していたもので、店舗設計にあたっては必ずしも喜ばしいものではなかったそう。しかし、見事にその状況を活かしてお店のコンセプトに落とし込まれ、2つの違う空間が生まれていました。
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一人でさっとコーヒータイムを過ごせそうな、こんな感じのカウンター席もあれば、
友人とゆっくり出来そうなテーブル席も。
淡いパステル色の壁は、佐野さんはじめスタッフの方々みなさんの手で塗られたんだとか。よく見るとちょっと薄い部分があったり、塗り跡がついてしまっているところがあったり。それは、お店の中で感じる温もりや、落ち着いて過ごせる雰囲気に繋がっているような気がします。
一方、グラフィックデザインを手がけたのは、台湾の人気イラストレーター・Milly氏。コーヒー豆が羽になったちょうちょのモチーフなどが店内の所々に散りばめられています。こうして内装や小物でもクリエーターがコラボレーションをしているんです!
ブランドカラーでもある淡いピンクとグリーンは店内の至る所に。お持ち帰り用のカップも2つのカラーがあって可愛い!ちなみにこの2色はどのように決めたんですか?と佐野さんに伺ったところ、佐野さんとMillyさんのお二人で打ち合わせをして決めたんだとか。対比しながらも、やさしく融和しているお店作りが、そのまま台湾と日本の友好につながるような印象でした。
いかがでしたか?コーヒー好きのみなさん、台湾好きのみなさんだけでなく、いろんな方に訪れて欲しいと感じるカフェでした。ぜひコーヒーを通して、台湾と日本の対比を感じてみてくださいね。
DOMO CAFÉ
住所:東京都新宿区百人町1-15-29パティオ新宿G2号室
最寄駅:JR新大久保駅
電話:03-3360-2545
営業時間:9:00-22:00
https://www.facebook.com/pg/tokyodomocafe/about/?ref=page_internal