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骨董をもっと身近に。「現代の暮らしにあった価値」で骨董品をセレクトするWEBショップ『Blue&Willow』
「歴史」ではなく「暮らし」視点で骨董品に出会う新しいコンセプトのオンライン骨董市
こんにちは、戸田江美です。今日は芸術の秋にちなんで、アートを楽しめるサイトをご紹介します。
その名も『Blue&Willow – Japan Vintage Market –』。この秋オープンした「現代の暮らしにあった価値」で骨董品を提案・販売する新しいコンセプトのWEBショップです。
骨董品屋さんとは思えない!商品につけられたクスっと笑える「暮らし視点のキャッチコピー」
骨董品ってその歴史や価値に対して知識を持って扱わなきゃ、と構えて見がちで、なかなか生活に取り入れる機会がありません。しかし『Blue&Willow』はそんな骨董に対するハードルを下げて、品物の良さや現代での使い方を教えてくれます。
たとえばこのかわいいしょうゆ瓶のコピーは、「昭和初期のしょうゆ瓶に一輪の花を。」ちょっと詩的に綴られた、「暮らし視点のキャッチコピー」です。
骨董品だって、本来の用途以外にも使っていんだ!とちょっと肩の力が抜けます。
この蛸唐草(たこからくさ)模様の鉢のキャッチコピーは「この15万円の鉢で、大好きなラーメンが食べたい。」
じゅ、15万円の有田焼でラーメン…!そっか、そうやって暮らしに取り入れてもいいのかも!とはいえラーメンはドキドキしちゃうなあ〜。
3個セットの湯のみのコピーは「爽やか三兄弟と、どう付き合う?」。説明文も素敵なのでぜひチェックしてもらいたいです。
「小ぶりでコロッとした形が3つ並ぶと、優しくてちょっとシャイな三兄弟のよう。
湯呑みにする?お猪口として使う?お菓子やお惣菜を入れてみる?
あたな次第でいろんな表情を出す三兄弟。でも、できれば3つ一緒に使ってやってください。」
このように、『Blue&Willow』にセレクトされた商品を見ているとこれらが骨董品であること、忘れてしまいます。生活に取り入れるシーンが思い浮かぶので、骨董が身近に感じられます。
歴史や知名度ではなく、骨董品が持つ「いまの暮らしに合った価値」を提案
サイトで扱っている商品はすべて古い時代に作られた骨董品か、在庫として倉庫に眠っていたデットストック品などの「ヴィンテージ商品」です。いままでは古さや作家の知名度を価値として販売されてきました。
しかし『Blue&Willow』は骨董の価値の捉え方が違います。商品がもつ「いまの暮らしにあった価値」に着目してセレクト、提案をしています。これまでの骨董店とはまったく異なる、骨董との新しい出会いがあるのです。
ちなみに、サイト名の由来は骨董の天才・青山二郎と民芸の天才・柳宗悦。青山=Blueと、柳=Willowを合わせたサイト名です。
「青山二郎と柳宗悦。
かつて2人の天才がいました。青山二郎は、骨董の天才。柳宗悦は、民藝の天才。
2人は時代の常識にとらわれることなく、自分なりの視点で、あらたな美を見出してきました。
一時期、2人は行動を共にしましたが、また別々の道を歩み、異なる世界観を追求しつづけます。
いま、美しいと言われる器の多くは、彼らの影響を大きく受けているのです。Blue and Willow。
日本語で、青と柳。この名には、先見の明を持ち、偏見にとらわれることなく、
あらたな時代を切り拓いてきた青山二郎と柳宗悦に対するリスペクトの気持ちが込められています。」
民芸品や器に興味のある箱庭読者さん、この秋は「骨董」を始めてみてはいかがですか?
時間を重ねたヴィンテージ品だからこそだからこその美しさ。どこか懐かしかったり、目新しかったり。骨董ならでは魅力の扉を開くきっかけに、『Blue&Willow』はとってもおすすめです。