飲める文庫

読書の秋にぴったりのコーヒーを発見しました!

こんにちは。箱庭編集部です。
気持ちの良い天気が続きますね。みなさん「秋」を楽しんでいますか?私は専ら食欲の秋を楽しんでいますが、今回は読書の秋にぴったりなコーヒーを見つけたので、ご紹介したいと思います。

名作文学を、コーヒーの味わいで楽しむ

飲める文庫
今回ご紹介するのは、NECとやなか珈琲店が開発した、「飲める文庫」
名作文学の“読後感”をコーヒーの味わいで再現した「飲める文庫」は、なんとAI(人工知能)とカップテスターのコラボレーションによってできたそうです!
(カップテスター=コーヒー豆の産地、銘柄などの品質を見極め、各豆の本来の風味や味わいの味覚を検査する専門職)

再現された作品は、島崎藤村 著「若菜集」、太宰治 著「人間失格」、夏目漱石 著「吾輩は猫である」「こころ」「三四郎」、森鷗外 著「舞姫」の6点。名作ばかりです。

AIを駆使し、再現した“読後感”

飲める文庫
どのようにして作品の“読後感”を再現したのだろう?と思う方も多いのではないでしょうか。そこで開発プロセスを簡単にご説明します!

まず、文学作品に関する1万件以上のレビュー文(読後感)をコーヒーの味覚指標に変換したデータにします。例えば、「悲しい結末だった。切なさが湧きあがってきた。」は苦み、「青春時代の懐かしさを感じた。」は甘味だそうです。次に作成したデータをAIが分析し、味覚指標のレーダーチャートを作成します。最後に作成したチャートをレシピとして、やなか珈琲店のカップテスターが6種のブレンドコーヒーを考案・開発して完成です!

膨大な数のレビューをデータ化し、AIが分析した結果をもとに味を完成させる、なんてテクノロジーの進歩を感じます…!

名作はどんな分析結果・味わいに?

一万件以上のレビューから、6点がそれぞれどのような分析結果・味となったのか、気になりますよね。今回は私が好きな作品2点をピックアップし、ご紹介します。

「人間失格」太宰治

飲める文庫
人を理解することができず、ついに自らに「人間失格」の烙印を押してしまう主人公の物語をコーヒーに。高地産アラビカ種などをベースに、スムーズな飲み口のペルー、スッキリとした苦味のブラジルをブレンド。淡々と語られる人間の弱さを、滑らかな口当たりで飲み易く、質の高い豊かな苦味で表現しました。

    コーヒー豆:コロンビア/ブラジル/ペルー
    ロースト:フルシティロースト

「こころ」夏目漱石

飲める文庫
愛のために友を裏切った過去の罪を背負い、囚われつづけた男の物語をコーヒーに。質感の高い濃厚なボディのインドネシア産マンデリンにブラジルのキレのある苦味をプラス。まとまりのある深いコクと満足感のあるボディから、誰のこころにも潜み、いざというときに現れる苦々しい人間のエゴが垣間見えてきます。

    コーヒー豆:インドネシア/ブラジル/グァテマラ
    ロースト:イタリアンロースト

分析結果を読むと、「なるほど。」と腑に落ちるような気がします。実際にコーヒーを飲みながら、久々に作品を読み返したくなりました。
その他の作品の分析結果と味わいも、こちら(http://jpn.nec.com/bigdata/ai/coffee/)でぜひチェックしてみてくださいね。

パッケージもまるで文庫本!

飲める文庫
「飲める文庫」は、パッケージがまるで文庫本のようなところも魅力的です。キッチンではなく、お部屋の本棚に飾っておくのもいいかもしれませんね。
飲める文庫
「6作品飲み比べ ドリップバックセット」だと存在感が増します…!

「飲める文庫」は、やなか珈琲店の店舗と通販サイトにて期間限定で販売中です。秋の読書のお供に、ゲットしてみてはいかがでしょうか?

    「飲める文庫」ビーンパッケージ

    販売期間:2017年10月27日(金)~11月30日(木)
    販売店舗:やなか珈琲店(秋葉原CHABARA店、アトレ亀戸店、コレド室町店、ルミネ北千住店、ルミネ立川店、エキュート赤羽店、アリオ西新井店、トレインチ自由が丘店、中野マルイ店)
    価格:950円/100g (税込)
    ※販売期間中でも在庫がなくなり次第、販売終了

    「飲める文庫」6作品飲み比べ ドリップバックセット

    販売期間:2017年11月8日(水)~11月30日(木)
    販売店舗:ビーンパッケージと同じ
    価格:2,340円(税込)
    ※販売期間中でも在庫がなくなり次第、販売終了

    やなか珈琲店通販サイト(http://www.yanaka-coffeeten.com/