リバーリトリート雅樂倶

カフェから始まる冒険のような旅へ。

こんにちは、シオリです。
全4回に渡ってお送りしている知られざる富山の絶景ツアー。富山の魅力を存分に味わえて、大人の知的好奇心をくすぐる旅のプログラムが満載の「大人の遊び、33の富山旅。」が、「絶景」をテーマに作った様々なプログラムの中から、おすすめをチョイスしてご紹介しています。今回ご紹介するのは、カフェで“巻物”を貰うところから始まるという、ちょっと不思議な絶景ツアーです。

カフェで巻物をGETしよう!

33富山旅
北アルプスを源として富山市を縦断し、富山湾へと流れ込む神通川。その流路の途中にある絶景スポット、神通峡のあるエリアで楽しめるのが、今回ご紹介する33富山旅のプログラム「巻物付きカフェ」です。このように、カフェでその店自慢のコーヒーをいただき、巻物をGETするところから始まります。

33富山旅
巻物には、神通峡周辺の地図とエリア内にある絶景スポットが8つ書かれていて、それを見ながら絶景巡りのドライブが出来るというわけです。中身は、実際に見てのお楽しみ!

その“巻物付きカフェ”を行っているのは、「リバーリトリート雅樂倶」と「神通峡岩稲温泉 楽今日館」の2か所。さて、私たちはどちらに行ったのでしょうか?

リバーリトリート雅樂倶
見て下さい、この窓一面の景色!そう、リバーリトリート雅樂倶です。
こちらは、富山県美術館も手掛けた建築家・内藤廣氏が設計した建築ということでも知られるリゾートホテル。また、“アートの宿”と謳っているように、館内にはたくさんのアート作品が展示されていて、まるで美術館に泊まるような感覚になるホテルなんです。玄関を入ってすぐにあるこのロビーを眺めるだけでも、なんとも優雅な気持ちに。

リバーリトリート雅樂倶
コーヒーは、ロビーの奥へ進んでいったところにあるカフェ ペストリー「リヴィエール」で楽しむことが出来ます。アートが飾られた室内も素敵ですが、晴れた日にはこちらのテラスも良いですね。

リバーリトリート雅樂倶
今回は、特別に館内をいろいろと見せていただきました。内藤廣氏が手掛けた建築は、階段(写真左上)や茶室(写真右上)など、随所にその魅力が詰め込まれており、宿泊したら素敵なんだろうな~ということをひしひしと感じました。また、レストラン(写真左下)や温泉(写真右下)では、美しい神通峡の景色にうっとり。次は絶対泊まりに来ます…!でも、巻物付きカフェのプログラムであれば、宿泊せずともこの素敵な場所に来ることが出来るということが、ひとつの魅力でもありますよね。

リバーリトリート雅樂倶
今回私はゆっくり見られなかったのですが、かわいいお土産がたくさんあったことも印象的でした。こちらに訪れた際には、ぜひ館内ショップもチェックしてみて下さいね。

そして、いよいよ巻物を手に絶景ツアーへと出掛けます!

    ●リバーリトリート雅樂倶
    住所:富山市春日56-2
    TEL:076-467-5550
    時間:チェックイン14:00、チェックアウト11:00
    宿泊料金:1泊朝食付き(2名1室・おひとり)13,000円~
    http://www.garaku.co.jp/

    【雅樂倶のコーヒー 巻物付き 570円】
    カフェ利用時間:11:00〜18:00(軽食L0,15:00)
    カフェ定休日/HPでご確認ください。

神通峡に架かる橋からの絶景に癒される

神通峡
最初に訪れたのは、その名も「観光橋」。人が豆粒ように写っているのが分かりますか?

神通峡
橋の真ん中へ進み、遠くの方へ目をやると、なんとも美しい峡谷の姿が。エメラルドグリーンの色がとっても綺麗でした。きっと、訪れる時間や季節によっても、様々な表情を見せてくれるはず。

神通峡
赤、青、緑しかない世界!赤い橋は、山の緑に映えますね。一人でじっくり美しい風景を味わっても良いし、みんなでわいわい記念撮影しても楽しそう。

美味しい空気を、ここぞとばかりにいっぱい吸い込んだら、次のスポットへ向かいます。

他では見られない!話題性バッチリのおもしろスポットへ

おおざわの石仏の森
絶景ツアーと言いつつ、ちょっとエッヂの利いた(?)場所にも行ってきました。間違いなく他では見られない、思わずお土産話として話題に挙げたくなるような珍スポットです!

なにやら石仏がたくさん並んでいますが、お寺でしょうか?!

おおざわの石仏の森
ここは、約500体もの羅漢石仏がある「おおざわの石仏の森」。お寺ではなく、「医療法人社団 城南会」の会長だった実業家・古河氏が、「猿倉山」と「神通川」に面する地元の大沢野の地に石文化を築くことで、人々の心のなごみに、また富山や飛騨路の観光名所となればとの思いを込めて創設した場所なのだそう。

おおざわの石仏の森
神通峡沿いの道に突如として現れる石仏群は驚きの光景ですが、よくよく見ると、石で出来ているとは思えない柔らかい顔や、こんな知り合いいたかも?!と思わせる顔を見つけてしまうほど、どれも表情豊か。思わず、たくさん写真を撮ってしまいます。

更に、ここから車で数分行ったところにある「ふれあい石像の里」へ。

ふれあい石像の里
先ほどと同様に、たくさんの石仏が並んでいますが…あれ?石仏だけど、スーツを着たおじさん?!

こちらに並んでいるのは、創設者である古河氏が、自分の知り合いをモデルにして作った石仏たち!全部で420体並んでいるのだそう。知り合いということは、一般の人。だから、スーツの人がたくさんいるんですね!

ふれあい石像の里
初めて見る光景に動揺しつつも(笑)、石仏一体一体が個性豊かに作られており、「女性もいた!」「この人、優しい微笑みだな~」なんて思いながら見て回るのが、とっても楽しい!

ふれあい石像の里
ここの石仏たちは、知り合いの方から貰った写真をもとに作られたそうです。だからみんなおすましポーズなのでしょうか。

ふれあい石像の里
石仏は山の斜面にも差し掛かって並んでいるのですが、中腹あたりから見下ろしても、これだけ並んでいる景色は圧巻です。

ふれあい石像の里
ここまでたくさんの人物の写真を撮ることって、なかなか無いですよね。そういった意味では、写真撮影も楽しめる場所でした。

夕暮れ時に行くとホラー感が出てしまう可能性大なので(笑)、ぜひ日中の明るい時間に行くことをおすすめします!

ダムの迫力を間近で感じよう!

神通川第三ダム
次に訪れたのは、神通川第三ダム。昭和29年に完成した、高さ15.5mのダムです。そのレトロな風貌には、歴史を感じずにはいられません。

神通川第三ダム
ダムの上にある通路を歩いてみます。先ほどの観光橋と比べると、狭くてちょっぴりスリリング!歩きながらダムを見ていると、メーターのようなものがあったり、機械のような雰囲気もあったりで、やはりダムという役目を持つ建造物なんだなと感じました。ダム好きには、たまらないのではないでしょうか。

神通川第三ダム
そんな、ダムの迫力を感じつつも、そこから見えるのは、のどかな眺め。

神通川第三ダム
キラキラと光る水面も綺麗で、ずっと見ていたくなります。大自然の中で、ダムの迫力を感じる時間。単なる自然の景色だけを見るのとは、また一味違った魅力がありました。

ここで、私たちのツアーは終了。神通峡エリアを後にしました。
今日ご紹介したのは、巻物に書かれている場所の一部だけ。取り上げた3つのスポットだけでも、癒しの自然から珍スポットまで、バリエーション豊かなチョイスだということがお分かりいただけたのではないでしょうか?その他にも、このエリアならではの魅力あるスポットがあるので、ぜひ探検気分で楽しんでみて下さい。

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巡っている途中、地元の学生さんのボート練習に遭遇しました。こんな環境で汗を流せるって、素敵ですね~。

以上、巻物付きカフェのプログラムで巡る、神通川絶景ツアーのレポートでした。
次は、どんな絶景が待っているのでしょうか?次回でいよいよ最後です。お楽しみに~

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