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レトロ印刷JAMのシルクスクリーンの作業場「SURUTOCO」が東京・品川にOPEN!
気軽に遊べるシルクスクリーンの作業場でDIYをたのしもう!
こんにちは。Keinaです。
クリエイターに人気の大阪にあるレトロ印刷JAMが運営するシルクスクリーンの作業場が、2017年11月17日に東京にオープンしました!どんなことができるのか気になったので、さっそく遊びに行ってきた様子をレポートします。
京急線「新馬場」駅に到着したら、北口より徒歩約7分歩きます。
そろそろお店の近くかな~と思った頃、品川橋が見えました。Googleマップでチェックしてみると、お店のすぐ近くまで来ているようでしたが、さて入口はどこでしょう。「SURUTOCO」の1Fは、マルエツ プチ 品川橋店があり、その角に赤いポストが見えたら品川橋の手前を左折します。
入口が見えてきました!目印は、SURUTOCOの立て看板。扉を開けて中に入ります!
この階段を登った2階の左側が「SURUTOCO」です。
入口にはオープンのDMが置いてありました。
どちらもステキで、もちろんレトロ印刷JAMで印刷したものでした!SURUTOCOは、シルクスクリーンの作業場なので、印刷の注文はこれまで通りオンラインでの入稿か、大阪の「レトロ印刷JAMのお店」での入稿のみとなるのでご注意を。
入口を入ったら、箱庭でもご紹介していた、シルクスクリーンキット「SURIMACCA」がお出迎え。
入ってすぐ左のスペースには、シルクスクリーンで使える無地の素材がたくさんありました。トートバッグ、ランチバッグ、マルシェバックなど、1枚から購入可能です。
シルクスクリーンのインク「SURIMACCAインク」もありました
ターナー色彩×レトロ印刷JAMの共同開発で生まれたシルクスクリーン用インクは、目詰まりしにくく作業がしやすいそう。写真左下は、最近発売されたばかりのラメ入り銅色「カッパー」。他にも金や銀などの色もありました。
インク見本のクマのポスターがかわいいですね。
なんと金・銀・ホログラム箔も使えるんですよ!
箔フィルムとホットバインダーという接着剤を使用すると、アイロンで布などに接着することもできるそう。シルクスクリーンの表現がどんどん広がりますね。金箔・銀箔 ¥100(50cm)~ ホログラム箔 ¥250(50cm)~購入可能。
シルクスクリーンで使える無地素材は想像よりも種類が多くて驚きました!実際に素材が見れるので、どのアイテムに何色で刷ろうか、イメージしやすいですよ。もちろん商品だけの購入も可能です。
無地のカレンダーなどもありました!どんな素材が人気か、スタッフに伺ったところ、定番のTシャツ、巾着、デイリートート、ポーチが人気とのこと。やはり、日常で使えるものが人気ですね。
ポーチは2種類あり、左のキャンバスポーチ(マチ付き)と右のキャンバスフラットポーチ(マチなし)があります。
シルクスクリーンキット「SURIMACCA」が2017年度グッドデザイン賞を受賞した記念に、グッドデザイン賞のロゴ入りサコッシュが飾ってありました(おめでとうございます!)。サコッシュ素材もお店で取り扱ってるのかな?と思ったら、新入荷していました!
いつかサコッシュに刷ってみたかったので、今回はこのアイテムでシルクスクリーンを体験することに決めました!楽しみ!
布素材の他には、印刷見本「あろびかたろぐ」、一枚から買えるレトロ印刷の紙もありました。名刺やポスターを刷るのも楽しそうですね。
お次は、いよいよ作業場へご案内します!
シルクスクリーンの作業場は、レトロ印刷JAMの製版サービスを利用された方に限りご利用可能です。飲食もOKとのことなので長時間作業する方にはありがたいですね。
SURUTOCO使用料金
SURUTOCOオープン記念で、2017年12月30日までは1日利用料フリーです。
つくるときに必要な料金は、使用料金、製版料金、インク代、素材代の合計金額となります。詳しくはこちら。
※2018年1月5日~以降
1日利用/人
[大人] 1,000円
[大学生・高校生] 500円
スルメ(年間パス)
[大人] 5,000円
Mサイズ製版券&スペシャルインク付き
[大学生・高校生] 3,000円
Mサイズ製版券付き
作業場の利用方法
STEP1. まずは、ご予約・ご来店
左奥の受付でご予約の名前をお伝えください。ご予約はお電話(03-6718-4522)、またはフォームよりお願いします。
SURUTOCOでは、親切なスタッフが1から刷り方をレクチャーしてくれるので、初めての方でも安心ですよ。
STEP2. 製版サイズ・素材・インクを決める
製版の際、適したメッシュ数、サイズを選ぶために使う素材・インクを選びます。
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シルクスクリーン製版料金
XS 80×200mm 800円
S 200×200mm 1100円
M 290×200mm 1600円
L 450×200mm 2200円
プチ大判 280×280mm 1900円
大判 320×440mm 2200円
超大判 420×620mm 3000円
※製版のみだとご利用できません。
※プチ大判・超大判は店頭のみの製版サービスです。
※表記価格は税込み価格です。
シルクスクリーンメッシュ
70メッシュ
粘度の高いインク、粒子の粗いインクにおすすめ。金、銀、銅インク、KOTTERIインク、ホットバインダー、もこもこインクなど。紙に刷る際は目が粗いため、網目が出ることがあります。布〇、紙△。
120メッシュ
SURIMACCAインクにおすすめ。細かい図案・紙への印刷におすすめ。粘度の高い・粒子の粗いインクだと目詰まりしやすくなります。布〇、紙〇。
200メッシュ
金属に印刷する電解マーキング印刷用です。(ワークスペースで利用可)。通常のインクは粘度が高いので、200メッシュには適していません。
STEP3. 原稿を描く
決めた製版サイズに入るよう、刷りたい絵を描きます。もちろん、データ・紙原稿のお持込みも可能。原稿は黒1色ではっきりとした線で描きましょう。データお持込の方は、USBメモリー等に入れてスタッフへお渡しください。※ai / psd / jpg / pdf 対応
今回は、サコッシュ(本体/約300×230mm)に印刷したいので、製版サイズはS(200×200mm)を選び、原稿はIllustratorデータを用意し、USBを持参しました。インクは、銅、ネイビー、グレーを選びました。
その場で描いた絵を紙原稿と使用してもOKです!
シルクスクリーンの作業場ではSURIMACCAをレンタルしています。インクなど、消耗品は別途ご購入ください。
STEP4. 製版する
絵を描き上げたらスタッフへお渡しください。製版していきます。デジタル製版なので5~10分程度でできます。
今回、銅インクを使うため、70メッシュを選びました。ちゃんとブルドッグの絵が浮かび上がってますね。
STEP5. 版を貼る
製版ができたら、フレームに版を貼っていきます。はじめての方はスタッフが貼り方をレクチャーしてくれるのでご安心を。シルクスクリーンの大事なポイントは、刷る前のセッティングが7割、刷ることが2割、乾燥が1割と言われているそうで、セッティングを怠ると失敗に繋がるそう(笑)。セッティングさえきちんとできれば、成功間違いなし!
SURIMACCA 版の張り方
網戸を張る要領で溝にはめ込んでいけば、きれいにピンと張れます。
余ったゴムは、折り返して溝に入れてしまいましょう。1本でも版は張れますが、もう1本ゴムを入れると版に強度が出て作業中にゆるんできにくくなります。2本目は、いきなりローラーを使ってOK。真ん中から角に向かって押し込みましょう。
枠からはみ出した余分な版は、ハサミでカットします。
コーナーパーツに「浮かしパーツ」取り付けると、刷る物と版に隙間ができて刷りやすくなります。
金、銀、銅インクの場合は、「クリーナー」できれいに製版のゴミを除去する必要があるため、この工程のときはスタッフに声をかけましょう。スタッフがきれいに除去してくれますよ。
STEP6. 刷る
準備が整ったら、シルクスクリーン本番!あとはどんどん刷っていきます。この時に素材・インクを足したりできます。わからないことは近くのスタッフに聞いてください。
POINT フレームの上下どちらか押さえると、しっかり固定されて印刷しやすいですよ。
刷り終わった版を見て、ほっこり。
刷れました~!サコッシュに馴染む色に印刷できました!銅インク、かなりいい色で気に入りました!
試しに黒い紙に印刷してみたら、ハッキリ印刷できました!銅インクいいですなぁ。
ネイビーのインクで刷ってみたら、ハッキリ印刷されて、また違った印象になりました。
POINT 刷る前に台紙を中に入れることで、刷る面が平らになりキレイに印刷できますよ。
STEP7. 仕上げ・乾かす・片付け
刷り終わったら、アイロン・ドライヤーを使って、乾かしていきます。また、使った道具類は洗って元の場所へ戻してください。
今回刷ったサコッシュは、新年のあいさつに添える贈り物の「お年賀」として、友人にプレゼントする予定です。オリジナルグッズをつくりたい人、大切な方へのプレゼントをつくりたい人におすすめです。シルクスクリーンで刷れる素材がたくさんあるので、何にしようか迷ってしまいそうですね。
インクの色を変えたいときは、水道で版を水洗いし、乾かしてから、再びプリントしましょう。
STEP8. お会計
お会計は最後にまとめてお願いします。
シルクスクリーン以外にもつくれるものがありました!
缶バッチマシンで自分だけのグッズを作ろう!
缶バッチマシンは1日利用料フリー。サイズは、小丸(32mm)、大丸(44mm)、四角(37×37mm)の3種類で、各サイズ1個100円でつくれます。
電解マーキング印刷機を使うと金属にだって印刷できる!
シルクスクリーンの版(メッシュ)を使って、電気を通しながら、金属に印刷をする方法です。インクを使わず、電解液という液体での印刷なので、インクを使うシルクスクリーンより気軽にできます!
電気を通す金属には印刷が可能ですが、推奨素材は、ステンレスです。素材のお持ち込みもOK。
今後は、壁で展示したり、ワークショップをしたり、大阪のお店ではできないことに挑戦していくそう。これから、どんな企画が登場するのか、今からとても楽しみです。ものづくりが好きな方は、ぜひ遊びに行ってみてください。
SURUTOCO(スルトコ)
営業時間:10:30-18:30
東京都豊島区高田1-16-11
TEL: 03-6718-4522 FAX: 03-6718-4523
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※エレベータはございません。作業場ご利用時には階段をご利用ください。
※駐車場はございません。近隣のコインパーキングをご利用ください。
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