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D&DEPARTMENT が提案する、新しい旅のスタイル。佐賀から始まる「シェアトラベル」とは? VOL.2
シェアトラベル「佐賀のロングライフデザイン定番旅」のツアーレポート・1日目
こんにちは。SUZUKIです。
前回ご紹介した「D&DEPARTMENTが提案する、新しい旅のスタイル。佐賀から始まるシェアトラベルとは? VOL.1」は読んでいただけましたか?
シェアトラベルとは、D&DEPARTMENT が発行するデザイントラベルガイド d design travel の取材で選び抜いたスポットを、チャータータクシーで2〜8人でまわる少人数制のツアーです。団体のツアーでは立ち寄れない小さなお店や、地元の人が日常的に利用している場所を巡り、その土地の魅力を深く知ることができる内容になっています。
では、コンセプトは面白いけれど、実際のところどうなのかな?と思っているかたに向けて、私が実際に参加してきたツアー「TOUR 01 佐賀のロングライフデザイン定番旅」の様子をお届けしたいと思います。
では、さっそく出発です!
1日目。羽田空港から九州佐賀国際空港へ。赤い旗を持ったタクシーのドライバーさんがお出迎えしてくれます。
(イメージ)
今回は8人乗りのワゴンタクシーで移動しました。車内では、d design travel編集長であるナガオカケンメイさんの音声が流れ、次に立ち寄る場所の説明をしてくれます。
タクシードライバーは地元の人。佐賀弁の混じる軽妙なトークで旅を盛り上げてくれます。このような交流も、少人数のツアーならではですよね。
さてさて、佐賀の旅の始まりです!
井手ちゃんぽん
この日、まず最初に向かったのは地元の人も観光客もこぞって通う名店、井手ちゃんぽん。
きりりとした文字で書かれたメニューを見ると、俄然食欲が湧いてきます。
このツアーには決められたメニューはなく、各自好きなものを注文します。私は定番の「チャンポン」を。中には「チャンポン野菜大盛り」をオーダーした人も居て、そのボリュームに嬉しい悲鳴を上げていました。
カウンター席に座ると、チャンポンが作られていく過程を見渡すことができ、期待が高まります。
普通のチャンポンでもこのボリューム。山のように盛られた野菜の食感と、スープ絡まる太めの麺がたまりません。やはり食べ物の力はすごいですね。立ち寄りスポットの1つめで、さっそく佐賀の魅力に取り付かれてしまいました…
レジ横に可愛らしいおにぎりを発見しましたが、満腹のため断念。食べ終わったら、各自で支払いをしてお店を出ます。お腹いっぱい、幸せな気分でタクシーに乗り込みます。
武雄市図書館・歴史資料館
続いて向かったのは、武雄市図書館。旧図書館の建築を生かして、2013年4月に新装オープンしました。
広々とした空間には蔦屋書店とスターバックスコーヒーが併設され、のんびり過ごせる場所として地元の人から愛されています。こんな素敵な図書館があるなんて、武雄の人たちが羨ましい…
武雄神社
図書館のすぐ近くに聳えるのは、標高207mの御船山。その麓には武雄神社があります。道路の左にある土の道は、毎年10月に開催される流鏑馬のための道なんだそう。
味わいのある鳥居をくぐり…
本殿にお参り。
さらに先へ進むと、樹齢3000年以上の大楠がお目見え。なんだか神聖な空気に包まれ、巨木に神様が宿ると言われる意味を感じられたように思います。
武雄温泉
ランチと散策を楽しんだ後は、1300年の歴史ある武雄温泉へ。泉質はさまざまな成分が程よく入った弱アルカリ単純泉。保温性に優れ、肌になじんでしっとりすることから、昔から美人の湯と呼ばれているそうです。
武雄温泉には様々な立ち寄り湯がありますが、このツアーでは高い天井と広い浴槽で情緒漂う「元湯」に入りました。現在使用されている温泉施設の建物としては、日本最古のもの(明治9年に建築)なんだそう。ぬる湯とあつ湯があるので、お好みのほうを。
温泉を出たら、武雄温泉の歴史を少々。
武雄温泉新館は平成15年に復元工事が完成し、大正初期に建てられた当時の華麗な姿で再現されました。当時の大衆浴場の様子が見学でき、陶芸教室や資料館も併設されています。
中に入ると、素敵な湯船が…!温泉マークの看板(?)もかわいいです。
シックな色合いのタイルも良いですね〜。家にこんなお風呂が作れたら…
志田焼の里博物館
志田焼は幕末~明治初期に塩田地区で作られた焼物のこと。シオタが訛って、シダになったそうです。
志田焼の里博物館は、焼物が出来上がる全工程を⾒せる、工場跡ミュージアムです。圧倒的物量を誇る展示品は、レプリカはなく全て本物。当時使われていた機械や道具、窯をそのまま残した、非常に珍しい博物館です。
陶石(陶器を作る土の原料)を粉砕する機械。
石膏の型がずらり。雑巾や細かな道具も置かれているため、今でも稼働しているのかな?と錯覚してしまいます。
マシンガントークが病み付きになってしまう、館長の青木さん。志田焼の歴史をたっぷりと教えてくださいました。
棚にぽつんと置かれていた釉薬(ゆうやく)の試作までもが、なんだかかわいい。色々なものを見て、ものづくり欲が刺激されます。
大正屋
このツアーでとても楽しみにしていたのが、嬉野温泉にある大正屋。
建築家の故・吉村順三氏が改修設計を手がけたことで知られる名宿です。
このお宿、ロビーがとってもモダンで素敵なんです。縞柄の絨毯に、黄色いソファ。大きな窓越しには緑が。
部屋は広々として明るく、置いてある家具それぞれにこだわりが感じられます。
お部屋に置いてあるもの全てが可愛くて、ついつい撮影…。こうゆう細かいところへの気遣い、女性にとっては嬉しいポイントですよね。
食事をいただいた後は、本日二度目の温泉へ。粋な浴衣に着替えてこの日を締めくくりました。
おいしいものをたくさん食べ、素敵なものをたくさん見ることができた1日目。大満足のSUZUKIです。
2日目の様子は、VOL.3に続きます!お楽しみに〜
d tour share travel
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●井手ちゃんぽん
住所:〒849-2201 佐賀県武雄市北方町志久1928
TEL:0954-36-2047
営業時間:10:30~21:00(オーダーストップは20:30)
定休日:水曜日(水曜日が祝日の場合は翌木曜日)、年末年始(12月31日・1月1日・1月2日)
http://www.ide-chanpon.co.jp/index.html
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●武雄市図書館・歴史資料館
住所:〒843-0022 佐賀県武雄市武雄町大字武雄5304-1
TEL:0954-20-0222
開館時間:9:00〜21:00(年中無休)
https://www.epochal.city.takeo.lg.jp/winj/opac/top.do
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●武雄神社
住所:〒843-0022 佐賀県武雄市武雄町大字武雄5335
TEL:0954-22-2976
http://takeo-jinjya.jp/
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●武雄温泉(元湯)
住所:〒843-0022 佐賀県武雄市武雄町大字武雄7425
TEL:0954-23-2001
営業時間:6:30~24:00(受付は1時間前まで)
入浴料金:大人400円、小人(3才~小学生)200円
http://www.takeo-kk.net/spa/001331.php
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●志田焼の里博物館
住所:〒849-1402 佐賀県嬉野市塩田町大字久間乙3073
TEL:0954-66-4640
開館時間:9:00〜17:00
休館日: 水曜日、年末・年始
観覧料:大人300円(団体20名から200円)、小人150円(団体20名から100円)
http://www.shidayaki-museum.com/
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●大正屋
住所:〒843-0301 佐賀県嬉野市嬉野町下宿乙2276-1
TEL:0954-42-1170
宿泊料金:1泊2食付き1名19,000円〜(2名利用時)
http://www.taishoya.com/
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