TABERU COFFEE 珈琲最中

希少な“白小豆”の美味しさを引き立たせる、コーヒーとマスカルポーネの組み合わせ。

こんにちは、シオリです。
最近、日に日に和菓子が好きになっている私ですが、故郷である静岡県沼津市で、これまで見たことのない素敵なお菓子に出会ったのでご紹介したいと思います。

TABERU COFFEE 珈琲最中
こちらは、その名も「TABERU COFFEE 珈琲最中」。コーヒーのペーパーカップを模した形が、かわいいですよね!

TABERU COFFEEは、名前からも想像できる通り、コーヒーを練り込んだもなか生地に上質な北海道産の白小豆(しろしょうず)とマスカルポーネを合わせた餡を挟んでいただく、これまでにないお菓子。和菓子にコーヒー?マスカルポーネ?と思う方もいるかもしれませんが、一口食べてみると、そのバランスの取れた美味しさにびっくりします。

貴重な十勝産の白小豆の美味しさを伝える

TABERU COFFEE 珈琲最中
そんな新しいお菓子とも言えるTABERU COFFEE。大正13年に東京・王子にて暖簾を分け、沼津市に移り駿河の国を代表する菓舗として創業から90余年となる老舗・いせや本店の四代店主が、白小豆の存在、美味しさを伝えたいという想いから、それを実現するお菓子を作ろうと取り組み、生まれたお菓子なんです。

和菓子屋さんで白餡というと、手亡(白いんげん豆)が使われることが多いそう。それに比べ、TABERU COFFEEの餡に使われているのは白小豆。あまり聞いたことのない方も多いかもしれませんが、栽培が大変難しく高価で、希少な素材なんだとか。

白小豆の産地は、日本一良質な小豆が生産されている北海道・十勝地区。十勝の農業は今や日本でも有数のものとなっていますが、時間をさかのぼると明治初期に静岡藩から入植したことがきっかけで、農地としての開拓が進んでいったという歴史があるそう。遠い北海道と静岡ですが、そんな繋がりがあったのですね。

希少な素材を使うことでその存在を伝え、歴史に思いを馳せることで産地とつくり手をつなぐ。TABERU COFFEEは、そんな物語を感じさせてくれるお菓子でもあるんです。

厳選されたコーヒー豆を使った、香り高いもなか生地。

TABERU COFFEE 珈琲最中
餡に合わせるもなか生地は、ほんのりとコーヒーの香りが広がります。こちらに使われているコーヒーは、三軒茶屋のOBSCURA COFFEE ROASTERSのセレクト。厳選された素材の中からブラジル産の豆を丁寧に焙煎し、さらに細かく細かく、グラインドしたものを使用しているそう。

そうして作られたTABERU COFFEEは、味の素AGF株式会社主催の「珈琲♡和菓子アワード2017」にて大賞を受賞しています。

ギフトにしたくなるパッケージデザイン

TABERU COFFEE 珈琲最中
TABERU COFFEEは、単品パッケージの他に、ご自分で餡を詰めてサクサクの最中を楽しめるギフトパッケージがあります。シンプルだけど開けるワクワク感もある素敵なパッケージなので、誰かに贈りたくなります。この時期、チョコが苦手な方へのバレンタインにも喜ばれそうです!

いせや本店はTABERU COFFEE以外にも、創業以来の代表銘菓「平作もなか」や、朝霧乳業のアイスをつかった「アイスモナカ」など、おすすめしたいものがたくさん。沼津に訪れた際には、ぜひ立ち寄っていただきたいと思います。

また、お店のWEBサイトも、和菓子のことはもちろん、季節やデザインなどにも触れている店主のコラムなどもあり素敵ですよ。新たな取り組みを柔軟に取り入れ、発信していくいせや本店。これからも引き続き目が離せません。

    TABERU COFFEE 珈琲最中

    価格:
    ・単品パッケージ 300円(税込)
    ・ギフトパッケージ(珈琲生地3組、白小豆餡瓶詰め1瓶) 1,400円(税込)