台湾と日本をつなぐ、ZINEの交流イベントで見つけたおもしろいアイデアのZINEたち

日本と台湾をつなぐ、ZINEの交流イベントで見つけたおもしろいアイデアのZINEたち

想像を超えた形のZINEが並んだイベント「ZINE DAY TAIWAN」!

こんにちは、橋本香です。先日台湾で地震が発生した際に、日本では台湾を支援する声が高まったり、またこれまでには台湾からの日本の地震復興への支援など、日本と台湾は本当に近くてつながりが深いと感じます。そんな台湾で、昨年2月に開催されたZINEのイベント「ZINE DAY TAIWAN」で出会ったZINEの数々を紹介します。このイベントは元々日本からの企画・主催で、日本人の出店者と台湾人の出店者、お客さんをZINEがつなぐという楽しいイベントで、今年3月には嬉しいことに第2回が開催されます。

1. 食べるZINE? ガムのパッケージZINE『霊魂口香糖』

これはZINEなんだろうか？初めてこのガムのZINEを見たとき、最初はZINEだと思わず、食べることができるのですか？と質問してしまいました。出店者さんに詳しく聞くと、写真をガムのカバーに印刷したZINEとのこと。とはいえ、中身が全く見えないこのZINE、勇気をだして購入しました。
食べるZINE? ガムのパッケージZINE『霊魂口香糖』
こんな面白いアイデア！本当にびっくりです。勿論ガムの形のZINEを見たのは初めて！なんだかもったいなくてしばらく開けることができませんでした。

中は、６枚のチューイングガム。実際にガムも入っています。

ガムには、台湾らしいツボのような絵の描かれた写真、ガムの側面には原材料なども細かく書かれていて、知らなかったら、ガムと思ってしまうくらい凝っています。原料は「霊魂」作者は麻石さん。

食べるZINE? ガムのパッケージZINE『霊魂口香糖』

2. 音楽が入ったZINE『音楽図鑑』

台湾のイラストレーターshihoさんのZINE。日本の80年代のイラストレーションが好きで、音楽をテーマに、妄想のCDジャケットを描いたイラスト集ZINEです。デザインとイラストのクオリティが高いこのZINEの面白いところは、イラストのページについているQRコードをスキャンすると音楽が聞こえるんです！ZINEと音楽が融合するなんて、なんて面白いアイデア！shihoさんは、いま日本でもイラストレーターとして活躍しています。
音楽が入ったZINE『音楽図鑑』

すべて日本語と中国語が書かれているので、中国語がわからなくても楽しみやすいですね。

この「SCAN」「LISTEN」マークもかわいい！

3. 紙や小物、マテリアルに遊び心がはいったZINE『TUrE LOVe』

3つめに紹介するZINEは、紙や小物が凝っているZINE。一見普通に見えるZINE。表紙には割りピンが使われていて、これが薄いトレーシングペーパーが開いてしまわないようになっています。この小物使い、思わず真似したくなる使い方ですね。
紙や小物、マテリアルに遊び心がはいったZINE『TUrE LOVe』

紙や小物、マテリアルに遊び心がはいったZINE『TUrE LOVe』

表紙は、布のような表情をした紙。まるで布に印刷しているように見えるんです。

中の紙も個性的な紙ばかりで、作者のイラストレーターNiteさんの絵に、いい表情を加えている気がしました。

4. バッグから出てくるグッズにわくわくするZINE『SHAPES』

このZINEは、大きなサイズから小さなサイズまで、２冊のZINE、ポストカードサイズのものや、ステッカーまで入っていて、ワクワクするZINEです。
バッグから出てくるグッズにわくわくするZINE『SHAPES』

バッグから出てくるグッズにわくわくするZINE『SHAPES』

2つのサイズのZINEは、クレヨンか、パステルで描いた様な図形がデザインされたページがカラフルに並んでいます。ひとつのバッグに、いろんなものが入っているだけで、開けてみたくなるんだと感じました！

バッグから出てくるグッズにわくわくするZINE『SHAPES』
今回紹介した4冊のアイディアには驚きです。「ZINE DAY TAIWAN 2」は、今年の3月3日、4日の2日間開催されます。1日40組近い台湾と日本の作家さんが出店し、また、出店以外にも日本からZINEだけの参加もあるようで、第2回目も盛り上がりそうです！ ZINEやアートを通じて、現地の人との交流ができるイベントなので、気軽に覗いてみてください！