Tokyo Eatrip

歩くたびに東京が好きになる、食のガイドブック。

こんにちは、箱庭編集部 moです。
今週末の読みたい本でご紹介するのは『Tokyo Eatrip(トーキョー・イートリップ)』です。
本書は、フードディレクター野村友里さんが東京の食を案内する1冊。東京で生まれ育ち、原宿にrestaurant eatripを構える野村さんの視点で、渋谷、銀座、浅草、六本木、西荻窪…など、東西南北の東京のお店が紹介されています。

特別な日に大切な人と一緒に行きたいお店から、思い立って明日のランチに利用できるようなお店まで、幅広いお店が掲載されているので、東京に暮らす方にも、旅行で東京に訪れる人にも楽しめる1冊となっています。

Tokyo Eatrip
また本書はトラベルカルチャー雑誌「TRANSIT」が編集、紙版ではデザイナーの平林奈緒美さんが装丁を手がけていることから、書籍のデザインも素敵なんです。一見ガイドブックに見えない洋書や辞書のような顔立ちで、街中でも開きやすくお部屋にも長く置いておきたくなるような1冊です。
よく目にする食の本とは一味ちがう、オシャレな“食の辞典”のようなガイドブック。早速中をのぞいてみましょう〜!

思わず足を運びたくなる57軒のごはんやさん

Tokyo Eatrip
まずは、「野村友里が案内するごはんやさん GUIDE」が全57 軒紹介されています。
“Central West”、“Central East”、“Central”、“Other”とエリア別に野村さんオススメのお店をチェックできるので気になるエリアからお店を探すのにも便利。また日本語に加え、外国の方にも手にとってほしいと、全体を通して英訳付きの仕様に。まるで洋書のガイドブックのようなあしらいになっています。

Tokyo Eatrip
Tokyo Eatrip
各店の紹介では、“日本の旬を味わうために、渋谷に着いたら、まず行くべき店”など、思わず心を掴まれるキャッチーな見出しと、お店の空気感が伝わってくるような店内や料理の写真で、スッとどんなお店なのかイメージが湧いてきます。それぞれのページで価格帯やクレジットカードの使用可否、英語対応のあるお店かなど、自分がお店に行く時に気になる点¬¬がしっかりおさえられているのもポイント。
読んでいるうちに「ここ、あの人が気に入りそうだな〜」なんて、すっかり野村さんのおすすめするお店が気になってしょうがなくなります(笑)。

Tokyo Eatrip
また、ごはんやさんの紹介だけでなく「食 +αで巡る東京街歩きMAP」が、14 エリア168 スポット紹介されています。コーヒースタンドやミュージックバー、雑貨屋さんなどおすすめのスポットがエリアごとに載っているので、ごはんやさんに足を運んだついでに周辺を散策できるのも嬉しいです。

今更聞けない、日本食文化の知識も分かる!

また個人的に気になったコンテンツが「保存版 日本の食文化を知るCOLUM」。寿司屋、蕎麦屋、和食のマナー、日本の調理道具、和食の用語辞典 etc…と、外食時に知っておくと助かるお役立ち情報がコラムにまとめられています。

Tokyo Eatrip
こちらは「蕎麦を楽しむための9つの基本」のコラムです。“ワサビは茎側を下にして反時計回りに削る”や“少しずつ食べる。目安は一度に6本程度”など、写真付きでわかりやすく解説。

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こちらは魚介類の旬カレンダー。食べたい魚があれば、この旬の時期に行こう〜!なんて計画も立てやすくなるかも。

コラムを読んでいると「えっそうだったの?!」とわたしも知らない知識が色々あり、おもしろかったです!海外の方にはもちろん、日本人のわたしたちも改めて知っておくと便利な情報ばかり。まさに“保存版”なコンテンツとなっていました。

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このほか「元シェ・パニースのオーナーシェフと野村さんの対談」など、ごはんやさんのガイドだけではない、読み応えのある1冊となっています。

今回ご紹介したのはほんの一部。どこもかしこも本当に気になるごはんやさんばかりでした〜!
気になった方は是非本書を手にとって、東京街歩きの参考にしてみてくださいね。

    Tokyo Eatrip


    編集:TRANSIT編集部
    サイズ:A5 変形(ハンドブックサイズ)
    値段:2950円(税抜)
    発行:euphoria factory co., ltd.
    発売:講談社